バカ正直にルールを守るほうがあまり釣れない説【悪いヤツほど出世する?】

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最近、バカ正直にルール(マナー)を守るほうが魚は釣れにくいと感じる。

「俺は魚を釣るために来ているんだ、他は知らない」って人のほうが釣れやすい。

はる@釣行中
はる@釣行中

でもそれは大人としてどうなのだろう……、と考えさせられます。

これら2タイプの得する点損する点を、洗い出してみましょう。

自分から離れた地点にナブラが湧きました。どうしますか?

「投げに行くだろJK(常識的に考えて)」、と答えるルアーメンはいるでしょう。

でも先に投げている人が居た場合は、どうしますか。

「人が居るしトラブルだろうかからやめとこ……」と諦めたら、魚に会うチャンスを逃します。

「他は知ったこっちゃねえ」と無理やり投げるなら、チャンスは0じゃなくなります。

はる@釣行中
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──実際こういう場面に出くわしたり、話は聞いたりしています。

でも魚より、他人の仕掛けを釣ってタイムロスする話しか聞きません

ナブラにも「釣れるタイプ」「釣れないタイプ」があります。

ただ水面に浮いてきただけのベイトボールをそれと勘違いし、みんなこぞって“釣れない”に投げる中……。

先走って痛い目に遭うパターンが多いのではないかと(笑)

めっちゃ釣れると話題のポイントを夜明け前から粘って取ったら

回遊するタイプが接岸する時期は、毎度ナブラの奪い合い。

シーズンがある程度決まってるし、近くに住む常連がほとんどだから、お互い名前は知らないけど顔は知っているし会話はする程度の関係が多い。

そういう場所には、暗黙のルールがあることが多い。

そこに評判を聞きつけたA君が、「絶対釣ったる!」と夜明け前から陣取り、時合を迎えようとしました。

堤防の一級ポイント(笑)とされる場所は、そこで釣りをしないと死んじゃう病に侵された人も少なくありません。

Bさんはいつもの時間、いつもの場所に行くとA君が居ることに気付きました。

はる@釣行中
はる@釣行中

──どうする?

「諦めて他の場所に釣座を構える」→ケンキョ!

「仲間と結託してどかす」→オウボウ!

「ケンキョパターン」の場合、実績のある好きな場所で釣りができないから、魚に出会える確率は減るかもしれません。

「オウボウパターン」の場合、実績のある場所で結果を出せても、ポストに訴状が入れ食い状態になるかもしれません。

……冷静に考えてみると、どちらも「釣れる可能性はあるし、釣れない可能性もある」ことに間違いはない。

これらの例は、ルールやマナーを守る人と破る人でも、明確な違いが生まれません。

はる@釣行中
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ですが、ある1つの条件を破る場合には、破る者が圧倒的優位になります。

自然界において魚が居やすい釣り場とは何なのか

釣りをするうえで「ポイント選び」は重要。

釣具屋が紹介する有名ポイントは、釣りがしやすいことにおいて優秀です。

やりやすく釣れやすいなら、それだけで人が集まるため、魚の奪い合いが日々開催される。

そうなると、釣られた魚はそこから減ることになり、果ては荒地が残されるだけになります。

この状態はどんな感じかというと、「イチゴ狩りつったけど限度とマナーがあるやろ?」って話がわかりやすい。

イチゴ農家「イチゴ狩りで食べられるイチゴ捨てないで」イチゴのゴミ箱に怒りのTL
これはひどい

こうなる恐れがあるので、釣り人は頑なに釣れたポイントを公開したくないわけです。

誰かが釣れば、「俺も俺も」と時間をかけて実が成った木に群がり、種すら残さないような様相です。

しかしながら、写真で釣果を自慢して容易に特定され、おこになるパターンも珍しくない。

ネットが発達した現代において、釣り人が未開拓の地を探すほうが難しい。

秘密にしたいのなら、釣りに行ったことすら、胸に秘めるしかないかなと思う。

それをわざわざ自ら晒していくものだから、「釣り人ってチョロいな」と感じることも、少なくありません。

魚が入りやすく釣り人が来ない場所が理想

それが可能なのが、「立ち入り禁止」とされている場所。

「そんなの関係ねぇ」と入り込み、たびたび事故って話題になるのは、だいたいそのせい。

全国的には鹿島灘の堤防が有名。

根魚を釣り対象にしていると、「人が入りにくい場所ほど釣れる」が顕著に感じられます。

ポイントに生息する魚に対して、釣り人の多さが許容量を超えているのが現状ではなかと。

これはマナーの悪化による釣り場縮小の弊害ともいえます。

「だったら増やせばいいだろ!」とコマンドー語録的な言い分もあるでしょう。

ですが、マナーの周知に環境保持を宣伝するコストと、釣り人がそこへ投資する金を考えると、採算が合いそうもない。

それは個人発信だったり、NPOにボランティアによる活動がメインとなりますが、支援によって成り立つので、結果としてはジリ貧になっていく。

道具には金をかけるのに、自然にはかけない釣り人が多いことは悲しいことです。

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はる@釣行中
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ジェフリー・フェファー先生のこれは名著。

バカ正直にルールを守るほど釣れる釣りもある説

というわけで、遊漁船に乗りましょう(唐突)。

バカ正直にルールを守るほど釣れる釣りは、「管理釣り場」しかなくなっていくでしょうね。

「紳士の遊び」はどこへやら。

魚を釣りあげるよりも、SNSに釣果写真でリアクションを得るためになんでもするような感じになっています。

私としてはバカ正直にルールとマナーを守ることが資源保護に繋がると思っているので、初めて釣りをした時くらい、豊潤な魚達が戻ってくるといいなと考えています。

はる@釣行中
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釣りの雑学

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