マゴチの刺し身はウマイ。
ウマイが……刺し身は飽きやすい。そこで「なんとかならないか」といわれましたが、加熱すればええんよ。
加熱したマゴチの旨さを釣り人は知らない
釣り人界隈はどうにも「新鮮な魚は刺し身がベター」の信仰が著しい。
いや、たしかにウマイよ? でも寄生虫リスクなり、味付けは下処理と醤油で決まるのって、なんだかバリエーション少なくない?
焼いた魚の旨さをもっと知って欲しい。
魚を焼くことのメリットはこんなにあります。
刺し身にすると皮を使えないから、もったいないといえばもったいない。
マゴチは身が引き締まっているため、刺し身にするとコリコリで食感がいいけど、加熱してホロホロほどける食感も悪くないですよ。
なにより、寄生虫リスクがほぼなくなるし、臭みを消せるから、食育の段階で「魚嫌い」になりにくいメリットがあります。
そんなわけで、魚、焼こう!
マゴチをトマトソースで煮込むだけ
マゴチのような白身魚は、味がハッキリする煮込みをすると、簡単に美味しくしあがります。
トマトソースを作るのはとても簡単。
トマト缶を鍋にあけて煮込めばいいだけ。コクを出したければニンニクを炒めてからすればいいし、塩だけでも味は決まります。難点はコンロが汚れやすいことかな。
マゴチは煮込むだけだから、大名おろしの切り身を皮を落とさず、口に入りやすいサイズでブツ切りに。
魚と野菜をフライパンで炒めてから、煮込んでいるトマトソースにぶちこめば完成です。
加熱調理のいいとこは、魚の臭みが苦手なら、ハーブなり香草で臭いを消せることですね。
魚嫌いは「臭いが嫌」って人が多いし、味覚が発達する前の子供には、優しく味付けしたトマト煮込みがおすすめ。刺し身で食べるより野菜も豊富だし、栄養価も高くなります。
刺し身より焼くほうが写真映えしやすい
刺し身って写真映えしにくいと常々思う。
料理店は皿なり付け合せで盛り上げているけど、なんの工夫もせず、皿に切り身を並べて撮るだけじゃあ、とても美味しそうには見えません。
魚料理は加熱したほうが簡単。グリルを使う必要はないし、フライパン1個でわりとなんでもできちゃいます。
一度でもいいからレシピ本を読んでおくと、魚料理のバリエーションの豊かさに驚くかもしれません。