オーナー針の「ダイレクトスナップ」はいいぞ。
サーフがメタルジグを使うことが多いため、幅広のスナップを使う利点がなかったんですよね。ダイレクトスナップは、ルアーのアイがくぼみにハマる感じで、ジャークの反応が良い!
使い倒した結果、良いところと悪いところを主観で語ります。
ダイレクトスナップの優れている3つのポイント
良いところをまとめると、3つのポイントがあります。
- 耐力スナップよりも強度がある!
- 軸が太くラインの締め込み切れがない!
- ジャーク、トゥイッチなどスコッと動かしたいアクションに最適
ミノー主体なら耐力スナップのような、幅広で余裕があるスナップのほうが向いています。アクションを阻害しないので。
アイレクトスナップは良くも悪くも、ジャーキング主体になるメタルジグ専用といえなくもない製品です。
耐力スナップよりも強度がある!
ダイレクトスナップは、同社の耐力スナップよりも軸が太いため、絶対強度は同じ号数でも勝ります。
例えばそれぞれを「#1」で比べるとこんな結果に。
耐力スナップ#1:15kg
ダイレクトスナップ#1:22kg
http://www.owner.co.jp/search/1987/
まぁ実際、そんなに(耐力強度)いらないんだよなぁ……。
とはいえ、ジギングは突然の大物に出会う確率も高いため、まずスナップから折れる事態は避けたい。ダイレクトスナップに替えてから、メートル幅ありそうなエイや地球と戦いましたが、変形したことはないです。
なので”強度”に関しての信頼度はあがりましたね。
軸が太くラインの締め込み切れがない!
おそらくこれが一番のメリットかも。
耐力スナップは針金のように細いから、ラインの結び目が甘いと、魚と格闘している最中、金属にラインがめり込んでしまい、ノット切れを引き起こすことがありました。
正直、耐力スナップの不満点はコレだった。
針金みたいな細さにもメリットはあります。余計なウェイトを与えないし、水抵抗がないからアクションを阻害する恐れもない。だからミノー主体のシーバス界に向いています。
ダイレクトスナップに替えてからは、ノット切れもなくなりました。
ジャーキングとトゥイッチの反応がすこぶる良い!
ジギングはジャークやトゥイッチなど、派手に動かすことが多くなります。使うスナップが幅広だと、力の伝達が上手くいかず、効率をロスしちゃいます。
ダイレクトスナップはアイがくぼみにハマるため、力を逃しにくいし、ジャークに余計な”ブレ”がなくなるため、キビキビした動きを実現できます。
メタルジグ主体で戦うなら、このスナップは武器になるでしょう。
ショアジギングで使うなら「#0~1」で十分
ダイレクトスナップは、「#0」ですら22kgの負荷に耐えます。
なのでショアジギング程度なら、結ぶリーダーは20lb(5号クラス)がバランスもちょうど良い。ドラグをカチカチにしても耐えてくれますよ!
沖ジギングは20kg超えもザラなので、2号以上を使うのがベスト。
ショアアングラーなら1号で困ることはないでしょう。メートル級のアカエイがかかっても、ドラグが出るなら問題ないです。ノット切れはあるでしょうけど……。
最後に──デメリットについて
ダイレクトスナップを使ううえでのデメリットについて──。
ミノーなどウォブリング系のアクションとすこぶる相性が悪いため、サーフでジグとミノーを交互に使いたい場合は、足かせになります。
特にシンペンはゆらゆらな動きが抑制されます。
つまり、巻くことでアクションするルアーに使うと、アピールが減衰しちゃうわけです。
あえてアクションを抑えたい状況ならアリ
アクションを”あえて”抑制することで、よりデッドベイトに近づけることもできるし、使い方も考えようといっていいでしょう。
でもHSミノーにはマジで向いてません。動きが弱くなることが伝わるので。耐力スナップは「万能」。ダイレクトスナップは「専用」と、割り切るのがベストかなと思います。