「ウホッ、浜が貸し切りだぜ!」
そう思ってた時期もありました──。
夜間のサーフは人が居なくていい。
……けれど、居なさすぎるのも寂しさを感じますね。
そんなわけで誰もいない夜中のサーフルアー。ひたすら闇夜に向かって投げてきました。
考えが柔軟すぎて釣り場選びが空中分解しそうになり妥協するタイプ
20時頃にデッパツして、道中腹ごしらえをしながら、まったり23時頃に菊川の河口に到着。
今日のプランは適当。
道中で、駿河湾でタチウオかカマスと遊ぶか、浜松エリアでシーバス狙いつつヒラメを拾うか、迷っていた。
駿河湾に向かう途中、体力が続くか危うかったので、まだ近所の遠州灘でやってみることに。
ド干潮に来てしまったことに、いささかの不安を感じざるをえない。
夜サーフ、釣れないことはないんですよ。
浜マルにとっては夜間のほうが有利で、ヒラメにとっては若干不利になります。
これは警戒心と視力も関係していますが、魚さえいればどっちでも狙えるわけです(真理)。
浜マルにとってはまだ時期が早く、メインが深場へ落ち込む冬くらいですかね。浜のヒラメがお通夜になった頃からってイメージ。
菊川の本流が行方不明
浜インすると……なんか、やけに白波が離れていませんかねぇ?
手前に流れているこればなんだ……? もしかして菊川なのかコレ。大雨や波高が続いて河口の出口が2つになっちゃった! て感じなのだろうか。
ちなみにこんな感じで流れていてわらた。
流れこみには流れ込み。でも真っ暗闇すぎて規模わからない。本来の火口が塞がって、今はこっちがメインだとしたら……足を踏み入れるとそのまま沖へリリースの事態もありうる。
ライトで照らして浅い部分に踏み入れるも、先が全くわからないので、ジグを投げても”海”に入っているか怪しい。今はド干潮だから、粘って上げ潮になると、下手すれば中洲に取り残される恐れもある。
さすがに身の危険を感じたし、やっても不毛そうだから小一時間で撤収。さて次はどこへ行こうか(ポジティブ)。
同笠の掃除屋
ちょっと戻って福田の同笠海岸に来てみた。
相変わらず地形は悪くない。むしろ起伏がありすぎてミノーだとやり辛いレベル。払い出しもサラシもそこそこあって、場所としては申し分がない。
とりあえずミノーで上のレンジを探り、シンキングで底を通して、シンペンでテロテロ流してみたり、トドメにスプールの緩みを直すためジグをぶん投げる。
そんなローテーションでしばしランガン。
夜のルアーはゆったり巻くから遅い釣りになって、せっかちな性分にあってないですね……。おまけに眠くなる……。
もう時刻は深夜帯に。ここで活発化する魚はそう居るわけでもない。
「コンビニの入り口でたむろするDQN」くらい少ない。
不意に「ギュッ」と重くなると、魚ではなく流木か軍手。ベタ底を通していると何も来ないのに、上のレンジにするとゴミが釣れる。でもゴミのたまり場は小魚のたまり場になりやすいから、一抹の希望はなきにしもあらず……。
上げ7付近まで、どうにも気配がないしライズも出ないので切り上げる。結果は3軍手に2流木。スピンブリーズが高確率で釣ってくれたので、「同笠の掃除屋」という異名をあげてもいい。
ウェーダーを脱ぐまでがサーフルアー
予定では朝マズをどこかで迎えようと考えていたのだが、いかんせん眠すぎるしスマホの電池も危ういので帰ることに。
ギリギリまで悩みながらも、「やっぱり限界!」と、浜名湖近く雄踏の駐車場でウェーダーを脱ぐ。サーフルアーメンにとってウェーダーは作業着であり、制服だと思う。だからこれで、今日の仕事は終わり!
5時間着てたから、夜間とはいえ蒸れました。地形確認するため歩き回ったし、夜間は視界が制限されるため、いつもより歩く必要があるから疲れますね。
今回の釣行で、サーフでもシャロー系が必要と感じたので、用意して来週も修行してみよ。
”もしも”があるとOUTだが、貸し切りで気兼ねなく投げれるのは楽でいい。