真夏の車内は50度くらいになります。そんな高温下に釣具を置いて大丈夫なのだろうか……。
防犯のためにも、そして釣具のためにも、車内に釣具を置いたままにすることは避けたほうがいいです。そのリスクについて知っておいて欲しい。
真夏の車内に釣具を放置すると起きうるリスク
真夏の車内は、日光が当たるダッシュボード上ですと、最高で70度近くになることも……。
後部座席はスモークフィルムのおかげで多少マシ？
……いやいやそれでも、真夏の炎天下において、車内の温度は50度近くになります。
よく釣具を車内に置いたままにする人が居ますが、そんな高温下に放置して、壊れることを考えたことはないのだろうか？
真夏の車内に釣具を放置すると、次のようなリスクがあります。
- ワームが溶ける
- 釣りエサが腐り腐臭が…
- リールのグリスが溶けたりロッドが曲がる可能性もある
- 自動膨張式ライフジャケットが膨らむことも
- 釣具を載せているだけで車上荒らしのリスクは増す
それぞれのダメなところを詳しく書いていきます。
ワームなどのゴム製品が溶ける
ゴム製品が使われている釣具は多く、高温下に置くと溶けることもあります。
特にソフトルアーの「ワーム」は、車内の熱で溶ける可能性はあるし、日光が当たる場所で保管すると変色・変形の恐れがあります。特に柔らかくて伸びる素材ほど溶けやすいですね。
特殊な液体に浸けてあるのは、魚の好きな臭いをつけるためもあるけど、溶けないための工夫だったりします。
釣りエサが車内の高温で発酵状態に…
車内に買い物の忘れ物をしたことはありませんか？
野菜など生鮮食品を放置してしまうと、驚くほど早く腐ってしまいます。冷蔵庫のありがたみを感じますね。
今は常温保存ができる釣り餌もありますが、「高温多湿で保管することは避けるように」と、釘は刺されています。夏の車内に忘れ物をしてしまうと、気づいた時には腐臭で大変なことになりかねません……。
車内に忘れ物はしないようにしましょう！
リールのグリスが溶けたりロッドが変形することも
リールにはグリスやオイルが使われています。これらは高温になると溶け出す恐れがあります。
通常の使用でそうなることはありえませんが、50度近くなる真夏の車内かつ直接日光が当たる場所に置くと、リール内部にダメージが残る可能性はあります。
間違っても「俺の高級リール見ろよ！」と、ダッシュボード上に放置しないでください。釣具を車内に置くなら、必ず後方の荷台にしましょう。
ちなみにプラスチックを多く使う安物リールは変形することもあります。
自動膨張式のライフジャケットが自動で膨らむことも
自動膨張式のライフジャケットは、車内に放置していると、稀に誤作動で膨らんでしまうことがあります。
それが夏に起こりやすいのは、高温多湿になる条件が整っているため。
その原因は、シートに残った汗なり積み込んだ荷物から水分が蒸発し、エアコンなどで急激に冷やすと、センサー部が結露で反応してしまうことがあるようです。経年劣化しているほどなりやすい傾向があります。
誤作動を防ぐために、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
製品メーカーならアフターで受けてくれることもありますし、釣具店でもメンテナンスを受け付けている所もあります。膨張式ジャケットの基本知識については、こちらのサイトが参考になります。
【対策】真夏の車内に道具を置くならサンシェードを使った方がいい
車内が熱くなりすぎないよう対策するグッズに、「サンシェード」があります。
サンシェードを使用すると、最も熱くなるフロント部（ダッシュボード上・ハンドル・シートなど）を保護できるし、室内の温度も上がりにくく、乗り込んだ直後でもエアコンが効きやすくなります。夏の快適なドライブには必須ですね。
ポチップ選ぶなら車種毎設計の製品がオススメ。断熱素材を使っている物であれば、真冬の車中泊でも役立ちます。防災グッズにもなります。
防犯のためにも車内に余分なモノは置かないのが正解
忘れてはいけないのが車上荒らし対策。なぜ荒らされるかは単順な話で、車内に釣具があると、「金目のモノ、あるじゃん、そこに」と知られるから。
車上荒らしを予防するには、車内に物を一切置かないのが有効。
見える場所にドライブレコーダーあるのも、荒らし予防の一策になります。衝撃感知のドライブレコーダーなら事が起きた時に記録してくれるため、犯人探しに役立つかもしれません。
ポチップ
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