私は釣り雑誌をあまり読みません。
たまに立ち読みしても、だいたい見たことあるような内容が繰り返されている感じがする。
生き物相手だし、年ごとで釣れる魚はほぼ決まっているし、なにより魚釣りはいうほど進化をしていない。
でもはじめたばかりの人こそ読んで欲しい! その理由を書きます。
まずは自分が興味を持てる「魚釣り」を探すこと
魚釣りのジャンルは場所と魚で分けられます。組み合わせ次第で選択肢は無限大!
そこから”やりたい釣り”を探す指標として、まず自分の住んでいる地域から一番近い釣りを選ぶこと。
例えば私が住む「浜松市」なら、海と川が選べます。
一番近いのは「浜名湖」になるし、次いでは「遠州サーフ」です。
近ければこそ定期的に向かえるし、季節や天候で何をどこで狙えるかを知っているので、釣行の組み立てもしやすい。
だからブログを書くネタにも事欠かないわけです。
魚種がわかれば勧めたい雑誌を決めやすい
釣りができる場所を見つけたら、次はそこに棲む魚を考えてみましょう。
例を出すと、「浜名湖 釣り」「天竜川 釣り」で検索して、上位10件くらいを覗いてみれば、だいたいそこの特色がわかります。
“特色”は旬であり、季節ごとに釣れやすい魚のことをいいます。
次はそこで見た魚を特集している雑誌を探してみましょう。浜名湖ならクロダイが有名だし、遠州サーフならヒラメです。
なので「クロダイ 雑誌」「ヒラメ 雑誌」で検索すれば、グーグル先生がオススメの雑誌を教えてくれるはずです(他力)。
「月刊誌1年分12冊」で学べることは一生モノ
かつては「東海釣りガイド」を購読していました。
ネットが普及する前なので、情報を得るには雑誌に頼るしかなかった時代。今はグーグル先生に聞けばいくらでも手に入るので、楽な時代。
「ごたくはいい、とっとと釣らせろ!」の精神なら、詳しい人を味方につけるといい。
地域の釣り人のほうが、なんだかんだで雑誌よりも、特化しているからです。
逆に昔と今で変わっていることもある
「昔は入れ食いだったのじゃ……」と、じいたちの口からよく出ます。
過去と現在で海の様相は変化しており、深刻な個体数の減少、そして釣り場の縮小、大元では環境問題があります。
それは魚を探しにくい環境になっていることと同義。
それをカバーするのは腕というより知識。
釣り具メーカーも培った科学技術と知識をフル動員して、魚に飽きられないようなアイテムを送り出しています。
それに活用できる一生モノの知識を得れる媒体は、小手先のテクニックばかりでなく、魚の習性に基づいた知識を植え付けてくれる本です。
12冊の雑誌で壁を感じたら、こういう本を読んでみてください。
釣りそのものではなく、魚から知ろうとすることで、またひとつ壁を破ることができるでしょう。
ちなみに漁師の漁法から学べることも多いです。
「釣れやすい時期=漁期」ですからね。