ルアーに目がありますが、それを不思議に思ったことはないですか?
魚に模した疑似餌だから、リアル志向だと目はあるほうが自然です。ですが、目が無いスプーンでも魚は釣れます。
いったいどんな理由で付けられているのだろう……。
ルアーに目が必要な理由とは?
ルアーにある目は、塗装だったりシールで表現されています。シールは「アイシール」と呼ばれており、個別販売もあります。
なぜルアーに目を着けるのか──。
諸説ありますが、肉食魚が小魚を捕食する習性から、「目があるほうがいいんじゃない?」程度と考えられています。
魚を丸呑みするなら、背びれが立たない頭側から食べるほうが食べやすいだろうと、人間でもわかります。
魚は相手の目を認識して、それが頭だと判断しているから、同じ形のルアーにも目があったほうが、魚と認識してくれやすいのでは? ……などの理由があります。
ルアーを頭から食べられるとリスクしかなくない?
ルアーの頭部には、ラインと接続するアイ(金属のリング)があります。
もし肉食魚が頭部から食べる習性なら、ラインごと食べてくる格好になるわけですよ。これじゃ毎回ルアーをロストしてもおかしくありません。
実際は腹~尾のフックがある部分に食ってくることが大半。
なぜそうなるかっていうと、ルアーは「逃げる魚を演出」しているからです。
肉食魚はルアーを追いかける形で食べにくるから、腹~尾に食いついて来るため、フックがその位置にあるのも合理的とわかります。
それはそうと、アイシールはフラッシングのワンポイントになる
アイシールの役割は、フラッシングのオマケと考えています。
ボディカラーと違う色だからワンポイントになっているし、小型ながら反射するため、魚へのアピール効果は少なからずあります。
いずれも「あって損はないレベル」の効果ですね。
アイシールは釣具店やECでも買えますし、100均でキラキラシールを流用する手もあります。ハンドメイドルアーは塗装で目を書いている物もあるので、剥がれた時用にも使えます。
デイジギングなど、光が重要になるポイントでは、アイシールの効果にも注目すると釣果が伸びるかも?