下げ止まりからの上げで短時間。風が東でなければ最高なんだけどな。
鳥が居ても魚が居そうにない──なんてことはよくあります。
鳥が居れば釣り人も集まる
”浜マル”には丁度いい海況だし、夜にやろうと考えている場所なので、おおよその地形を把握するために偵察ついでにちょろっと竿を振る。
誰もいないし、いいワンドがあるのでこの辺りでやってみようとサックリ浜イン。
「ショートケーキのイチゴは後に取っておく派」の私は、とりあえず本命の場所を置いておいて、脇からバイブで攻めてみる。
底荒れしてはいないのでヒラメもいけるかも。風のおかげで底を通すのが難しいけれど、周りに人がいないから余裕で流せるし──ん? 数百m以内に釣り人は居なかったはずだけど、いつのまにか囲まれていた。
開始時には居なかった鳥がそこそこ集まって来ているし、たまに突っ込んでるし、これを見たらここに来るだろうなぁ。
自分が通している場所も悪いわけではないが、底物が居るなら数m横の向こうだろうという本命に3名様ほど着浜している。よくこの状況でお祭りを恐れないなと少し関心してしまう。
というか、道中でも片手以下くらいしかルアーメンが居なかったはずなのに、一瞬でここ100mの範囲に6名くらい居るのですが……。みんなラピュタから来たのだろうか。
向こうで出ればそれはそれで。なのでレンジバイブで表層と、遠くの淀みをメタルジグでコツコツローテしてみる。
鳥達の下は魚に追われているわけでもなく、波に揉まれて浮き上がったイワシにちょっかいを出している風なので、魚が着いているとしても少数だろう。あの真下に落とせば平べったい奴が来そうではある。
でも120mくらいあるしこの横風なので、おこぼれ以外はキツイかな。というか正面には居ないし。シーバスが居れば「ボコン」と出そうだけど、視界内では特にライズも起きず。ワラサが来ているなら「親方!イワシが空を飛んでる!」でもいい状況だし……。
鳥のテンションが高いだけで時間が過ぎていく……。ぼちぼち勝負にかからないとまずいですよ!
打ちあがったカタクチイワシは8cmほど。いっぱい居れば持ち帰りたいけど、3匹程度だった。
そのくらいだろうとメタルジグは合わせていたけれど、日も出ていないしちょい荒れなので、それより大きめだろうなぁとミノー系に切り替え、遅めのリトリーブで中層以下狙いをするため人が居ない方へ。
サラシの先に落としてゆっくり巻くと、「コーン」とは来たけど乗らず。チーバスっぽいな。
一応反応は出したけど、鳥山狙いをしている方々は何も揚がらず、上げ潮が効きはじめ波が高くなってきたところで丁度タイムアップ。
雨はあまり降らなかったので、片付けが楽でよかったなう。
月曜夜にやりたい所だけど、風が北西になってくれれば……という所か。
大潮に向かうこのタイミングで、何か揚げたいのう。