あなたは天気予報で何で知ります?
TVニュースか新聞だけを利用しているなら、正直いって時間のムダですよ。それに何分かけて自分が居る場所の情報を知ることができます?
──えっ、5分もかかるの!?
スマホアプリなら「秒」で済むし「自動」にも出来るのに……。
TVニュースの天気予報枠は驚くほど短い
私がTVで天気予報を目にするのは、NHKの「ニュースウォッチ9(平日21:00~)」で、天気予報枠は21:45~の5分ほど。現在台風9号が居るので、番組冒頭でも予想進路なり過去の教訓から~の、沖縄の皆さん厳重警戒を怠らずに──とやりますが、合計で10分程度。
少なっ! 東京なら「自転車が倒れています!」で10分は使うぞ。
そう……1時間のニュース番組でも、天気予報はそのうち10分程度の時間なんです。
始まるまで待機するのは時間の無駄じゃない? たとえ開始時刻だけ気にして見るタイプでも、”気にする”ために割く集中力を無駄にしてない? そして自分の住む地域以外だけ放送すれば、やっぱり無駄じゃない?
つまり、TVの天気予報に期待するのが無駄じゃない? ──と思うわけです。
アプリやウェブサイトなら、見たい時に見たい場所だけが見れる!
豪雨被害でよく「避難遅れは情報伝達が悪い!」ことが議題にあがります。
避難指示は自治体の広域放送なり、TVやラジオで知ることはできます。ただし、”見ているなら、聞いているなら”が条件です。──そう気付くと、全ての人がTVを見ているとは限りませんよね。もしそれなら、豪雨被害の時のニュース中継は、視聴率が50%超えがあってもおかしくないはず。
アプリやウェブサイトなら、見たい時に見たい地域の情報を瞬時に知ることができます。
なんなら自動で送る設定もできますしね。使いこなすほど、鮮度のある情報を必要なぶんだけ受け取ることが可能になります。すると、テレビやラジオにかじりつく必要がなくなりますね。
GPSで天気予報を知ることができるメリット
ウェブサイトで見る天気予報のメリットは、現在地点を基準に詳細を知れること。そして「これからの予想」も自由に見れること。──これらが大きい。
TVは台風にまで成長しないと、台風として進路予想はできません。だから千葉に直撃した台風で「伝達の遅れ」が議論されたわけです。
でもウェブサイトなら、熱帯低気圧から台風に発達して、消滅までの予想を見ることもできます。
一番わかりやすいのが「windy」かな。世界天気の情報を基にしたサービスで、無料でも10日間くらいの天気が視覚でわかります。風の動きを眺めるだけでも楽しい。ゲリラ雷雨が起きそうな場所もわりと当たってます。
そしてTVの進路予報は、あなたが住む地域に通る確率は教えてくれません。
見てはいけないものを見てしまった。
— アバンギャルド河津⛅ (@makotokawazu) August 31, 2020
すでにネット界隈ではざわついているので私もツイートしちゃいますが、台風10号候補の勢力と進路がヤバすぎる。
欧米の予測データによると、9月6~7日ごろに伊勢湾台風など歴史的な勢力で西日本を直撃する進路になっています。 pic.twitter.com/Uj6ZFSAMjK
日本は建物がチートクラスの強さなので、倒壊が珍しく、いくらヤベェ暴風が来るといっても、みんな実感がないんですよね。台風は大きすぎる竜巻が突っ込んでくるようなもんだし、予想進路も丁寧にあるし、接近3日前くらいの予報なら9割確定するので、予報円から逃げる選択肢はアリなんだよなぁ……。
学校・会社休みで喜んでるのに限って、家でガタガタ震えるパターンが多いんだよなぁ……。
自分の地点を知れない天気予報を見せられる時間はムダ
というわけで、TVの天気予報で5分費やして「ウチの地域やらねぇ!」するなら、「ヘイシリ、ここの天気教えて」ですぐ見ればいいじゃない? もちろんOK Googleでもいいすよ。
ウェブサイトなりスマホアプリなら、1分かからず自分の住む地域だけを確認できます。
1時間番組の5分を待つくらいなら、メガ減らしてでもウェブサイトかアプリにアクセスしたほうがよくないですか?
おまけに自分の知りたいことだけ見れるし、雨雲レーダーで数時間先を見れば、あとどれだけ降りそうかを理解できる。上流とか一部で降っているのもわかる。すると、土石流が起きたり氾濫の危険性を事前に察知することができると思いませんか?
誰もが一番知りたい「ピンポイントの情報」は、TVやラジオの広域情報だと、手遅れになってから伝えられるのがオチです。だから情報は、自分から集めにいくほうがいいんです。
終わりに──秒で天気予報を確認するのに便利なサービス
未来予測度でいえば先程も出した「windy」。1週間超の天気を確認できるし、風や雨雲までモニターできるから、任意の地点の未来を知るに最適。特に旅行計画を立てたい時とかね。台風予想なら「ECMWF」と「JTWC」もおすすめ。
アプリかウェブサイトなら、YAHOOかtenki.jpがいいです。どっちも市町村まで天気を見ることができるし、tenki.jpなら10日間の6時間予報も見ることができます。どっちのアプリも起動が軽いし、雨雲レーダーまでのアクセスが簡単だから使いやすい。
雨くるメールに登録するより、雨雲レーダー見たほうが絶対はやい。
ウェザーニュースも有名ですが、有料会員にならないと真価を発揮しません。特に強いのがリアルタイムの雨雲予想……ですけど、紹介したサービスを駆使すれば特に必要ない。住む地点かGPSを設定して、通知だけで天気を知りたいならウェザーニュースかな。
私はウェブだとYAHOOで、アプリはtenki.jpを使っています。この2つでも週間予報が微妙に違うんですよ。雷雨予報はYAHOOのほうが当たるかな。雨雲レーダーはtenkiのほうが見やすい。