【サブスク】釣具のシェアリングサービスって流行らないよね

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釣具のシェアリングサービスはなぜ流行らないのか

所持する物をレンタルして小銭を稼ぐ、シェアリングエコノミーが話題になっています。

レンタルサービスは各業界にいろいろあれど、釣具のレンタル業は”なぜか”続かない……。

ハイエンドモデルのレンタルとか、利用者は多いだろうのになぜだろう。

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釣具のシェアが難しい理由

釣具のレンタルサービスが根付かない理由はいくつかあります。

釣具がレンタルサービスに向いてないポイント
  • 破損の保証が難しい
  • メンテナンスが面倒
  • 雑に扱うとすぐ壊れる
  • 資産価値が弱い
  • 他人の物だから大切に扱う人ばかりじゃない

釣具は壊れやすく資産価値が弱いため、”使い続ける”ビジネスモデルに向いていません。

8万円ほどのリールをレンタルで元を取るなら、週イチで使ってもらう想定にしても、2年は保ってほしいところ。でもリールは岩に当てるとすぐキズがつくし、使用後に洗わなければ塩ガミで致命的な故障を招きかねません。

レンタル(シェアリングエコノミー)サービスで難しいのは、顧客の質を選びにくいところ。

8万のリールを自分で買ったら、めちゃくちゃ大事に使うでしょ? しばらくはキズひとつも許さないだろうし、ついたら戒めにもなります。

レンタルはしょせん”他人の物”です。

たとえ壊しても、自分の物を壊すよりかは精神的に楽と思ってしまうわけです。釣具レンタルを長く続けるなら、道具を大切に扱う保証が欲しいところですね。

ソルトの釣具はメンテナンスが大事

海釣りは海水で使われるため、使用後に水洗いをしないと、塩が浮いて錆びたりキズの原因になります。

レンタルを利用する人の中には、使った物にたいする敬意がない人もいます。たとえ注意書きで「使用後は水洗いを!」と記載しても、洗わない人も中にはいるでしょう。

洗わず輸送に一週間もかければ、リールは塩が浮いてしまい、ロッドのガイドも錆びてしまうかもしれません。

その状態で返ってきたら悲しいし、メンテナンスする手間も増えてしまいます。

キャンプ用品のレンタルは多い謎

釣具のレンタルサービスはほぼ存在しない代わりに、キャンプや登山などのレンタルサービスは好調。

新規事業も増えているし、まだまだ成長中のジャンル。

博報堂DY、アウトドア用品など定額制で貸し出し - 日本経済新聞
博報堂DYホールディングスはアウトドア用品や家電などを月額500円で貸し出すサブスクリプション(定額制)サービスを20年春に開始する。モノのシェアリングサービス専門の新会社を設立。アウトドア用品や家電など使用頻度がそれほど高くなく、自宅の収納に眠りがちな物をそろえ、利用者が必要なときに貸し出す。自宅の収納スペースに限り...

──同じアウトドアなのに、なぜこうも差があるのだろう。

キャンプ用品も消耗品だし、雑に扱えば十万クラスのテントだってすぐダメになる。なのにレンタルは好調……。

この差はなんだろうか。

キャンプは魚釣りと比べると、道具が大きくなりがちなので、保管する広い場所が必要になります。庭付きなら小さい倉庫を買えばいい話だけど、収納スペースが少ない賃貸ではそうもいきません。

なにより、たまにしか行けないのが大きい。

だからキャンプ道具は手元に置くより、レンタルでその日だけ使うほうが賢いし、道具の置き場に困ることもありません。

なにより「試したい物を使える」ことが大きいですね。

手ぶらキャンプはあるけど手ぶら釣りは難しいよね

キャンプ用品のレンタルサービスは充実しているため、手ぶらでキャンプ場に行くだけで良くなります。

自宅へ届けるようにすれば好きな所で使えるし、キャンプ場に依頼すれば本当に何も用意せずとも楽しむことができます。

魚釣りにもレンタルはありますが、管理釣り場が主になります。

道具は管理釣り場が用意する物なので、必ずしも質が高い道具を使えることは少ないです。それで魚を釣ることは可能ですけどね。

魚釣りのレンタルは、「アレを使ってみたい」という希望を叶えるサービスがほぼないのが現状。

なるべく予算を削りつつ、あこがれの道具を使うためには……。やはり中古がベストな選択でしょう。

釣具のレンタルはないが買取は多いぞ!

最大の謎は、釣具の買取サービスが多いこと。

レンタルはないのに中古釣具はけっこう出回ってます。買取をする釣具店も多いし、レンタルよりも中古のほうが需要はあるようですね。

ネット買取もありますし、売りたい釣具があったら査定してもらうのもいいでしょう。

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