Jacksonの『サーフグライド』は、名の通りにサーフ向けのぶっ飛びミノー。
──なんだけど、他とちょっと違うのはフローティングであること。
Jacksonのサーフ向けルアーは、ヘビーシンキングが多いので意外だった。
どんな風に使えるのかなーと妄想してみる。
この記事のまとめ
Jacksonの「サーフグライド」は、サーフ向けのフローティングミノーであり、通常のヘビーシンキングルアーとは異なります。サーフグライドの特徴は、130mmのサイズと23gの軽量さで、フローティングタイプであることから一定のレンジを保ちながら安定した泳ぎを実現します。特に、春から初夏にかけてヒラメなどの高活性の魚を狙う際に効果的です。フローティングタイプのため、底を取る必要がなく、ただ巻くだけで釣果を期待できます。また、空力抵抗を考慮したデザインにより、飛距離も確保されており、無風の状態で90m程度の飛距離が期待できます。サーフグライドは、特に遠浅のシャローエリアでの釣りに最適で、初心者から上級者まで幅広く使用できるルアーです。価格は1650円(税別)で、コストパフォーマンスにも優れています。
「サーフグライド」はありそうでなかったぶっ飛び系Fミノー
「サーフグライド」のスペックは以下の通り。
http://www.jackson.jp/lure/surf-glide-サーフグライド/
- サイズ:130mm
- 重さ:23g
- タイプ:フローティング
- フック:#5(3フック)
- 値段:1650円(税別)
HPの製品スペックにある「Not Include tax」は税別、「Quantity」は量のこと。……量はいるか?
ともかく、覚えればTOEICの点数が増えるかもしれません。
風じゃなく空気を切り抜くフォルム
ただ写真を見た時に思ったのは、「重くてよく沈みそうだなー。リップもゴツイし、ぶるんぶるん泳ぎそう」、と感じた。
次いでスペックを見たら、「この姿で130mm23gは、やけに軽すぎやしませんかねぇ? …………あっ、フローティングだコレ」と、ようやく勘違いに気づく。
キス投げ釣りの「弾丸シンカー」に見えなくもない。
比較しはじめると、それにしか見えなくなってきた。
http://www.daiwa.com/jp/fishing/item/terminal_tackle/nage_te/f_sinker/index.html
30号(112g)なら200m飛ばすキス釣師もいるらしいし、ルアーもやろうとすれば、そのくらい飛ばせるでしょうね。
巻くのがすっごいダルいけど。
「空力抵抗を考えました」ってルアーは多いが
投げ釣りの飛距離選手権で使いそうなシンカーの形をしているサーフグライドは(長い)、お決まりの流線型から逸脱して、飛ぶための道具、まさにロケットのよう。
Fミノーで飛ぶ系の『ハウンド125』もなかなかの弾丸状。
サーフグライドは向かい風がヤバイ状況だと、焼け石に水でしょうね。
無風で飛行姿勢がよければ、90mは飛ぶんじゃない?
飛ぶFミノーをサーフで使うメリット
フローティングのメリットは、ある一定のレンジまでしか潜らないこと。
サーフでおまけにヒラメだと、底をどうしても取りたくなる心理が働きます。だって底に張り付いている生物ですし。
でも活性が高い季節──特に春~初夏は、ベイトも表層でわちゃわちゃしているし、もともと上目がちなヒラメさんの意識が上気味になる。
じっと上を見てて、そこにエサが通りかかったら……体をうねらせてバクッと。
飛ぶヒラメを見ている人なら、「そういう時期はわりとテキトーなレンジで釣れるよね♪」の経験はあると思う。
つまり、「高活性のシーズンでこそサーフでFミノーは輝く!」……てこと。
メソッドに疲れた貴方に「……ただ巻くだけ」
それとは別に、Fミノーは一定のレンジを泳ぐルアーだから、基本はただ巻くだけ。
頭カラにして、投げて巻いてを繰り返すだけで結果がくる。ボトムとってあーだーこーだがいらない。
たまにハンドルの手を休めたり、ロッドを上や下気味に構えたり。そんな些細な変化でも、レンジは変わります。巻く速度もね。
高活性だと早巻きのほうが好反応な時もある。
ヘビーシンキングも早巻きでは浮き上がってしまうし、意外とアクションが弱くなる。逆にフローティングは──特にサーフグライドの形状だと、ぶりぶりに動くだろうし、下手なレンジバイブより派手になりますね。
「派手=遠くから見つけてもらえる」の公式があるので、シチュによっては活用していきたい。
シャローが多い遠浅には、何も考えず巻くだけで、ベストマッチするでしょう。