台風接近時の避難手段に、よく「頑丈な建物に逃げる」という選択肢があがるけど、住む家が頑丈じゃないっぽい場合、どうしたらいいのだろうか……。
こういう時、近隣の頑丈なホテルに逃げ込める補助制度があったらいいなぁと思います。
今年はGoToトラベルで割引があるため、実際に補助制度があった場合を考えて、ホテルに避難しようと実行してみました。
台風10号の進路予想を見て日曜に泊まりを決めたマン
まだ熱低だった頃の台風10号の進路予想は、四国から近畿上陸ルート。
その時の天気図を見る限り、最大規模で東寄りに接近しても、高気圧ブロックで中心が紀伊半島か愛知のどこかになるだろうと予想。これは「私にとって最悪の想定」。
もしその通りになったら、静岡西部が暴風域に入ることは必然だろう。予想なら970~980hpaあたりで接近するため、まともに来ると一昨年の大停電よりヤバイことなりそう。
などと考えており、自宅に居るのが不安になっていた。
9/1に台風の進路予報を見て、日本に最接近する予想が「9/6(日)」にほぼ決まる。
進路は西寄りになっていき、沖縄と九州の間を通る9号と似た予想に固まる。これなら東海地方への影響は雨くらいになりそう。
”逃げる”必要はほぼ無くなった。でもどうせだからと、浜松市でUberEatsをやりたい。だから駅前のホテルを予約していた。
……だって初回利用クーポンはほぼ無料で利用できるんですよ。この波に乗らなきゃ!
台風対策は家の防御態勢をしっかりして頑丈な建物に避難するのがマスト
頑丈な建物って何だろうなぁと考えると、比較的新し目な鉄筋コンクリな建物じゃないかなと。イオンとか大型ショッピングモールとかいいよね。
とはいえ、完全に安全な建物はありません。自宅にとどまるよりは、避難指定区域の施設に避難するほうが得策かもしれません。
おそらく一番悩むのが、どのタイミングで避難を決めるか。
台風の進路が決定的になるのは上陸3日前くらいから。避難施設は前日か直前にならないと開設しませんが、近隣のホテルなら、当日か2日前からはキャンセルが多くなるし価格も低くなったりするので狙い所。
難点としては、近隣の店も閉まるため、ホテル内で食事がないと詰みやすいことと、進路次第では交通機関がマヒって帰れない可能性があること。
台風の被害が増えてから、ホテルへ避難する道もテレビで促されるようになりました。でもお金を払ってまで避難は……と感じてしまいます。
でも補助金があれば、積極的に利用するかもしれないし、ホテルの従業員もいっしょに避難しては? と思うわけです。
日本は建物が頑丈になりすぎて被害の感覚がマヒしてる
台風10号は「伊勢湾台風並」と例えられているけど、あの頃と現在では護岸整備に治水事業が全然違うし、建物も数々の大地震で設計が見直されてきたため、同じ規模でも影響力が断然違います。
前年の19号も「狩野川台風」と同等でしたが、人的・建物被害はおおよそ1/10以下に抑えられています。狩野川流域では、あの時を教訓に活かした狩野川放水路が機能することで、氾濫を抑えることが出来ていました。
今は情報が溢れる時代ですので、台風19号のニュースは当時、誰でも目にして耳にしたと思います。
それと過去の大災害の被害状況を照らし合わせると、数値上だけなら「大したことない」と思う人もいるかもしれない。伊勢湾台風は戦後最悪の被害を出した台風ですが、それと同等と予想される10号の結果によって、「言うほどすごくない」と楽観した考えの人も現れるのではないでしょうか。
昔より今の被害が少ないのは、これまでの悲劇を無くそうと尽力してきた方々の努力の結果です。他国と比べれば、それが尋常じゃないほど凄すぎるから、もうみんなマヒしている気がする。
それにしても、10日間で強烈な台風が2個直撃する予想の釜山は、大丈夫なのだろうか。
報道は韓国との経済なり政治の話題は大好きだけど、自然災害については全然入ってこないのよね。カネをくれる存在としてしか見ていないのかな?(ゲス)