ギマの魅力と美味さを…君たちは何も知らない。【三点倒立】

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ギマの魅力と美味さを…君たちは何も知らない。

夏の投げ釣りでよく釣れる「ギマ」は、三河湾と浜名湖ではメジャーな釣魚。

市場に姿を現すことはほぼないため、全国における知名度はほぼ皆無。でも最近……一部の界隈でギマの人気が沸騰中。

学名でも”三脚”といわれるその姿は、愛嬌もありSNS映えもする。しかし、めちゃくちゃ美味い魚だと知る人は少ないと思う。

ギマの名付け親は浜名湖である

ギマは「 スズキ系フグ目モンガラカワハギ亜目ギマ科ギマ属 」で、姿形はウマヅラハギに似ています。

名前は「銀馬」からもじられ、名付け親は浜名湖ってマジ?

特徴は背中と腹にあるトゲ。英名はなんと「tripod fish」。

このトゲで三脚のように立たせることが可能なため、画像検索すると、倒立している写真がたくさん出てくる愛らしい魚です。

google検索「ギマ」1ページ目
引用:WikiPedia

ほら、wikiもこうやって紹介しているから、ギマは三点倒立させることが、もはや当たり前なんだよ!

ギマを立てて写真を撮ると「いいね」がもらえる

さて、写真映えすることで一部に人気のギマですが、釣り場で最も有名なのが三河湾エリア。次いで浜名湖です。

専門で狙う人は愛知県に多く、投げ釣り(キス狙い)の外道としてよく釣れます。

googleの画像検索1ページ目

Googleで「ギマ」を画像検索すると、1ページ目の時点で15枚中9枚が立っている画像。これは知らない人が見ると、「こいつは陸上で歩く魚なのかい?」と思い込みそう。

むしろこの状態から動かないから、並べやすいんだけどね。

このような動画があるくらい人気。

ギマの写真映えには、堤防に立ててローアングルから攻める写真が好まれるかもしれません。「この魚は立つんだよ!」アピールなら1匹でええやろ(真理)。

ギマの魅力は味にアリ

ギマの味ですが──ハッキリいって、美味です!

じゃあなぜ市場に出回らないのか。それは、網を破る厄介者のため、漁師に嫌われるから

表皮からは粘液を出すし、独特な臭いがするし、トゲも皮も硬く捌くのも面倒だから、釣魚としても人気がありません。むしろマスコットキャラなのでは?

捌くのもコツをつかめば簡単。最も厄介なトゲをニッパーで切り落とすと、皮剥ぎまでの作業がスムーズにできますよ。

自ら大量に捌いた結果、産まれた記事がこちらです。

ぬめりを取るために水を多く使うので、ビニ手がないと手荒れしやすい難点があります。

くれぐれも指紋認証のデバイスなり、会社のゲート認証に指紋を使っている人は注意してください(戒め)。

一番ウマイ食べ方は刺し身と肝醤油!

同類で最も人気なホンカワハギは、肝が絶品だし釣る難しさもあって、国内でも屈指の人気対象魚。

味はギマも負けてはいません。

ギマはホンカワハギより血が残りやすいですが、血抜きなり下処理をキチンとすれば、無臭でホンカワと大差ない刺し身を造れます。

肝は”本物”より血が多いため、味は落ちますが、甘みに大差はありません。……騙されたと思って食べてみて! きっと世界が変わるから。

何の魚かいわずに知らない人に食べさせれば、「なんだこの美味い魚は!」と驚くかもしれません。

そしたら三点倒立した写真をスッと出せば、オチも完璧です。

もしギマを飲食店で食べたいのなら…

「ギマを食べてみたいけど、釣れる場所がないし、どこにも売ってない。どうしたらいいの?」

──とお嘆きなら、ギマを扱っている飲食店を探せばいいじゃない!

生鮮市場近くの店は雑魚(市場価値が低い魚)を取り扱っていることもあるため、そこに聞いてみるのも手でしょう。三河湾周辺なら、食べることのできる店は無いことはないです。

魚を知る

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