シマノのロッド『カーディフNXシリーズ』が、この冬に進化する。
前モデルは初心者でも使いやすい、華奢で安価かつ汎用性に優れたモデルだった。新しいNXシリーズはスパイラルXを搭載し、前よりも細く強く──。
そして、遊べるフィールドが更に広くなりました。
ポンドからネイティヴまで、あらゆるシーンに対応できるカーディフNX
新しい『カーディフNX(CARDIFF NX)』は2020年12月に発売予定。
商品ラインナップは4種。スピニングとベイトモデルがあり、「S77L」「S83ML」「S86M」がスピニングで、「B83ML」がベイトモデル。頭文字がそれぞれを示しています。
大きく変わったのがスパイラルXを搭載したこと。
前モデルよりも強度がアップし、ネジレの軽減でファイト時のパワーロスを抑制。リールシートもスピニングとベイトで新しくなっており、軽量化にも成功しつつ操作性の向上にも貢献しています。
詳しくはシマノの商品紹介ページを見てください。

カーディフNX(2020)の特徴を簡単にいうなら──
前よりもパワフルなトラウトの動きに対応できるようになったので、ネイティヴのデカイ奴相手に怯む必要がなくなった、てところですね。
「S77L」を使うならこんなトコロ
S77Lの適合ルアーウェイトは「4~18g」。
ロッドを曲げてトラウトを疲れさせるスタイルが得意なため。ポンドが最も使い勝手に適しています。が、渓流なり海のライトゲームでも困ることはないクラス。フィールドに縛られないのが最大の利点かな。
フレッシュはポンドが主戦場だけど、ソルトの堤防チョイ釣りもするよ?……て人にオススメしたいモデル。
「S83ML」を使うならこんなトコロ
S83MLの適合ルアーウェイトは「5~26g」。
長さがキャスティング向けになり、15g前後の沈むミノーを操作したいならこのモデル。流れの強い本流から広いレイクまで、サクラマスに大型レインボーを意識したセッティングになっています。
ソルトならチニングに使っても良さそう。
「S86M」を使うならこんなトコロ
S86Mの適合ルアーウェイトは「8~35g」。
S83MLより大型に、そしてよりディープなレンジに対応するモデル。スパイラルXとハイパワーXで強化されたブランクスは、激流に乗るモンスターにも負けないパワーがあります。
”すそぱ向け”かもしれないし、北海道向けかもしれない。
ここまで来るとシーバスでも問題なし。バチルアーに使うのがいいかも。
B83MLを使うならこんなトコロ
新しいNXシリーズで追加されたのが、このベイトモデル。適合ルアーウェイトは「5~26g」でスピニングと同じ。
ロッドの性能はSと変わらないけど、ベイトリールの特性である”パワフルな巻き”を活かせるのが特徴。15g前後の沈むルアーを繊細に扱いつつ、落ち込みから速攻引き出す巻きで攻めるタイプ。
ここまで来ると「バスロッドで良くね?」って思っちゃう。
終わりに──何のリールがいいだろうか?
トラウトロッドに合わせるなら、やっぱり軽い『ヴァンキッシュ』が理想かつ最善になっちゃう。シマノの2000番なら大抵合うレベルですね。
スピニングなら理想はほぼ決まっているけど、ベイトモデルは86MLと強めなロッドなので、オシャレにぴかぴかなメタルを使うのもアリ。
