5000匹の魚が溺れて炎上した『スペースワールド』が、来園者数の減少により、来年の12月末で閉園することになったらしい。
さっぽろ雪まつりで恒例だった『魚氷』も、今回はモニュメントの展示を取りやめることになった。
炎上が社会に与える影響は、やはり大きいようですね。
「不快な思いをしないように」という考えは、とてもツマラナイ物しか出来ないと思うのですが?
すしざんまいの氷漬けはセーフらしい
魚を氷漬けにしたスケートリンクと氷の水族館を比べると、炎上したのはスケートだけ。
魚を氷漬けしているのは同じで、展示物に触れることも同じ。
ただ足蹴にするだけで、世間の反応はこんなにも別れてしまうことを実感する。
とばっちりを受けた伝統氷像
あれで「生命の冒涜だ!」とするなら、こっちもそう抗議するべきだとは思います。
「許せないライン」は、わからないものですねぇ。
あのリンクも、facebookで余計な投稿をしていなければ、今でも安泰だったかもしれない。
でも一般客が率直な意見を投稿し、それが拡散されたのだから、してもしなくても辿る運命は同じだったでしょう。
うーん、ネットは怖い。
おでんツンツン男なる新顔も登場したが、あれはただのバカすぎるし、店は損害賠償も要求できるわけで……。
でも反論として絶対出るのが、「そういう話じゃない」──でしょうね。
日本人は世界的にもマナーがいいとされています。
それは1人だけならの話で、グループというペルソナを被れば大暴れします。
観光地など人が集まる場所ほど、マナーが問われるのはそういうこと。
全ての人を納得させる難しさ。 pic.twitter.com/KIe5leBft3
— HERBAL 420 JAPAN (@420HERBAL) 2015年3月22日
人のやっていることにケチをつけるは簡単。
同調圧力が目立つ国柄なので、杭が出たら押し込まれないほど出っ張るしかないですね。
閉園となるスペースワールドだが、既にリーチがかかっていた件
バブル期は好調だったが、それ以降入場者数が落ち込み、10年前に民事再生法を適用。
廃れる王道パターンでしょう?
スペースワールドは今回の件で、融資側も「これ挽回できんの?」と思い見切りをつけ、もともと危なかったところをアレがトドメを刺したと伺える。
現代には娯楽が溢れているし、色んなところで無料が根付いてしまっている。
テーマパークは運営するコストは過去より増えているのだから、削減するにしても真っ先に人件費になるし、削るとサービスが悪くなって余計に落ち込むスパイラルがある。
お魚さんと触れ合えるスケートリンクも、初期の人入りは多かったらしい。
風評による経営悪化は即効性があり、恐ろしいものですね。