久しぶりに砂を踏む感触を味わってみたものの、特に何にもなかった日。
「ここじゃないな」と確信しつつ浜インするドM。
釣れないので何でもない話をするコーナー
現地に着いてみれば、片手で足りる先着のほぼ貸し切り状態。
とはいえ海を見ただけで、「これはアカン」「投げないほうがいいで」「時間のムダやん?」と誰かが語りかける。
7~9時とか潮止まりで、明らかに時合を外しているのですがこれは?
……でもやるけどね!
最近買ったルアーで拍子抜けだった物
これはimaの”裂砂”だったりする。
ヒラメを釣らずにタチウオを釣り上げたものの、そんなのラッキーパンチみたいなものだし、しばらく使っていて「なんか違う」と思いはじめた。
「これもうシーバス用でいいんじゃないかな」と。
HSのウォブンロールは求めていた物だけど、ただ巻きでは浮きすぎるし、”巻き”のレンジキープが面倒だった。リフト&フォールなら底狙いに問題ないけれど、それなら別に「他のでもよくなくない?」となる。
HSというより、MD的な使い方のほうが向いているように感じた。
なまじsasukeの名を冠して、リップをああしてアクション寄りにしたことで、上に行く力を抑えきれていないみたいな。
あと”後方重心”といっても、どう見積もってもセンター寄りなんですが?
30gあるけど浮力もあるので底を取るのが遅く、風が強いとラインの煽りで浮いてしまいまともに取れなかったり。
3g分くらい尻に鉛巻くと丁度いい感じになるんだけど、そこまでするならファルクラムとエフリードで十分かな──
と思ってグロに献上したら、随分売れ残っててわらた。確かにインプレや釣果が少ないからなぁ。
ひとつ”良い”と思ったところは、塗装の強度が随分まともになったなぁと。
ここ2年内で発売されているルアーは、蒸着タイプでも過去より持ちが段違いですね。
購入意欲を掻き立てるルアー
私は「このルアーで釣れた」は気にしないほう。
どちらかといえば、攻めきれなかったことや、状況に太刀打ちできなかった時など、”足りない”と気づいた時にそれを満たしている物が欲しくなる。
新製品情報とかは事前に知ることができるし、先人達の経験から導いた物など──。脳内データベースからそれらを引っぱりだして、「こういう時はアレが欲しいな」と思ったりしている。
”魚の餌”と比喩される某ミノーも、届かない距離に魚がいるとわかっていて、それを投げる道理はない。
在庫の奪い合いになっている某ジグも、「それじゃなきゃ出来ない」ということもないので、特に興味がなかったりする。
私は釣行時に海が荒れる・荒れていることが多く、ベタ凪サーフなんかここ1年記憶にない。
そんな時にはメタルジグくらいしか選択肢がないんだけど、「そんな時こそ中層をゆったりと泳がしたい」とは思っていて、そんな向かい風と波の時に第一ブレイク先に投げれるプラグが”ぶっ飛び君”と”シースパロー”くらいだった。
”パンチラインマッスル95”も悪くはなかったけど、統一された”流れ”があってこそ活きるルアーだと判断した。
サーフでサラシがあるほどチャンスがある奴相手に、この条件でも80mほど投げれて波間を漂わせることができるプラグって、もうヒラマサ用のトップしか思いつかなかったが、そのためにロッドを換えるのもナァ……と。
とまぁ──今日みたいな時に使いたくなるルアーの選択肢が、”かっ飛び棒”くらいになったんですよね。
もうケースの中それだけでいいんじゃないかなと思えてきた。
でもこればっかり使うのもなぁ、というジレンマ。
今までできなかったことができるって楽しいけど、魚が居なければはじまらないんだよなぁ……。
──閑話休題。
などと、ここではこういうのが使いたいとか色々考えているうちに、コノシロジャンプがあったくらいで、何の反応もなかった。
ルアーは増えてきたけど、なんだか効率的じゃないなと思ってきたので、あらためて全部投げてみて選抜するための釣行でした。
”こういう時に使うため”で選ぶと、その時が来なければ永遠に出番がないんだよなぁ(今更)。
今年はもっと効率厨になろうかと画策中。
かっ飛び君は在庫あるうちに買っておかなきゃ……。
帰り際、車について海を見渡すと一箇所に黒い塊が──
「はいはいイワシボール、俺が帰ると沸くパターン?」と思って、念のため突き上げられているか確認するために双眼鏡で覗いてみると……
鵜の集団でした。