明日のほうがいいだろうけど、起きれたから来て見て投げてみた。
釣れている時、釣れない時。
──どんな時でも、「ワンチャンス」は必ずある。
一見して状況は良さそうだけど
夜明け前からしこしこ投げていて、明けてきたら小魚の大群が「モワッ」と射程内に沸いた。
あ……。一瞬何かに追われた気がしたけど、なんてことはない、ただの大群だ。そのまま横へずんどこ泳いでいったけど、何もボイルせず。
使っていたルアーを触ると生温かい……、ここ数日でまた水温が戻ったのね。
さて──、もう試合終了してもいい気がするけど、下げ止まりまで頑張ってみよう。
大きめのミノーを使って何もなかったので、小型を使ってみようとbit-v32を選ぶ。
26gのほうがバイブレーションという引き抵抗だけど、これは重さのわりに軽いので、メタルジグを扱っているような感覚になる。早巻きで1mレンジ、ゆっくりで5m以下と狙える所も幅広い。春先の小型ベイトに合わせるならいいけれど、今の時期だとコノシロが食ってくるレベル。
底から30~50cmくらいをゆっくり通していると、たまーに魚に当たる。ラインに当たっている感じなので重さは伝わってこない。
回収前の波打ち際で魚っぽい重さが乗ったが、数秒で「フッ」と軽くなった。石は多いがそれじゃない感触だったので、小さいヒラメかな。
夜明け後しばらくして、そこらで小さいボイルが起き始める。
メッキかカマスだろうな~。払い出しが出来るとその先で「チュポン」と出るからおもしろい。けれどルアーには反応ナッシン。
シンペンでもダメ、9cmのミノーでもダメ、メタルジグでもダメ。
でもbit-v32にはたまに当たってくる。これでかからないってことは、レンジが合ってないのか……。
なるべく上気味を通しても反応がない。手前からドン深で4m超あるから好みを探すのが面倒ってのもあるけど、シンペンのフォールでつっついてこないとなると、これはサビキじゃないと無理そうだ。
1回だけ70cmくらいのシーバスが出てきたけど、タイミングが合わないなぁ。
ほぼ固定砲台で最初に底を探り終え、ベイトと一緒に移動したのならヒラメは尚更望み薄なので、「ずっとフローティングとシンペン投げてりゃ噛み合ってたかも……」と考えるのも後の祭りである。
何事も優柔不断はアカンね。どっちかを狙っていればどっちかが”外道”として釣れてくる可能性のほうが高いのにね。
スナメリ兄貴が出現すると釣れる気がしない件
すっかり日が昇って、近くを底曳き網が通り、平和な海になった頃。
カマスが跳ねているのは確認できたので、なるようになれとbit-vをひたすら投げていた時、着水数m先でスナメリが「にゅっ」と出てきた。
「あんなのかかったらボク◯んじゃう!」
しばらくして離れた所で「にゅっ」と出たのでセーフ。珍しいには珍しいけれど、毎年ワラサが周るくらいになると見ている気がする。
そういえば浜名湖でもスナメリが居たことがあったなぁと思い出す。
浜名湖のハマちゃんとか呼ばれて、町興しの計画も出てたりしてちょっとフィバった気がしたけど、かなり一時的だった。
都田川付近には巨大生物がうようよしているんですよ。シーバス狙っているとよく出てくる、10kgも超えたりするアレです。
もうrayとは出会いたくないな……。せめて5kgくらいとか中型でいいんですホント。