私が釣りをする時、立ちやすいフラグが2つある。
1.前情報で釣れてた魚を狙うと釣れなくなる(対策を含む)
2.天候が不安定な時に雨対策をすると降らない
キッチリ回収してきました。
フラグを自覚していればどうということはない
というわけで、「サビキでイワシが爆釣なんすよwww」と先週聞かされた今切口の新居へ。
同じ状況が2週間も続くとも思ってないけれど、一応期待を込めて、イワシ向けの投げサビキを用意してきた。
イワシを釣るサビキも厳選する必要があり、アジを含む「万能に釣りたい仕掛け」を考慮すると、針が大きすぎて掛からないことがある。
アジに比べればイワシの口は小さいのです。
なら針を小さくすればいいわけだが、当然ながらハリスも細くなってしまう。
カタクチイワシやらの超小形向けだと、ハリスは0.4~6号くらいが多くなる。
これだけ細いと質が悪ければ、数釣りで手返しの多いサビキ釣りでは、結果としてイワシの口でも切れてしまう。
個人的にイワシ向けでも最低限ほしいラインは、幹糸2号ハリス1号以上が望ましい。
そして針が小さいもの(幅5mmくらい)。
けれど、これを兼ね備えた市販のサビキ仕掛けって、見たこと全然ないのよね。
それ用に小型クーラーも探していたが、それは間に合わなかった。
今までの経験上、万全の対策をすると対象が釣れないことが多かった。
同行する友人にその恐ろしさを実感してもらうため、あらかじめ「フラグ」のことは伝えてある──。
到着早々に「魚を散らす男」の本領を発揮してしまう
暑い時間帯を外し、おやつタイムを過ぎた頃。
予定ポインツに到着したところ、投げサビキをやっている人がイワシを鯉のぼり状態で釣りあげていた。
「よしよしまだ釣れているのだな」と2人して安堵したのだが、私がはじめると状況が一変する。
俺がサッパリなのはいいとして、釣れてた人も釣れなくなってるんだけど(笑)
……恐ろしい。私は自分自身が恐ろしい。正直ここまでとは思ってないし恐ろしい。
このままでは「釣りに同行させたくないヤツNo.1」の座を欲しいままにしてしまう。それを自覚しているためか、いつも真逆のことをしてある意味サポートをして俺ボウズを繰り返したもの。
一帯のサビキ状況は、たまーにサッパが釣れる程度になってしまった(ワイ4匹)。
天気が不安定でも窓を閉めれば降らないフラグ
「雨が降ったり降らなかったりするから対策しとこ?」
──そんな天気予報の時は、家の窓を開けっ放しの場合によく降られている。そのおかげで、濡れたオフトゥンが家で待っていてくれたことも記憶に少なくない。
この時期は毎日のように不安定なわけだけど、「降るだろう」と思って窓を閉めると降らないし、「大丈夫だろう」と開けっ放しだと降られている。
今回は降られたくないから、逆手を取って窓を閉めればいいのだろう?
なに……犠牲になるのは、帰ったら蒸し暑い自室が迎えてくれるだけさ。
ということで、予報では降る確率のほうが高かったけれど、結果として降りませんでした。
「猫が顔を洗うと雨が降る」みたいなジンクスを感じる。
完璧に対策をすれば釣れないのなら、対策を怠ればいいのだろう?
暑い夏は夜釣りに限る。──でも草木が近い場所は蚊が厄介だから注意な!
焼津の石津浜で夜釣りをすると、そこからかなり離れてはいるのだが、蚊に悩まされることが多いのは何故だろう。
浜名湖ではあまりそういう場所も少ない気がするのに(奥は別として)。
そんなわけで夜釣りの部は、何故か釣れるメジナ狙い。
推奨は電気ウキだけど、流れが緩むポインツが限られているし、そこは友人ポジなので、私は胴付きのミャク釣りでスタートする。
……も、流れがどうこうってわけでもなく、これは効率として最悪の選択だとわかり、1匹のゴンさんを釣りあげて切り上げる。
針を外していたら背後に黒いネッコがいて、ゴンさんを奪われる。
さて事前に電気ウキの必要性を説かれたものだが、用意したつもりがまったく道具箱に居なかったので、”間に合わせ”でなんとかすることに。
よりにもよって完全フカセ用の0号ウキしかなく、ケミホタル(50mm)の重さで沈むノリである。
まあ別にアジングのフロートリグに発光体をつけりゃいいって仕掛け。
だけど、場所的に5m以上の竿じゃないと取り込みが不利すぎるので、ルアーメン装備ではちょっと無理ゲーなポイントになる。
潮流がある場所なので、均一に流れていたケミホタル(もはや本体)が不意に止まったり、沈んだりすればアタリというわけ。
……手延べ竿のラインに目印つけた渓流エサ釣りを思い出す。
今切の流れではガン玉を使わないとロクに沈めれないわけだが、それをするとウキが機能しなくなるジレンマ。
岸壁に当たった流れが都合よく反転し、一時的に流れが止まるタイミングが全てとなる。
上に向かってポイ、流れてきたら回収で再びポイ、の繰り返し。完全に渓流釣りだこれ。
付属アンテナでワンセグを見れるスマフォは便利やね
ワンセグで大河の直虎を観ている間、友人は2匹ほどナイスメッジを釣りあげていた。
次週の予告で政次に掘られてもいいと思ったくらい「次週は見逃せませんぞ!」な展開ぽいですが、まずは目の前の魚を逃さないようにしましょう(正論)。
流れでテトラ前に留まる瞬間を待ちつつ、ウキをぽいぽいする作業を続ける。
ハリスにガン玉を打たない完全フカセでこの流れだと、1.5mほどの棚に届くまで10秒は静止してほしいところ。
「これはようやく、いったか?」くらい留まってくれた時、ケミホタル(ウキ)がシュポンと潜る。
一応合わせてみたところ、動かない。
根掛かりかなーとちょっと緩めて待ったら、じわじわ絞り込まれていく。
魚やん?
30cm以下程度ならブチ抜ける磯竿だけど、ちょっと無理そうなので都合よく釣りあげた後の友人に掬ってもらう。
後で適当に計ったところ30cmジャスト。尻尾ピーンすれば33cmてところ。
このくらいのメッジを釣ったのも久しぶりだ。
次は「完全に対策をすると釣れなくなるフラグ」を立証できるかも?
後は終了タイムでちょうどエサが切れたので終了。
来週も行くぽいので、今度は「完全に対策をすると釣れなくなるフラグ」を立証しようと思う。これはある程度自覚しているので、同行する場合は全く同じ仕掛けを使っていなかったりする。
まあそれは、「それじゃないと釣れない」に対するアンチテーゼみたいなものですけど。
メッジ狙うなら岸壁だけど、流れてくるセイゴでも来ないかなーとちょい沖で流したりしたけど、全然来なかったなと。
エサがちまちま削られるので、小魚はちょいちょい居るよう。
魚を釣りあげた時だけ近寄ってくるネッコ達は、何に反応してそれを覚えたのだろうか。
地面に降ろした魚を照らす光に反応しているのかもしれない。
たくましく育ちすぎでしょうここの野良猫達は。