21カルディアにリコールが発生しているらしい。
春の新製品に心躍り、使いだしてから
「なんかおかしくね?」
と違和感を見つけた人はやり手だと思う。
リコール対象は回収して検査し、正常になって手元に戻るわけですが……その過程で些細な問題が発生しているようで。
この記事のまとめ
21カルディアにリコールが発生し、ハンドル回転時の不具合が原因で回収・修理が行われています。初期ロットの製品が対象で、型番シールの特定記号が該当します。リコール対応は販売代理店経由でダイワに送付する形ですが、その過程が遅く、1ヶ月近く釣りができなくなる可能性があり、ユーザーにとって大きな問題となっています。
リコール品が修理から戻ってくるまでが長すぎる件
とりあえずリコール対象のアナウンスはこちらから。
原因は、
ハンドル回転時において、
当社の定める回転基準に満たない商品が一部混入している可能性があることが判明
したとのこと。
春の新製品だから、初期ロット全てがリコール対象。
一応リールシート裏側にある型番シールの「F-p」「G-d」「G-e」「G-f」がリコールの対象。
これで問題になっているのが、販売代理店(購入した店)を通じてダイワに送ってくれ──という話。
まあ企業の対応としては正当だけど、スピード感が全くないのがダメな点ですね。
販売代理店がわざわざダイワに送る必要性はあるのか?
他人ほど信用できない存在はないわけで、
この「代理店を通した製品の配送」に問題が発生している模様。
リコール対象品はダイワに到着してから、1~2週間を目処に検査から修理をします。代理店にリールを預けてから、すぐ配送をしたとしても、2日はラグが発生するでしょう。
修理完了後は直接オーナーの手に戻ればいいですが、代理店を介するなら、申込み後から3週間は見る必要がでてきます。
何より、代理店がすぐ配送してくれる絶対はないし、ダイワ側も21カルディアを購入した全員から送られてくるため、検査側もパンクすること請け合い。
つまりは、21カルディアだけを使うつもりのアングラーにとって、1ヶ月くらい釣りを我慢しないといけない状況になるわけです。
これは死活問題じゃね?
購入店の証明はともかく通販が厄介
実店舗で購入した場合は、保証書なりレシートがあるだろうので、添えて「こいつをダイワに」と頼めばいいだけ。
問題はネット通販で購入した場合。
誠実な釣りショップなら「買った製品がリコールなったよ。どうする?」みたいなメールが届いてくるかと。楽天やAmazonは個人でも取り寄せ→販売ができるため、個人ショップ経由で購入した人が厄介ごとになりやすい。
あとは……少ないでしょうけど、21カルディアを中古で購入した場合ですかね。
販売店の保証書があれば、直接行くか送り届けることで対処は可能でしょう。それがないと詰みますね。
スムーズなリコールを受けるために
自動車のリコールは近くにある代理店で受けることはできます。
釣具は釣具店で買うことになるわけですが、修理は基本的にメーカーが対応しています。ようは購入した釣具店では(基本的に)修理できないことになっています。
自動車は中古で購入しようが、地域にある正規ディーラーなら対応してくれる。釣具にはそれが無いんですよね。
だから対処のスピード感がないため、オーナー側は数週間も待たされ、釣りがしたい時にできない葛藤と戦うハメになりやすい。
こういう事があると、自動車業界のサービス精神が極まってるなと実感します。
なる早で釣具のリコール対処をするには、今の時代なら個人で着払い発送で良かったのでは? と感じます。