もしも~キャンプ場で~、テレワークできたなら~。
テント設営! 一息ついたら打ち合わせ! 業務前の水遊び! クールダウン後にバリバリ働く! 在宅組を煽りながらBBQ(BGに肉の焼ける姿)! ハンモックに揺れながらシエスタ! 秋の音を感じながら仕事の追い込み(山間に響けタイプ音)! 止めは焚き火をバックにオンライン飲み! ──みたいなことができる。
……楽しい? いや、捗るのだろうか……。
PC与えればどこでも仕事させることができると気づいた世界
ここは2020年の日本。
コロナ禍でオフィス価値が薄まり、オンラインで対話ができるから通勤通学の必要がなくなった。在宅やらカフェで作業をすることがスタンダードな世界。PCカタカタするだけなら、世界のどこでも仕事ができる! させられる! ビデオ通話と勤怠ツールで監視することが俺の仕事! 俺にしかできないよなぁ!?
──と、”上”の奴らがついに気づいちゃった世界。
人の話を聞かないバカは、自分の都合の良い部分だけは聞き逃さない。
「世界のどこでも仕事ができる! させられる!」
これに気づいてしまってから、業種によっては半年が過ぎようとしている。初期は「通勤が無いとか神!」と浮かれていたものの、今は「飽き」が生じはじめているようだ。通勤通学の”ついで”に寄れるし遊べる便利さとありがたみ。当たり前の時は気づかなかった気分転換。渦中の人々は在宅から逃げる場所を探している……。
電話も通じない、ネット環境もない、それって”アウトドア”だよね。そこへ避難しよう──。
でも逃げられない!!
キャンプ場でテレワークもできるようになったよ!(??!!?!?!!)
「アウトドアしながらテレワークやワーケーションができたらなぁ……」
そんな願いを叶えるサービスがある。株式会社Recampは「自然の中でテレワークプラン」の試験をして、ユーザーの感想を公開しています。これがなかなかの好評(マ?)。
社会情勢の変化とお客様のお声をもとに、6道府県で運営する11施設全てで、キャンプ場内に「働く」環境を整備し、オフィスをキャンプ場に持ち出すアウトドアサテライトオフィスサービス「Office to go(オフィス トゥー ゴー)パーソナル」としてのオプション(ポータブル電源とポケットWi-Fi)の提供を全施設でスタートします。これにより、お好きなキャンプサイトでテレワークやワーケーションが可能となります。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000049217.html
キャンプしながら仕事ぉ? 自然の中でIT駆使して仕事が捗ると思ってんの?
……うん、ちょっとわかるわ。周りが自然の音だらけなら、ヒーリング効果で脳内ヒエッヒエですよ。ウェイウェイうるさいグループとかち合わなければ、最高の仕事場になるやもしれません。
ネット通信はどうするのかと思えば、ポケットWi-Fiを使うのね。たしかに4Gはどこのサイトでも入るだろうし、宿泊プランにレンタル込すれば、自分のデータ量を気にせずバリバリ通信できちゃいます。まあ帯域制限はあるでしょうけど。
ワンランク上のキャンプ体験ができるグランピングが人気
「グランピング」とは、より高級感のあるキャンプのこと。
テントで川の字はもうやめだ。もっと広々とした空間で、ゆったりとキャンプを楽しみたい。広いテントにベッドを置いちゃったりなんかして、中に暖炉があって料理もできちゃう──みたいに、「これもうホテルだよね?」な体験をキャンプ場でするのがグランピングです。
バンガローとかコテージが以前のグランピングでしたね。向いているのは、飲めや歌えやの宴をしたいグループ向けの施設といえます。キャンプ道具もレンタルすればいいし、飲食にアメニティ持っていけば、必要最小限で誰でもキャンプが楽しめるわけです。
今の御時世、ひとつのテントに数人が「密っ」となるのはいただけませんが、チームで仕事をしている場合は、グランピングで息抜きついでにワーケーションもありですね。ワーケーションは旅先で仕事をすること。考えようによっては、旅費全てを経費で落とすことが可能です。
「チームの親睦を深めつつ、我々もリフレッシュしながら仕事ができるんです。だから経費お願いしまーす!」とでもいいましょう。”ふつうのかいしゃ”なら旅費交通費の全額か数割は出してくれるはずです。出なかったら転職サイトを見るのもいいですね。
魚釣りをしながらテレワークは難しそう
冬の夜釣りなら、投げて1時間無反応とかザラだけど、春から秋はエサ取りくんも必死だし、腰を据えてPCに集中することは難しいですね。キャストするルアーはやりながら会議くらいはできそう。
待つ釣りでテレワークなら、河川のハクレンとか鯉の投げ釣りが相性良さそう。
竿に鈴をつけてリンリン鳴るのを待つだけ。その間はひたすら目の前に集中することができる。ドラグ緩めてなかったり竿立ての固定が甘いと、魚にタックルごと持っていかれる恐れはありますけど、失敗は次のカイゼンに繋げましょう。