無性に焼鳥を食べたくなって、スーパーの惣菜で買ったんだけど、ワームをかじるマゴチの気持ちがなんとなくわかった気がした(暴言)。
ぶにぶにな食感の焼鳥は求めていない! カリッとしたのが食べたかったんや!
……まてよ? 釣りをしながらBBQなら、問題は解決するんじゃないか?
しかし、法律と条例がどこまで許してくれるのだろうか。合法で楽しむ方法を模索してみた。
焚き火も難しい時代にどのようにして焼鳥を焼くか
車社会な郊外に住む身としては、「居酒屋で一杯」のハードルが地味に高い。
もし都心のリーマンで電車通勤だったのなら、「表面がカリッカリの焼鳥を食べつつ酒を飲みたい!」なんて欲望は、微塵もわかなかったと思う。帰りにサクッと寄ればいいのだから。
【炭火 焼鳥 カリカリ】で脳内会議を開いた結果、釣りをしながらBBQをすれば、欲も腹も満たせるのではないか? と。
しかし、屋外で火を取り扱うのは、法律が絡んで面倒くさい。
ならばと”許されるライン”を調べてみました。
「釣りをしながら」が難しい理由
火の取り扱いは『消防法』が関係します。
この法律を飲んだうえで、屋外で釣りをしながら火を使う場合の注意点は以下の通り。
- 焚き火は許可のある公園やキャンプ場以外はほぼアウト。漁港は論外。許された場所なら管理者の制約に従うこと。
- 燃えカスのでないガスコンロなら許される場所はある。
- すぐ消火できるので川べりは程度により焚き火が許される。管理釣り場なら規約にしたがうこと。
要点をいうと、「管轄の消防署と土地の管理者に許可なく火を使うな」ってことです。
商業整備した場所が多いぶん、海釣りのほうが制約が強い。たとえ砂浜でも、”焚き火はNG”が大半です。
河川は公園整備されている場所に、管理釣り場や漁協管轄だったりして、焚き火のルールが厳格化されています。それを遵守すればいいので、BBQをするなら河川が向いています。
消防法については、こちらを参考にしてください。
法律で焚き火が許される場所とは、「環境に害がないこと」「延焼する可能性がないこと」「消火できる準備があること」「地域住民の迷惑にならないこと」など──極端に反映すると、周囲に人気も燃える物もない砂漠のど真ん中ならオッケー☆て感じです。
なので法律上、自宅の庭でも許可がいります。
炭火焼鳥しながらの条件では「ニジマス」狙いが無難か
釣りをしながらBBQの条件だと、自然の川を利用した管理釣り場・キャンプ場が妥当です。
それを満たす場所が、静岡県だと少ないんだよなぁ……。
私の条件に合う場所だと、「さくま 浦川キャンプ場」「不動の滝自然広場オートキャンプ場」「宇久須キャンプ場」くらい。海側だと伊豆が多いですが、夏期限定が多いので注意。
山間だと「釣り&BBQ」はOKな場所は多い。でも地面に直の焚き火(直火)はNGな所も多いですね。
でもこれだともう……”キャンプをしたほうがいいんじゃないか説”が浮上してしまう。
直火NGなら焚き火台・コンロを使う選択も
「ゆるキャン△」を読むことで、アウトドアでの火の取り扱いを学んだ私に隙はなかった。
そもそも”釣り場で焼鳥”を思いついたのも、メタル賽銭箱「リンちゃんのYAKINIKUセット(soldout)」のせいである。
こいつを持って晩秋の管理釣り場で、「釣り<焼き肉」を楽しむのもいいなぁと。──酒は飲めないが。
去年は秋が短く冬になるのが早かった気がするが、今年はどうなるんだろう。
鳴いてないで教えてくださいツクツクボウシ様。