アングラーは魚を釣るためなら、危険な行動をとることもあります。
怪我・事故防止に「とにかくヨシ!」もいいけど、単独で事故った場合を考えていない。一体誰が助けるんだい?
スマートウォッチなら緊急通報する機能もあります。そう、Apple Watchならね。
1人の男性の命を救い話題になったApple Watch
Apple WatchのSeries4から、「転倒検出・自動通報」が追加されています。
簡単に説明すると、装着時に転んだりすると、転倒したことをスマートウォッチが検出して、ヤバそうなら緊急通報をしてくれる機能のこと。
風呂場で倒れ意識不明になった男性を、家族の代わりにApple Watchが緊急通報してくれて、命が助かった事例です。
時計と家族が居なければ、彼の発見は遅れていただろうし、命を落としていた可能性が高い。これを聞き、不測の事態にAIが対応できる時代になったんだなと感じました。
これを活用すれば、自分か誰かが緊急通報をすることが困難な状況でも、助けを呼ぶことができます。
例えば、高齢者の介護などの見守りに使えますよね。単独行動になりやすい、危険なアウトドアスポーツでも活用できます。
ライジャケを着てれば落水してもApple Watchが助けてくれれるかも
初期の製品は、着けたままマリンスポーツは夢のまた夢でした。
Apple WatchもSeries3くらいから生活防水もマシになって、防水ケースも登場したりと、海水浴やサーフィンにも使えるスマートウォッチになりました。
転倒検出するモデルでありつつ、生活防水モデルなら、落水しても自動で通報してくれるかもしれないので、助かる可能性が高まります。
救命胴衣を着けて浮いてないと、転倒検出どころか、先に防水の許容をこえてしまって時計がアウトになるかもしれません。
アウトドアにスマートウォッチを使うなら、防水ケースにしたほうが絶対いいですね。ゲリラ雷雨でも逝くかもしれないしね。
着用者がどこにいるか遠隔で確認できるのも強み
スマートウォッチはGPS機能を内臓しています。
同じOSならデバイスの管理画面で、装着者の位置情報をモニタリングすることも可能(デバイスを探す機能)。紛失・盗難した時に便利な機能ですが、家族を探す時にも使えます。
子供に持たせる”みまもりケータイ”もありますけど、今や「スマホ=発信機」ですので、それを活用するのも親のITリテラシー次第。
身内のアングラーにApple Watchを持たせれば、健康モニタしつつ、緊急事態の対応もできる。そしてオマケに浮気監視もできる! お家で探偵ごっこもできますね。
人の健康を助成するウェアラブルデバイス
スマートウォッチは「ウェアラブルデバイス」に含まれます。ウェアラブルには「身につける・装着する」の意味があり、有名どころでは「Google Glass(メガネ)」に「スマートウォッチ全般」が該当します。
この分野は医療機関との連携が注目されています。
Apple Watchで心電図モニタや健康チェックができるなら、遠隔医療も未来な話ではない……と思いませんか?
米国ではSeries4から医療機器として認められており、保険会社は「Apple Watchの有無」で保険料を変えるほど。医療機関のPCと紐付けして、健康の数値化と効率化によって、遠隔医療の先駆けの役割もあるわけですね。
ゆくゆくは、スマートウォッチのおかげで、健康診断にかかる時間も短縮されるでしょう。
国内モデルに心電図はなくとも、脈拍検知はあります。異常な数値になると「大丈夫?」と聞いてくれます。日々のデータはヘルスケアアプリに蓄積されるし、睡眠管理に推奨される運動量など、人の健康を助けてくれるデバイスになりました。
アプリを使ったジョギングやヨガなどは勝手に記録されるので便利。IoTな体組織計があれば、体重管理などのデータもリンクできるため、ダイエット記録も楽になるし捗ります。
スマートウォッチをはじめるなら「Fitbit Versa」がおすすめ
FitbitはAlexa搭載モデルがあり、心拍測定に睡眠測定など、価格のわりに高機能なスマートウォッチ。
機能的にApple Watchとあまり大差はありません。
スマートウォッチは本体が小さいため、バッテリー容量が心もとないのが難点。「待機だけなら3日」のモデルもあるけど、アプリを使ってるだけで終わるのもザラ。
どれも1日1回の充電は強いらると考えてください。
寝る時に充電するのが一番だけど、それだと睡眠のモニタリングができないっていうね……。スマホで代用できますけど、私が購入を渋るのもその理由。
今は太陽光充電だったり、体温で発電したりと、常用可能なレベルのスマートウォッチも登場してきています。
医療目的だと丸一日のモニタリングが必要だし、こういう機能で永続的に装着できるようになれば、利便性が更に高まるかと思います。その問題は、研究されている室内Wi-Fiと無線充電でいずれクリアかな。