炎天下で魚の鮮度を保つには、クーラーボックスが最善の方法。
しかし、
サーフルアーなりウェーディングに限定すると、クーラーボックスは持ち歩くのが困難。
真夏の炎天下……釣れた魚をクーラーなしで、どう美味しく持ち帰るべきか。
サーフでできる方法をまとめてみました。
“この記事のまとめ”
炎天下での釣りで魚の鮮度を保つにはクーラーボックスが最善ですが、サーフやウェーディングでの釣りには持ち運びが困難です。この記事では、クーラーボックスが使えない場合の鮮度保持方法について説明しています。
最も簡単な方法はストリンガーを使うことですが、波打ち際で魚が砂を飲み込んで窒息するリスクがあります。ビニール袋に海水を入れて砂に埋める方法もありますが、真夏の炎天下では水温が上がり、魚が死んでしまうことがあります。袋状の網(潮干狩り袋など)に入れる方法もありますが、大型の魚には適していません。
クーラーボックスが最も効果的ですが、サーフルアー釣りでは持ち運びが面倒です。それでも、新鮮な刺身を食べたい場合には、アングラーが多少の苦労をしてでもクーラーボックスを持ち運ぶ価値があります。
真夏でもサーフで鮮度を保つキープ方法とは?
真夏のサーフで鮮度をキープをする方法はいくつかあります。どれを選ぶのも一長一短。
- ストリンガー
- ビニール袋
- 袋状の網
- クーラーボックス
下にいくほど鮮度はキープしやすいが、持ち物の面倒さが勝ってくる感じ。
ストリンガーを使うメリットとデメリット
ストリンガーはサーフのキープ方法で最も簡単な方法。
ベストのD管に繋げばいいし、その辺にある木の棒を砂にぶっさして結んでおくことも。
ただし、この方法で魚を活かすことは地味に難しい。
なぜなら、繋がれた魚は波打ち際にどうしても保管することになるため、巻き上げる砂をたらふく食べてしまい、窒息死しやすいから。
それを防ぐためには、ロープを長くすればいいけど、ロープが10m・20mと長くなるほど、ストリンガー自体がかさばるようになります。この方法だと木に結ぶのがマストですね。
そんなわけで、サーフで魚を活かすためにストリンガーを選択するのは、あんまり向いてませんね。
ただ、かさばらないし、方法のひとつとしては、全然あり。
熟練になると、「活かす必要はない」と割り切って、ベストのD管に魚をぶら下げたり、紐につないで”お散歩”します。複数枚下げていると他アングラーの威嚇にもなります。
ビニール袋に海水を入れて穴に埋める
ビニール袋に海水を入れて魚を活かし、砂に穴を掘って埋めておくのは、サーフルアーのキープで最もポピュラーな方法。
でも真夏の炎天下だと、埋めたビニール内の海水も熱くなるため、長時間釣りをしていると、魚が高温で息絶えることが多くなります。
波打ち際に近いほど地面は冷たくなりますが、潮汐と波次第では回収不可能になるリスクも。掘った穴が甘いとカラスなど鳥に狙われたりもします(経験アリ)。
──などの理由から、ビニール袋によるキープは夏を避けるべきかもしれない。
使うビニール袋は、サーフで釣れやすい魚の大きさだと、30L のゴミ袋が使いやすい。魚が釣れなくてもゴミを拾えば海岸清掃にもなります!
夏は保冷剤なり氷を持ち歩いて、袋に入れて活かすツワモノもいますね。
……それならクーラーボックス持ってくればよくないか?
袋状の網に入れる(潮干狩り袋など)
近年多くなったキープ方法はコレ。ただし網状の袋を探すのが難しかった。
「ドンゴロス」という麻袋が発売され、魚のキープに水が通りやすい袋が選ばれるように。この袋をストリンガーの紐で結んで使う。
ストリンガーとは違い、魚の口を傷つけないメリットがある。
難点は魚がデカすぎると入らないこと。
ちなみに遠州サーフでは、アサリを入れる潮干狩り袋の大きい番を使っている人もいる。
クーラーボックスを携行する
真夏で鮮度をキープするには、保冷剤を入れたクーラーボックスに勝る方法はない。
最大の障害は、ランガン主体なサーフルアーかつ砂浜にとって、クーラーボックスを持ち運びするのが面倒すぎること。
地面があれば役立つコロ付きも役立たないしね。
……それらの困難があっても、安心安全で新鮮な刺身を食べたいなら、アングラー側が多少の苦労をしてもいいと思う。
さらに鮮度を保ちたいアングラーに
でもね、世の中に見た目さえ気にしなければ、持ち運びやすくベストな保存方法があるんですよ。
それが、フィッシングキャリーバック。(魚を背負う形に。)
フィッシングキャリーバックは手提げが多いけど、背負えるタイプもあるんです。
これならブリでもキープできるね!
ただ・・見た目が・・。笑