料理はできるだけ手間を省きたい。ゴミや片付けも最小限で済ましたい。だから行き着いた先は、まるごと全部食べる──になりました。う~ん、これは脳筋!
大きめなアジの開きは中骨外しーのが面倒だった
大きめの魚の開きは身がたっぷり楽しめる。脂がのっていれば身離れも良いし、ホクホクで食べやすいしウマイのは知ってる。
でも嫌いな点がある。
開きは中骨をぺりぺり剥がす必要がある。箸だけじゃ難しいから手を使うと、手拭きが必須になるし、食べ方次第では”マナー講師”が全力で駆け寄ってくる。……些細だけど、こういう煩わしいリスクは、できるだけ避けたい。
生粋の面倒くさがりマンである私は、魚料理を作ることは嫌いだ。
捌くと生ゴミが出るし、臭いが台所に残らないよう配慮する必要がある。焼き魚は火力に気を使うし、食べ方で人間の器量を見られるのも嫌いだ。頭と骨だけ残っても、燃えるゴミまで数日あると気が滅入る……。こういう手間を、限りなくゼロに近づけたい! と、常々思っている。
そう考えると行き着く先は──
開きを分解して身だけ焼く? → No ゴミが増えるし手が汚れるだけ
焼いてから中骨だけ取る? → No 骨にはりついた薄い肉が好き勢になぐられる
じゃあ全部食べるか? → Yes! ボクはネコちゃん!
サンマの塩焼きを全部バリバリ食べるマンに戦慄したことはあるが、アジの開きを全部バリバリ食べて戦慄されるマンになるとは思わなかった。20cmくらいのアジだと、カリカリに焼けば、中骨から頭に尻尾まで、バリバリ食べれると気づいたのです!
いや、骨に味があるとかは、ないんだけど……。
カリカリに焼くのが難しいのでは?
焼き魚は火加減と時間が重要。
魚を必ず焦がす人は、中火以下でじっくり焼くことからはじめましょう。グリルの強火(全開)だと2分もあれば黒焦げにできます。ツマミなりIHの火力は”中間以下”にするのがオススメ。素材に”厚み”がある物は、強火を使わないほうが上手くいきます。
アジの開きをカリカリに焼くにはどうすればいいか……。
これがね、自分は時間を計って料理することがないから、レシピの詳細を出すことはできない。グリルで魚を焼いている時は、中火以下を使いつつ、別の料理を作りながら焼いているから、「そろそろええかな」と都度目視して確認しているだけ。
しいていえば、身の方をカリッとしたいから先にじっくり焼いて、皮面のほうを短時間で仕上げる感じ。時間でいえば5分→2分程度かな。
焼き魚に”映え”なんか必要ねーんだよ!
たまに存在忘れて焦がすこともあるけど、中火以下ならそうそうマックロクロスケを生み出すことはないです。
料理下手は常に火力全開の人が多い。表面だけ焼けて中は生とか、消し炭にするタイプが特に多い。中華はフライパンをよくあおるけど、あれは全開火力でも温度を上げすぎて焦がさないようにするテクです。
20cmくらいのアジを10匹300円台で買える沼津港はいいぞ
冷凍干物3パックを好きに選んで1000円てのが、沼津港にある「みなと新鮮館」の向かいにあります。店名忘れた(うっかり)。
アジの開きが基本入っていて、たまにホッケやキンメなど高めが入っている。3パックで1000円だから総合として安い。干物アラカルトだから、普段買わない・見ない魚も食べれるからお得(?)。ただし、量が多いから1人で食べきるのは骨だぞ!