「健康のためにはバランスのいい食事を──」
よくそう聞きますが、そもそもバランスがいいって何だ……? ご飯味噌汁おかずの3種じゃダメなのか?
その見本となるのが「焼き魚定食」らしい。
焼き魚(サバ)1匹で体の健康・成長を促す栄養素が効率的にとれる
魚には体を成長させるために必要な栄養素がたくさん入っています。
よく聞く「DHA」「EPA」は、生活習慣病の防止と脳の活性化に効果があります。さらに「タンパク質」「カルシウム」は体の成長・維持に不可欠な存在。
「ビタミン類(A)」は肌の代謝を促して美肌効果が。
最も重要なのは「ビタミンD」が存在すること。カルシウムの吸収を補助してくれるため、カルシウムが含まれる魚は、とても摂取するに効率がいいことになります。
まとめると、魚1匹を食べることで、体の健康・成長を司る栄養素を効率よく摂取できることになります。
しかし、「じゃあ魚さえ食べていればいいよね?」というわけでもありません。
”バランスがいい食事”とは、必要な栄養素をまんべんなく摂ることです。
焼き魚定食がバランスのいい食事である理由
焼き魚定食は栄養学でも”バランスがいい”と証明されています。
定食といえば「ご飯」「味噌汁」「漬物」が揃い、「焼き魚」はどれでもいいですが、栄養的にはサバがベスト。
味噌汁の具は野菜でもいいし、海藻でもいい。どちらでも「乳酸菌+食物繊維」がとれるから、腸内環境を整えるのには最適です。
ご飯に含まれる炭水化物は3大栄養素のひとつ。脳や体を動かすエネルギー源となるため、抜くと支障が起きてしまいます。
そして魚は体を成長させる栄養素が豊富にあるため、成長期には欠かせないですし、成人になっても健康管理に必要不可欠な存在ですね。
日本人は古くから肥満人口が少なめです。その背景にあるのは、和食そのものがバランスのいい食事だからです。
その代表格が「焼き魚定食」なんです。
でも焼き魚を毎日は面倒くさいよね……
魚料理は肉よりも手間がかかるし、臭いが気になります。
別に毎日焼く必要はなく、簡単に手軽で食べられる魚料理はいくらでもあります。
おすすめなのは保存の効く缶詰。
そのまま食べてもいいし、飽きればレシピに挑戦してみましょう。サバ缶ブームもあってレシピは無数にあります。
しらす干しもそこそこ保存ができるし、小さいながらも含まれる栄養素はじゅうぶんにあります。骨も気にならず臭いも抑えられているため、魚が苦手な人におすすめですね。
しらすはふりかけタイプもあってご飯と合わせやすく、おにぎりにしやすいメリットもあります。
ちくわ・かまぼこなどの練り製品は、いわば魚が凝縮されたもの。タンパク質が多く含まれており、筋トレ界隈ではマストな存在。
含まれる塩分が気になるところですが、カリウムを含むキュウリと合わせるといいです。カリウムには塩分を排出する効果があります。
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効率よく栄養をとりたいだけなら、3食を定食にするのが楽です。
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