【うなぎ大量】ウナギたちが日本に戻ってきた

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今期(19年12月~)のシラスウナギ漁がすこぶる好調らしい。前期を抜けた時点で、不漁で嘆いた昨年の’総水揚げ’より10倍以上! 全国的に捕れすぎな傾向で、すでに漁獲枠を使い切った組合も多い。うははー! 笑いが止まらないぜ!!

しかし「池入れ総量」が決められているため、ふと気付いて真顔になる業者も多そう。

ウナギたちが日本に戻ってきた

前年から続くシラスウナギ漁が好漁です。知っての通り、ウナギは不漁が数年も続いており、価格は高騰を続け、市民の味から離れていました。絶滅危惧入りしたことが追い打ちとなり、多くの業者も倒れたことは記憶に新しい……。

しかし事態は好転する。

ウナギ稚魚漁、3年ぶり出足好調 店頭価格波及まだ - 日本経済新聞
ニホンウナギの稚魚、シラスウナギの漁獲が好調だ。2019年12月に解禁された今シーズンの水揚げは、1カ月半で5トン強と早くも前シーズン(2018年12月~19年5月)の3.7トンを超えた。中国など東アジア全体で好漁だ。ウナギは2年連続の厳しい不漁による品薄で高根の花になっている。店頭の価格が下がるには順調な漁獲が続く必...

かつてない暖冬で「地球やばくね?」が危惧される中、なぜか全国的にシラスウナギが好漁になっている。主に採捕している太平洋側の業者団体は、軒並み前年度の総水揚げを超えそうなペースで捕れており、ウナギの流通量も増えて価格が下がり、消費増になることが期待されている。

──それはいいんだけど、なぜ豊漁なのか、誰にもわからない

豊漁で調子に乗るか、制限を継続して様子を見るか

今年の豊漁は、そもそも何が要因なのでしょう。

誰もが考えるのが「産卵個体数の増殖」。これは続けてきた資源保護が実った結果といえます。母体が増えれば産卵数も増えるし、シラスウナギが多く訪れるのも当然ではないか? と考えるのが自然。

もうひとつに「日本に近づく海流などの環境が最適だった可能性」も考えられます。世界中で記録的な暖冬で水温も上がり、普段捕れていた魚たちを見かけなくなり、「あれが捕れないこれが捕れない」のニュースが続く昨今……。唯一の希望、ともいえるのがシラスウナギの豊漁。「むしろ今まで寒すぎたのか?」と考えられなくもないですね。

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……で、過去の日本(バブル期)なら、「捕れるだけ捕る!」の方向性を貫いて同じ歴史を繰り返していたと思います。

近年は特にマグロとウナギの資源管理について注視されています。シラスウナギの水揚げは、規定枠をそうそうに使い切り、組合が連携して自主的な休漁を行っている所も。

ウナギは水揚げ漁の計算が少し特殊で、養殖業者に割り当てられた「池入れ数」しか育成→出荷ができません。シラスが100捕れても池入れが50なら、余りの50は他所へ売るかリリースになります。全国の養鰻業者ごとに池入れ数が定められており、水産庁はそれだけ管理すれば、資源保護に繋がると考えているし、何より楽です。

まあいちいち小さい透明な魚を1匹ずつ数えるのは無駄ですし、しょせん自己申告なのでガバは残ります。池入れ数さえわかれば、見込み成長率(生存)から出荷時の総重量で「嘘の報告」はある程度わかりやすい。税金の申告漏れみたいなものですね。

適正価格を正すのも資源管理の重要な要素

COVID-19によるマスク転売の話題は誰もが知っているでしょう。

需要が高いほどオークションも高値がつくように、需要高の商品は適正価格を超えることがあります。マスクの転売は需要が高い状況で買い占めが横行しつつ、「マスクしないと死ぬ」レベルの勘違いも後押しして、バカげた値段でも売れました。生命が関わっているからこその異常な吊り上げでしょう。

市場に物が溢れると、買う人が居なくなり値段を下げて在庫を捌かないと、債権を抱えることと同義になります。逆に物が少なくなれば、プレミアがついて価格を上げても買われるし、顧客層同士の取引でさらに倍になることも。ウナギも同じことで、大漁になるほど市場は捌ききれなくなり、価格は下落するようになります。でも生鮮食品は腐るし消費期限があるため、在庫が多くなるとその分は食品ロスになります

https://www.kochinews.co.jp/article/344133/

安くなれば一時的に消費は増えるだろうけど、それが常に右肩成長を続けることはありません

マスクだってパンデミックが終息して、花粉症が終わり、生産体制が世界で整えば物が溢れ、転売ヤーは在庫を抱いて死ぬだけです。まあ緊急措置法で転売が禁止されるため、すでに死に体ですけど。

養鰻業者も現在の事業者数と、池入れ数で維持できているわけです。シラスウナギの仕入れ価格が下落すれば、新たな参入もあるでしょうけど、今以上の需要を市場が求めているかは別の話。今1尾1900円くらいですが、1600円になったら年数回が月数回に変わるかは未知数ですね。

需要を見誤ってロスが増えたり、池入れを増やしてまた水揚げが減ったなら、水産庁のガバ管理が確定するだけなので、生暖かく動向を見守ることにしましょう。

20年の土用は「ウナギを食べて東京五輪を応援しよう!」といいそう

ウナギの栄養価は高く、夏バテ防止で食べる文化が根付いています。

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うなぎ料理は浜松にあるうなぎ料理専門店のうな天で!鰻の本場、浜松の「うな天」では活きた鰻をその場で調理し、自家製秘伝のタレで美味しく香ばしく焼き上げます!浜松にお越しの節は是非お立ち寄り下さい!鰻の地方発送あり!

ちなみに20年の土用丑の日は「7月21日」で、東京オリンピックは「7月24日」開催。……微妙に食い違っていますね。開催が危ぶまれていますが、日本国内はともかく、諸外国の拡散っぷりがパナいので、それが6月までに終息しないと危ないかもね。

ここは「延期したらどうだい?」の話に乗り、猛暑対策を全てゼロにする秋開催でいいのでは?

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