「Canon IVY REC」のスゴイところは、コンパクトであり、軽量であり、実質カラビナだから身につけやすいところ。
CES2019で展示され話題になり、クラウドファンディングが開始されるも即目標額を達成! まだ一般販売のスケジュールは予定されていませんが、アウトドアシーンで使い勝手がいいため、これが発売されると、今までより気楽に写真が撮れるようになりそう。
アウトドアフリークが注目すべき「IVY REC」の実力
まずは「IVY REC」で注目される機能を並べてみました。
- 手に収まるコンパクトさ
- シャッターを押すだけ簡単操作
- ストラップとカラビナが落下防止に
- 防水&耐衝撃仕様
- 撮影モードはダイアル選択でわかりやすい
- デバイスと無線接続で写真を共有
気になる”大きさ”は「110.5mm×45.2mm」です。例えるなら、市販のガムを2個並べたくらいかな?
この小ささでこれだけの機能を詰め込めたのは、”撮影に特化”していることが大きい。ファインダーもなく、確認のディスプレイもない。カメラはある程度技術や知識もいりますが、これはシャッターを押すだけでいいので、平等な性能を誇ります。
「IVY REC」はmicroSDカードに写真を保存できますが、基本はスマホなどのデバイスと無線接続して写真を共有します。それは”使える写真をピックアップする”ことになりますね。
アクションカメラは気軽さと画像編集で勝負!
写真家という職があるように、写真は時に芸術品となります。ファインダーから見える世界は1枚の絵画となり、構図を決めた一発撮りは一眼レフが最強──。
でもSNSにアップする程度の日常は、画像編集ありきで寛容な世界です。
スマホも高性能カメラが当たり前になりました。誰でも簡単に撮れて、その場でアップロードできる強みがあります。でもデリケートだから、水中や登山などアウトドアシーンだと、使うのをためらうこともある。そんな時に役立つのが、耐水・耐衝撃に対応したアクションカメラの存在でしょう。
「IVY REC」は耐水・耐衝撃機能があるし、カラビナライクのクリップで繋げることができます。砂嵐だろうが台風だろうが、どんなシーンでも露出できるし、簡単にとりだしてすぐ撮影できる利便性がある──。
これなら釣れたお魚さんを撮るのが、今までより簡単になると思わない?
カラビナクリップでベストのD管にぶら下げておける!
カラビナタイプなので、D管が多いフィッシングベストやバッグと相性がいいです。防水だから露出しても大丈夫だし、海水をダパーとかぶっても問題なし。もし同じことをスマホでやれば……? 浸水認定からの修理でン万円を請求されるハメになりますね。
そういうトラブルを防ぐためにも、カメラ撮影のデバイスは別に用意しておくといいです。今は無線接続が当たり前だし、その機能がなくとも、単体で無線接続するメモリーカードもありますしね。
実際使うと「これいる?」と思うこともある。だってカードリーダー用意してUSB接続するほうがはやいし……(禁句)。
一般発売予定は2019年の秋頃!でも日本販売は未定?
「IVY REC」は2017年に考案され、2018年にはプロトが完成。テスト段階を経て「CES2019」で話題をさらい、6月にはクラウドファンディングがスタートして1ヶ月足らずで目標金額を達成。
うーん……。考案から1年でプロトまで行くのは、有能さがヤバない?
構想から販売までのタイムラインを見る限り、一般販売は2019年の秋を予定しているようですね。でもindiegogoのクラファンは米国のみ発送なので、日本販売は後手になる可能性もありますね。むしろ日本で開発されてないのかよっていう。
今記事で参考にしたサイトはこちらです。
ちなみに価格の想定は1万円ちょいらしい。クラファンだと”定価14,000円”ですが、これより安くなるかもしれないし、高くなるかもしれないので、現状ではなんともいえません。
IVY RECはスマホカメラを持ち歩ける発想で
「IVY REC」は撮影だけの単機能カメラですが、カメラ性能は十分なレベル。いわば”スマホカメラだけを持ち歩ける”感じですね
ファインダー(ディスプレイ)を覗いて構図を決めて、あーだーこーだしている内にチャンスを逃すこともあるし、撮りたい瞬間を目にした時、ラグを最小限にすぐ撮れるデバイスはとても貴重です。
たくさん撮っても後で編集すればいいし、適当に撮った写真から「おぉっ?」と感じる、選りすぐりを探す作業も楽しいもんですよ?