自動車界では、軽ハイトワゴンの勢いがあるみたい。
スズキでバカ売れしている(らしい)スペーシアに、アウトドアユース向けモデルの「ギア」が登場!
見た目は流行りそうだが、釣り人目線での評価を語ってみた。
都会派からアウトドアへ意識がむいたスペーシアギア
ホンダはN−BOX、スズキはスペーシア、ダイハツならタント。
軽ハイトワゴンに人気が集まる理由は、軽自動車とは思えない居住性が売りです。
もともと「軽自動車で車中泊」をコンセプトとして産まれた車。
そのためキャンプに使える居住性に備えますが、都会派の波に逆らえず、中途半端なアウトドア仕様が多かった。南青山かな?
このたび販売される「スペーシアギア」は、メーカーがいうには、アウトドアに必要な装備を引っさげたモデルになる。
先輩!外見それっぽくしておきました!
見た目はアウトドアっぽいですね(軽いディス)。スギの枝葉でビシバシ叩いても大丈夫そう。
一応悪路を想定しているのか、電動アシストに”パワーモード”があるのはいいと思います。
アウトドア仕様とはいっても、ガチガチの装備じゃなく、たまーにやる程度のライト層を意識したモデル。
2019年放送する『ゆるキャン△2期』とコラボすればいいんじゃないかな。丁度浜名湖も作中に出てくるタイミングだしね!
しまりんモデルを限定発売すれば、すぱっと売れると思いますよ。
撥水シートくらいしか褒めるとこなくない?
基本装備で撥水シートなのは、アングラーにとって嬉しいところ。
いうて、サーファー向けの仕様だろ(正直)。
撥水タイプのシートは、冬の早朝に座るのがめっちゃ辛いです。そのためにシートヒーターは必要です。
ディーラーオプション増し増しにすると2ミリオンが見える
アウトドア仕様とはいえ、基本装備は最小限で、便利なアイテムはオプションとして別会計。
……あのー、フィッシング関連が全然ない気がするんですが?
もしかして魚釣りはアウトドアじゃない!?
ロッドホルダーをディーラーで頼めるWAKEを見習ってもらいたいものです。
スペーシアギアは基本装備だけでも結構高いです。
新車のアルトが2台買えるやんけ!
正直いってジムニーのほうがアングラー向け
スペーシアギアが見据えるアウトドアは、ゆるーい少人数キャンプでしょう。
ガチ勢が使うなら、専用のギアを運搬するためだけに使われそう。
なので本格的なアウトドア──未舗装や山間部でも標高が高い方へ行く機会が多いガチ勢ほど、ぬるい装備な車と感じるでしょう。
スズキには軽クロカンの覇者「ジムニー」がある!
車内はスペーシアより狭くはなる……けれど、ロッドとクーラーを載せれればいい程度なら、丁度いいサイズです。
ジムニーといえばやはり、4駆以上の走行性能。
なにしろ”通れない道はない”レベルの走破性。災害時にも活躍すること間違いなし。タイヤが浸かる豪雨でも涼しげに走れるので、そういう時(だけ)はフェラーリより価値があります。
「いやそこまでは……」と思う人は、スペーシアがおすすめ!
たまのアウトドアを意識するよりも、”日常の乗りやすさ”を重視するべきこともあります。