ルアーの「パターン」って何だろうの考察

ルアーの「パターン」って何だろうの考察

ルアーメンは魚を釣ると、なにかとよく「○○パターン」と形容します。

それは”同じことをやれば誰でも釣れる意”ですが、どうも釣れただけで使っているパターンが多い気がします。特にベイトパターンについては、口酸っぱくいう凄腕が多いと思います。でもシーズナルパターンさえおさえれば勝ちです。

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「パターン」とは何か?

ルアーフィッシングに精通しだすと、「パターン」という単語を覚えます。パターンには「規則性・類型的」みたいな意味があり、ようは真似すれば誰でも釣れるの意。

もし自分でパターンを見つけ出したいなら、どうしたらいいか?

答えは簡単、あるルアーで1匹釣れた動作を追って、同じように釣れれば、それはパターンといえます。つまり、手順をなぞれば同じ結果が生まれるだけの話で、料理のレシピみたいな物です。

ベイトパターンは季節(シーズン)から察しよう

ベイトパターンとは、対象魚のエサになぞらえたルアーを使用することをいいます。イワシがいればイワシパターン。コノシロがいればコノシロパターン。アミがいればアミパターン……などなど、挙げればキリがありません。

「水中に何のベイトがいるのか?」……これには想像力が試されます。水中の魚は地上からも確認できますが、背中だけで種類を判別するのは難しい。小型なほど隠れる必要性があるし、水深があるほど保護色に溶け込んでしまい、判別しづらくなります。

多くのルアーメンは、実際にベイトを確認してからルアーを使っていません。じゃあ何を基に決めているのか……。それは「季節(シーズン)」です。

秋頃から産卵行動に入る魚が多く、浅瀬に寄りやすい傾向があります。その理由は、孵化後に海藻類で身を隠しやすいのと、大きめの外敵から身を守りやすいため。春から夏にかけては5cm前後の幼魚が多く、ほぼ当歳になる秋以降は10cm前後に育つことが多い。

あとは(自分の地域で)水揚げされるベイト対象をチェックしましょう。日本海側ではハタハタパターンが有名ですが、太平洋側には居ません。近くの漁港で主に何が水揚げされるかを知っておくのも、ベイトパターンの勉強になります。

「パターン入った!」と数匹釣れるのは、そこに数匹居てくれたおかげ

パターンを理解するのにおすすめなのが、フレッシュなら管釣りのマス類、ソルトならカマスのルアー釣り。

カマスは群れで入りやすいし、夜間でもライズで存在を確認しやすい。スレやすいことでも知られますが、群れが居ても釣れない原因はふたつ。エサを食べたくない低活性に入っているか、ルアー自体を見つけられないか。後者が見落としがちなミスでしょう。

高活性ならカラーを意識する必要はなく、入れれば釣れます。ですが、ルアーが見えなければ、そもそも食べようとは思わないでしょ? 夜間なら発光色(グロー)が目立つけど、常夜灯下ならキラッと光るクリアが良い場合もあります。月光の有無でも変わりますし、まずは数色用意して、反応があるカラーを見つける作業が求められます。

低活性はエサを食べたくないタイミングのため、群れの中でも腹ペコなヤツを探し出す作業が必要になります。群れから外したり、レンジを変えたり、それとも高活性のタイミングで入るようにするか、の選択になります。

同じことを真似して釣れるパターンが成立するのは、同じポイントに複数居ることが条件。1種のリグで複数匹釣れるから”パターン”ですし、1匹ずつルアーを変えるとか、1匹だけ池から釣るのはそう呼べません。

特にリリース前提のマス釣りは、釣られた経験から特定のルアーに見向きしなくなります。唯一安心して食べるのが人工餌(ペレット)で、同型のルアーが禁止されている管釣りは多い。なぜなら、それにスレると人工餌も食べなくなるから……。

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パターンは桜の開花予報と同じようなもの

温暖化で桜の開花が早まったりしていますが、平年並(30年間の平均値)からすると数日ですし、誤差といえます。なんだかんだで、毎年咲いてはいるでしょう?

水生生物は水温をもとに生活を変化させているため、1年中同じ位置で暮らすのは稀な存在。年々水温は上昇してはいるものの、魚たちはある程度パターン通りに釣れています。桜の開花予報と同様に、1年間のうちどこで釣れやすいかは、ほぼ決まっているからです

ほぼ決まっているなら、あとはカレンダーなりに「ここで釣れるかも!?」と記録すればいい話。なので人気の対象魚には、「ここが狙い目!」みたいな釣りシーズンが設定されています。

カマスは秋から初春までが釣りシーズンと認知されていますが、釣るだけなら年中釣れます。理由は「アカカマス」と「ヤマトカマス」の2種類が存在しており、それぞれの盛期が微妙に異なるため。ある程度シーズンが断定されているのは、”どちらかが釣りやすい時期だから”。

シーズナルパターンを制せば「何釣れる?」から脱することができる

季節ごとに釣れる魚の攻略法は、「シーズナルパターン」と呼ばれています。

バスフィッシングで使われやすい言葉なのは、閉鎖された水域から逃げない魚が相手のため。だから季節ごとに決まった攻略がしやすいわけです。ソルトでいえば、”自分が釣りをできる地域”に当てはめると、シーズナルパターンが見えてきます。

桜が咲いた・散ったからアレが来るな──とか、梅雨が終わったからアレが釣れるな──など。気候の変化を気にするようになると、「何時何が釣れるのか?」をイチイチ気にする必要がなくなる。なぜなら、予測ができるようになるから。

誰よりも先んじて群れに当たれば爆釣できるし、簡単に釣れやすい。だから地域の情報を集めて精査しておくのが大事です。

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