冬季は気温も低く、人間の活性も下がり気味。
人間は日光を浴びないと免疫機能が弱くなりやすく、また鬱にもなりやすい。
……だから日中、釣りに行こうぜ!
太陽の光を浴びるのが万能薬
日光を浴びると健康になる理由は、「ビタミンD」「セロトニン」が生成されるため。この2つは様々な健康効果があります。
- 免疫力の強化
- カルシウムの吸収が向上(骨粗鬆症の改善)
- 自律神経のリセット
- 精神が安定する(鬱の改善)
ビタミンDとセロトニンは食事でも摂取できますが、太陽の光を1日30分浴びるだけで補えるレベル。つまり最高効率!
ビタミンDは免疫能力の要であり、セロトニンは幸せホルモンとも呼ばれ、自律神経を整えて精神を安定させる効果があります。セロトニンは夜になるとメラトニンに変化し、眠気のスイッチになります。
冬は外出も面倒になりますが、外に出て日光浴をするだけで健康維持に繋がります。
日光浴は1日単位なら15分。週に3回で十分とされています。
日光浴を兼ねた冬季のデイゲームは12時前後がおすすめ
日光浴を兼ねたデイゲームは、冬季なら10時~14時が理想。なぜなら、この時間帯が最も日差しが強いため。
冬季は日中に潮が動きにくく、デイゲームに魚の活性は悪めだったりします。そこがちょっとデメリットになりますね。
魚を釣るか、それとも健康を優先するか──。どちらを選ぶかはアングラー次第。
ちなみに曇天(くもり)でも日光浴は可能です。たとえ雨や雪でも、太陽が昇っている時間なら、光は地上に届いているため、部屋にいるよりも効果はあります。
ビタミンDはサプリと食事で補えるけど、セロトニンは日光浴しないと無理
現代人がビタミンDとセロトニンが欠乏しやすいのは、室内で作業することが多くなったため。
過去には、悪天候が長く続いたり、長い坑道作業だったり、日光を浴びるタイミングがない職業で、疫病が流行したケースが多くありました。精神に異常をきたすケースも……。
その原因が、日光を浴びなかったことにあると知られたのは、人類史でいえばつい最近のこと。現代だと引きこもりが該当しやすく、まず外に出そうとするのは、「日光を浴びればなんとかなる!」の背景もあります。
ビタミンDはサプリか食事(魚類・きのこ類・卵に牛乳)で摂取することが可能ですが、セロトニンは日光浴が最も効率がよく、食事など普段の生活で補うのは難しい……。
梅雨や冬など、日照時間が短い時期はビタミンDのサプリで補うのをおすすめします。高層オフィスで働く方も、ランチを外の公園で食べるのも健康の秘訣ですね。
外に出なくても窓を開けて日光浴しよう!
日光浴をするだけなら、日差しが入る窓のある室内でも大丈夫です。ガラスによっては遮光と紫外線カットがされているので、窓を開けるほうが効果的。
窓を開けられない高層マンションなら、なるべく日当たりのいい窓際で過ごすよう心がけましょう。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO82391210W5A120C1000000/