美食家もうなる淡水魚「マレーコッド」を知ってるかい?

マレーコッド」という魚を知っていますか? オーストラリアに生息する淡水魚で、現地では高級魚の扱いです。

淡水魚ながらクセの無い白身で、刺身は完璧な歯ごたえに、加熱調理でもイケるため、日本国内の高級レストランでも需要が高まりそう。

かつては乱獲によって絶滅の危機に瀕しながら、現在は一大養殖業として脚光を浴びるマレーコッドとは、どんな魚なんでしょう。

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「マレーコッド」はどんな魚?

マレーコッドはオーストラリアに生息する最大の淡水魚。緑色の配色で、見た目はナイルパーチそっくりです。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Sizeable_Murray_cod.JPG

和名だと「マーレーコッド」「マレーコッド」「マーレイコッド」などがあります。冠は”マレー川に棲む”ことが由来で、”コッド”は魚でいうタラのこと。……似てなくはない。

当記事はマレーコッドで統一しています。

淡水魚でも世界有数の大きさで、釣り対象魚として人気。自分より小さい魚はなんでも食べるため、現地では食物連鎖のキング。マレー川のヌシみたいなもんです。

めっちゃ長生きしてデカくなるマレーコッド

マレーコッドは成長が遅め。4~6年でようやく50cmに達し、産卵行動に移る個体が現れます。ようするに50cm以下はまだ子供、てわけ。

確認された長寿な個体は48年ほど。デカい標本クラスだと70年近いと予想されているらしい……。1m前後が成熟した個体とされ、捕獲された最大は1.8mが記録されています。

マーレーコッド - Wikipedia

海にいるクエみたいなものですね。

マレーコッドは釣りでも大人気!

「世界有数の大型魚」「オーストラリア固有種」「肉食タイプ」

──これらの要素があって釣りで人気がないわけがない

遡上能力が高く、かなり上流まで生息するので、広場から少場まで幅広いフィールドで釣りが楽しめます。

オーストラリア マーレイコッドフィッシングに挑戦!
オーストラリア内陸部の源流にのみ生息する、マーレーコッドを釣りに行こう!世界三大淡水魚(ピラルクー、マーレイコッド、ナイルパーチ)の一つに挙げられる、この巨大肉食魚は、独自の進化をたどったオセアニア大陸最大の超大型淡水魚である。

かつては漁師と釣客の乱獲で、絶滅危惧にリスト入りするまでになりました。──でも今は手厚い保護を受けており、遊漁するにも厳格な制限が設けられています。禁漁時期があったり、50cm以下は釣ることも罪、とかね。

種を保全するため、養殖からの放流でそれを賄っていました。そして現在は完全養殖が可能になり、今では食用として諸外国へ輸出されるまでになった、不思議な経緯があります。

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淡水魚ながらクセのない上品な味で注目を浴びる

マレーコッドが乱獲された理由には、美味いからがあったのでしょう。豪州ではもともと高級魚に位置しています。

淡水魚の中でも大型種、なのに身にクセがなく淡白な味……。それはフルコースのメインを飾れるスペックを持っていたようだ。認知に火を点けたのは、3つ星レストランでも使われるようになったことから──。

メイプルフーズ 「マレーコッド」拡販/豪州産の完全養殖白身魚
メイプルフーズ(東京都中央区、戸恒徹司社長)は15日、東京都内で生産者、商...

白身魚の新顔“マレーコッド”ってどんな味? 実際に食べてみた|YAHOOニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190319-00010000-minatos-bus_all

日本国内の販路は「メイプルフーズ」が代行するようですね。

マレーコッドは成長が遅い魚ですが、保護のため豪州では完全養殖が確立しており、生産量は年間400トン以上も見込めているらしい。現在の取引価格はキロ3500円前後と高価な部類。取引価格では「ウナギ」が近い値ですけど、淡水魚では高級すぎる部類ですね。

これは一攫千金あるでないで!

生食できる新しい白身魚で人気を集めそうだが…

焼きはもちろん、刺身も日本人が「ヒラメかマダイか」と絶賛するほどだから、よほど臭みがないのでしょう。都内のフレンチではすでに出回っているかもしれませんね。

先にも書きましたが、マレーコッドは成長が遅い魚です。

産卵できるまで2年が欲しいし、そのサイクルも頻繁じゃないため、爆発的に増える種じゃない……。でもなぜ完全養殖で年間400トンも生産が見込めるのだろう?

これは長寿が関係しているんじゃないか? と思います。

大型に育った個体と育成の池をわければいいし、ただ育成するだけなら温水器(ヒーター)もいらないらしいので、アクアリウムでも楽な部類ではないかと。山間部での養殖業も初出荷までは長いだろうけど、土地さえあればチョウザメより儲かるかもしれないですね。

肉食なんでエサ代かかりそうだけど……。

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図体の割に臆病で弱い魚なんです

マレーコッドは鱗が小さく皮膚が弱い。そのため釣りでのリリースも慎重にしなければいけません。

水族館に仲間入りした個体も、はじめは慣れずにエサも食べないらしいけど、ある大きさになると小魚を襲いだすらしい……。「ネットは匿名だから何いってもいい!」とイキる人達みたいだぁ。

現地ではアボリジニの神話にも登場する、格式高い魚なんです。TYPE-MOON的な魚ゲームが現れたら、最高レアで登場するかもしれませんね。

日本国内ではすでに要注意外来生物のリスト入り

マレーコッドは2009年に特定外来生物のリスト入りに。そして2010年10月には、琵琶湖で捕獲されたことを共同通信がニュースに取りあげています。

検索でも観賞魚販売で見かけますし、面倒見きれなくなった人が放流しているのだろうけど、釣り対象魚としても有名だから、アングラーも一枚噛んでいるかもしれないですね。

成長が遅く抱卵も少ないため、爆発的に増えるまではないかもしれない。でも、自分より小さい魚をバクバク食べるから、日本元来の生態系を崩す立場にあるのは間違いないでしょう。

要注意外来生物に係る情報及び注意事項(案)

https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/data/sentei/fin04/mat02_3.pdf
琵琶湖で新たなる外来種、肉食の「マーレーコッド」が捕獲される : カラパイア
 滋賀県は今月19日、長浜市西浅井町の琵琶湖で、外来魚のマーレーコッド1匹を県内で初めて捕獲したと発表したそうだ。 捕獲されたマーレーコッドはオスの稚魚で、体長26センチ、重さ235グラム。今月14日、漁師が外来魚の駆除用に設置した網にかかっていたそうだ。日本で
マーレーコッド - Wikipedia

ナイルパーチは業務スーパーの冷凍コーナーで見かけるけど、いずれマレーコッドも見るようになるかもしれないですね。

コラム魚を知る
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海釣りがメインでたまに淡水も。2019年の目標は月イチ釣行、浜インしつつ遠州サーフを再度マッピングしていきたい。

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