TULALAの『スタッカート170』は究極の磯ヒラロッド。
長さはなんと17ftで、メートルにすると5.18m。ここまで長いロッドは稀、なので”使うメリット”を並べておきます。
あと完全受注生産(2020年10月29日~11月9日18時まで)で、注文期間が短いので注意。(現在は終了)
17ftの磯ヒラ向けロッド!スタッカート170
「17ftの磯ヒラロッド!」
このキーワードだけで、飛びつく磯ヒラ愛好家はいるでしょう。
TULALAの『スタッカート170』は完全受注生産。注文は2020年10月29日~11月9日まで。価格は12万円。申し込みは「extreme sabrina」のホームページから。
17ftで磯ヒラを狙うメリットとは?
磯ヒラを狙うロッドは、シーバスロッドをベースに専用モデルもある──ってパターンが大半。長さはだいたい11~13ftが平均的。
なぜ長くする必要があるのか、と……シーバサーは思うことでしょう。
磯でヒラスズキを狙うってことは、磯の地形を攻略するためのアイテム(ロッド)があればこそ、有利に働きます。
そう、磯ヒラにおいてロッドの長さは”武器”なのです。
リーダーを長めにとれる!
磯ヒラで悩むのはファイト中の根ズレ。
PEラインは岩礁帯に触れると切れやすいため、ヒラスズキの突っ込みを回避するため、リーダーを長く取ることで対策します。
しかしリーダーを長くすると、キャスティングに影響します。
ノットのコブがガイド内に入りやすくなるため、ライントラブルの原因になりかねません。磯で使うラインは必然的に太くなるため、シーバスモデルのガイド設定だと、内径が狭く、よけい引っかかりやすくなります。
その問題点を簡単に解決するのがロッドの長さ。
例えば17ftを使うと、リーダーを3m取ってタラシにしても、ロッド全長の半分ちょい程度なので、ガイドにノットを通す必要もなくなります。長いことで飛距離にも期待できるますね。
ただ難点があるとすれば、長すぎてもスイングしづらいだけってこと。
手前の根ズレ防止
なぜ5m以上の長さが必要になるのか──。
磯竿は5~6.4mの長さが当たり前。なぜ長いロッドが多いのかといえば、磯は水面までの高低差があるし、必ずしも水面から近い場所ですることができないからです。
別に9ftでも釣りはできます。しかし、3m程度だとようやく岩の先に仕掛けを落とせる程度の長さだったりも。
だから長ければ長いほうが有利なんですね。
ロッド全体がバネになりバレにくい
ロッドは長くなるほど柔軟になるため、ファイト中の溜めが効きやすくなります。
ただし、持ち手にかかる力も増えるため、長時間のファイトは腕力がないと厳しくなります。
ストローガイドシステムのメリットとデメリット
スタッカート170はストローガイド(ストローセッティング)を採用しています。
これはロッドに多数のガイドをつけることで、まるでストローにラインを通すような状態になるシステム。
メリットとしては、”ロッドにラインが這う”ことで、ロッド全体に力がかかるようになり、ブランクスの能力をフル発揮できること。糸ふけ防止にもなります。
デメリットは摩擦抵抗が増えることと、ガイドが増えて重くなるしラインを通すのが面倒臭くなること。
スタッカート170は30個ほどガイドがあるため、それ全てにラインを通すのも一苦労。5.4mの磯竿は振り出しかつ糸通しが標準なので、継竿よりも楽ですね。