APIA(アピア)のルアー『パンチライン』は、分類としてはシンキングペンシル。
でも使うと”水面直下を泳ぐバイブレーションもどき”の感触がする。
フォルムも多様で細身からごん太もあり、
重さもあって風が強かったり波が高めの時には、しっかり水を掴んで泳いでくれます。
巻く感触があるので、シンペンが苦手な人でも使い勝手がいいルアーです。
この記事のまとめ
APIAのルアー「パンチライン」は、シンキングペンシルの分類ながら、バイブレーションのような感触を持つ使い勝手の良いルアーです。形状や重さのバリエーションが豊富で、風や波が強い状況でもしっかり水を掴んで泳ぎます。種類は「Slim90」「マッスル95」など多岐にわたり、飛距離も50~100mと優れています。泳ぎのアクションが派手で、高活性時に効果を発揮し、水面下を逃げる小魚に見えるため釣果が期待できます。用途に合わせてサイズを選ぶことで、ライトタックルからビッグベイト用まで幅広く対応可能です。特に「80サイズ」は万能で、シーバスからロックフィッシュまで対応可能。「130サイズ」はサーフや磯での使用に最適です。カラーバリエーションも豊富で、ナイトフィッシングやベイトがイワシの時に効果的です。
種類が多く選ぶのに困る「パンチライン」
パンチラインの種類は、細いSlimに通常の物、それより太いマッスルがある。
長さと合わせて
- 「40or60」
- 「80/マッスル」
- 「Slim90」
- 「95/マッスル」
- 「130」
があり、水面下のイワシやイナッコにマッチする大きさが多い。
飛距離は概ね”同型より飛ぶほう”。
数値でいえば「50~100m」をカバーしてくれる。
パンチラインはフロントアイがある前面が平らな形状で、ここで水を噛むため、手元に泳ぐ感触が届いてきやすい。
通常はふらふらと弱いスラロームで、早巻きならウォブンロールに近い泳ぎをする。
シンペンにしては泳ぎのアクションが派手なほうです。
巻きで使うシンペンの真骨頂
──ほとんどのルアーは巻くのが前提ですけど、シンキングペンシルはリップがないため、弱いローリングで泳ぎやすい。
あまり動かないから低活性やスレに強いのがメリット。逆に高活性な時合では、動きの遅さでチャンスを逃しやすいのが難点。
パンチラインは”動くシンペン”なので、高活性時に真価を発揮するタイプ。
比重があっても水を受けて浮き上がりやすく、水面下を維持するリトリーブなら、逃げているイワシに見えやすい。
どちらかといえばシャロー向けで、潮流や河川など均一の流れの中で、ドリフトアクションで食わせることに向いています。
ノンリップにありがちの「スィー…」という感じではなく、若干「ブルブル」手元に来る感触は、ある程度ハードなティップでも掴みやすい。フォールのローリングも馬鹿に出来ないので、岸壁に落としてフリーフォールさせるのも悪くない。
なのでシンペンというより、それとバイブレーションの中間点のような物に感じる。
パンチラインの種類による使い所
釣れる人気ルアーの宿命として、種類多すぎ問題があります。
パンチラインもその例に漏れませんが、それぞれ向いている対象魚は存在します。
最小の「45/60サイズ」
最小の「45/60サイズ」はもちろんライトルアー用。
メバルなどロックフィッシュ相手がメインですが、アジサバなど小型でも遊べます。
スタンダードな「80サイズ」
スタンダードな「80サイズ」は万能さがウリ。
重量バランスもよく飛距離も安定するため、ショアキャスティングで困ることは特にないでしょう。
魚がつかない時の「スリム(Slim)90」
魚はいるけど、どうしても食ってくれない時は「スリム(Slim)90」を。
水温が下がりやすい晩秋のシーバスナイトで活躍してくれます。
外洋向けの「95サイズ」
「95サイズ」は外洋向け。
磯やサーフで使うに十分なスペック。
それなりのタックルなら80mは飛ぶので、湖のデカトラウト相手でも使えるレベル。
ビッグベイト用の「130」
最後に最大サイズの「130」はビッグベイト用。
ぶっちゃけ”かっ飛び棒”の後追いだけど、
こちらは細身で安定したローリングアクションが要だから、サヨリパターンに使えるルアーですね。
主戦場に合わせたパンチラインの選びかた
- シーバス向けタックルを常用して、「どこでも使いたい!」を選ぶなら80サイズ。
- ソリッドなロッドで感度重視なら、60サイズのほうがチャンスは増えるかも。
- サーフと磯なら、マッスルか130を持っていれば困ることはないかと。
60~80サイズはライトタックルからシーバスタックル向けです。
パンチラインはクリアカラーが多いのが嬉しい。
ナイトで効果を発揮するし、ベイトがイワシの時はマッチしやすい。
130サイズは36gあるので、サーフか磯で使うロッドなら無難に使えますね。
カラー選択は、サーフなら派手さ優先、磯なら黒に近いナチュラルで。
派手派手。
それぞれ背景色とのコントラストを考えると、それが一番ベターになります。