「中部横断道(正式には中部横断自動車道)」とは、長野県の佐久小諸JCTから静岡県の新清水JCTを繋ぐ高規格道路です。ようするに、中央道と新東名を繋ぐ役割を果たしています。
このおかげで、長野・山梨の海無し県からショアジギングが盛んな駿河湾まで、2時間弱から3時間ほどで行くことが可能になりました。捗る……ッ!! ──かなぁ?
中部横断道の全面開通で1都3県にわたる環状道に
中部横断道は中央道と新東名に接続されています。新東名なら東京から愛知まで行けるし、そこから東海環状で岐阜を経由して、中央道に入れば長野から東京に戻ることも可能。……つまり、日本のド真ん中を環状走行することができます。
走行時間は少なく見積もって……6時間前後ですかね。運転手が死ぬゥ!
それはともかく、海無し県の長野県や山梨県から駿河湾へのアクセスが簡単になるため、ソルトアングラーにとってはいい整備といえます。
逆に海有り県からは、渓流や管釣りなど”清”を求めるアングラーにとって、ありがたい道路ですね。
(一例)新東名清水JCTから三保飛行場まで約30分
中部横断道を山梨側から来ると、新東名の新清水JCTが中継地点になります。JCTを東名方面に進み、清水ICで降りれば、ショアジギングのメッカ「三保飛行場前」まで約33分で行くことができます。
清水港の周囲は生活&通勤道路になっているため、深夜早朝以外は比較的混んでいます。車通りが少ない時間帯は、アホみたいな速度で走る活性の高い車が多いので注意。
R150の折戸を左折で三保松原に向かえば、その先に駿河湾サーフが広がっています。三保松原も世界遺産の一部ですが、一応釣りをすることができます。左折せず静岡市へ向かえば、フラット狙いに適したサーフもあります。
もし釣りができないような波だったり天候なら、「東海大学海洋科学博物館(つまり水族館)」で観光するのもヨシ!
三保飛行場のショアジギングで狙えるヤツ
三保半島のショアジギの盛期は夏。シイラをはじめとする青物の魚影が濃く、連日どこかしらでナブラも発生して活性も高い。他にはサバやソウダを狙うこともできるし、トップゲームが面白い。春と秋はタチウオ狙いが多くなり、晩秋はブリなど大型狙いができるように。フラットは三保松原でオールシーズン。
何も釣れなかった時は、清水魚市場で鮮魚を買うことも可能です。マグロをたらふく食べたいなら、エスパルスドリームプラザ内の「清水すし横丁」がおすすめ。
高速道路を使うならETCの割引を有効活用しよう!
高速道路はETCを使えば、時間帯や曜日に応じた割引サービスがあります。
休日なら3割引(※軽・普通車・二輪車)。毎日0~4時は深夜割引で3割引。マイレージサービスに登録していれば朝夕の通勤時間帯に還元ポイント──などがあります。アングラーが特に関係するのは、「休日割」「深夜割引」でしょう。
深夜割引は0~4時内に、ETCゲートを出るか通るかで適用されます。
例えば22時に入って23時59分に出るとアウトですが、0時に出ると3割引が適用されます。3時に入って5時に出ても3割引が適用されます。つまり、0~4時の時間内に入出すればいいわけ(詳しくはコチラ)。
夏の夜明けを山梨から狙うなら、どうしても3時出になるし、ETC登録しておけばハード釣行になる人ほど得になりますよ! 時期によりETC補助金もあったりするのでチェックしておきましょう。