釣り文化振興モデル港とは、釣りが出来る港のことです(簡潔)。
皆が知る港と違うのは、”釣りをしてもいいと認められている港”なことです。
釣り文化振興モデル港とは?
港の釣りは気軽に出来ることで人気ジャンルですが、マナー悪化で日々縮小され続けています。多くのアングラーは激おこ(古)でしょう。
でもそれは、同じアングラーが撒いた種。
──なぜマナーが悪いのかと問われれば、マナーを知らない人が少なからず存在するため。なら魚釣りを安心安全にみんなニッコニコで楽しめるよう周知すればいい!
その一手となりうるのは、釣り文化振興モデル港です。
この取り組みは地方創生の一環。地域の観光経済を下支えしつつ、釣り文化(マナー)の持続性を高めるため、管理された釣り場が主になります。
2021年5月現在で全国16ヶ所あるモデル港
釣り文化振興モデル港は、国土交通省のHPで確認できます。
8月からは秋田県の「秋田港外港地区北防波堤」が開放されました。
明日、秋田港の北防波堤が釣り場として開放されます。#釣り振興モデル港 の指示が始まってから初の開放。全国各地の港湾等の良いモデルケースとなるといいなぁ! #釣具新聞 #秋田港 #秋田港北防波堤 pic.twitter.com/6yGIgL2sP9
— 釣具新聞 (@tsurigushimbun) August 7, 2020
一般開放前の試用では、大物を釣り上げる人も多かったそうで、参加者からの評判は上々。
静岡県内だと、熱海市の施設は先駆けの存在。清水港は日の出埠頭を日時限定解放していますし、津地区には新たに海釣り公園を作る予定もあります。御前崎港はまだ未定ですね。
今まで無料だった海釣りを有料でも許容できるかどうか
釣り文化振興モデル港は基本的に有料。
施設管理費もあるし、安全のための整備も必要だし、関連したアイテムがなければ貸し出す必要もある。ライジャケ(救命胴衣)は必須になるから、それらを経験していない勢にとっては、「そんなのいらねぇ!」と憤るかもしれない。
考え方を変えてみてください。
そこまでしないと釣りが出来なくなった……ではなく、ここまですればこれからも釣りが出来る──と考えましょう。
ここまでして、問題が減らないのであれば、港は全域封鎖の道に進むのではないでしょうか。逐一やめろといってやめないなら、出来ないようにした方が早いと思いませんか?
日本で釣りの文化っていうなら、釣りキチ三平みたいに和竿でイワナとバトるのが当てはまるのではないだろうか。