「札束で殴る」はソシャゲ、「友人を金で買う」はだいたい創作。
「友情はお金で買えない!」とよくいわれる。
──しかし、それがビジネスとして成立する時代がやってきた。
リア充ライフを綴るSNSで、写真映えをサポートするサービスが流行っているらしい。
「いいね!」で稼ぐ、リア充アピール代行
SNSの「いいね!(例)」や「フォロワー数(例)」は、戦闘力としての側面もある。
多ければ多いほど、周囲への影響力が高まるため、それを誰よりも増やしたいと思い、SNSに命をかけている人も世にはいる。
自力でイチから増やすのが面倒だし時間がかかるので、『数を金で買う方法』も──。
否定はしないけど、そこまでして得たデータに価値はあるのだろうか。
SNSでもらうリアクションは甘い薬みたいなもの。
それを得るために、不法侵入で事故を起こしたり、食べ物の写真を撮るだけで食べずに捨てるとか、ルールを飛び越えた投稿が増えたことは社会問題にもなった。
人が増えすぎると必ず軋轢が生まれるし、それを中和するのも難しい。
流行は一過性なのに、全力投資して泣きを見る「㈱◯ンパイル」的な末路も辿るところもある。
儲かるサービスは真っ先に潰されていく
楽して稼げる仕事は、「楽して稼ぐために多大な努力を惜しまなかった結果」です。
今じゃ結婚式の友人席に座る人を雇ったり、SNSで友人多いアピールをする演出を手伝ったりなどの、リア充ライフ応援サービスみたいなのがある。
傍からみれば「無駄遣い」に思われるだろうけど、SNSに命を賭けている人にとっては、死活問題。
否定よりも「何故ビジネスとして成立するのか」を考えるほうが、よっぽど賢いし、建設的な意見かと感じる。
釣果代行サービスならぬ、魚釣り記事を売る考え
例えば、釣りに出かける時間がとれず、ブログのネタがないことに困っているアングラーがいたとして──。
釣りが好きすぎて毎週1回は出かけて、なおかつ魚を釣りあげている人がいたのなら──。
お互いがタッグを組めば、ウィンウィンじゃないですかね。
ただ魚を釣るだけなら誰だってできる。
ぶっちゃけ鮮魚コーナーで買ってきて、針をかけた写真をアップすればそれで済む。
当然それは捏造で、悪いことですから、いずれ報いをうけることでしょう。
純粋に釣りが好きな人なら、「記事を売る!」と考えてもいいと思う。
定期的に提供できれば、十分ビジネスになります。
地道に人気を得るための心構え
これに重要なのは、「常識の範囲内で、常識を壊せる人」です。
常識外であればまず炎上するからね。
一般常識は、曖昧な知識だと思いませんか?
Suicaがあれば全国どの改札も通れるわけじゃないし、無人駅で改札ないのにどう乗るのと初見はなるだろうし、ボタンで開閉したりそこしか開かない車両だってある。
静岡で停車しない新幹線にのって、横浜でUターンするハメになった私みたいなのもいる。
何かを創造(クリエイト)するには、センスが必要とはよくいわれている。
「じゃあセンスってどう鍛えればいいの?」と疑問を抱くだろうけど、これはとあるジャンルの基礎(基本)をどれだけ抑えているかにもよる。
センスは応用力です。
SNSやブログで人気を得たいのなら、ユーザーの反応が良いのと悪いのを精査して、まずは良い点だけで攻めるといいでしょう。
そこまではよくある「指南書」で辿り着けます。
けれどここから先は、先駆者の常識を壊していく必要があるってわけ。