エサ取りのプロであるフグは、確かに釣り人にとって忌むべき存在ではある。
中には堤防上に放置したり、叩きつけたりする人もいる。

・・嘘のような本当の話よ・・。
しかしその姿を一般が目撃したら、SNSで炎上にすること間違いなしでしょう・・!
この記事では、釣り人にとって厄介な存在であるクサフグに対する扱い方について議論しています。クサフグは餌取りの名手で、釣り人からは嫌われがちですが、その放置や無駄な殺生はSNSで炎上するリスクが高い行為です。
クサフグは路上放置で○される魚NO1

ポチップ
堤防釣りはエサ取り(外道)との戦い。
クサフグはエサ取りキングとして有名。
個体数も無駄に多く、仕掛けを投入するだけで寄ってくるし、コマセを撒けば懐いて留まるタイプ。
釣り人にとっては”やらしい相手”です。
中にはクサフグに並々ならぬ恨みを抱いており、釣れたフグを片っ端から叩きつけたり、ぶん投げたり、放置したり、やりたい放題。
でもフグは、膨らむ姿が愛らしく、SNSで大人気!
もしフグ好きが釣り人の非道を見たとしたら、どうするでしょう……。
そりゃあ写真なり動画にとって晒し上げ確定ですよね。
フグの路上放置を見た一般人の感想
ポチップ
ここで「釣り人が捨てるフグを見た一般人並の感想」を見てみましょう。
25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/27(火) 06:02:41.839 ID:kXt/CmZMa.net
釣り自体がけっこうな虐待行為だからな まぁちゃんと食べるなら‥とは思うけど巻き込まれるフグさんかわいそう
29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/27(火) 06:16:41.710 ID:r5zGRB2ud.net
釣り人の人間性なんてそんなもんよ
32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/27(火) 06:23:03.388 ID:Vn/BoOMt0.net
砂浜でキス釣りをしていると、目当ての魚ではないクサフグが沢山釣れてしまい、 釣れたクサフグはそのまま浜に投げ捨てていた すると、犬の散歩で通りかかったおじさんが「もったいねえな、フグは旨いんだぞ」 と、釣具の中にあったナイフを取り出してフグをさばき始めた
切り身になったフグを「食え」と差し出してくるので、首を横に振ると 「なんだよ、食わねぇのかよ」と、そのままフグの切り身を浜に捨てた おじさんの連れていた犬が、捨てられた切り身に近付き、匂いを嗅ごうとすると おじさんは、犬に 「こら!そんなもん食べたら死ぬだろ!」と怒り、縄を引っ張って去っていった
33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/10/27(火) 06:24:02.203 ID:UhIJ46k90.net
>>32 これラジオで聞いた時はゾッとしたなあ
もしかして……釣り人は自己中なのでは?

(…知ってた)
釣り人は「本命」以外はアウトオブ眼中(なこともある)。
ふつうはリリースされますが、毒を持つ魚(ゴンズイ・フグ・アイゴなど)は地上に放置されたままだったり、無駄な殺生をされているのは確か。
ほとんどの人は、「生き物の命を無駄に奪っちゃいけない」と教えられるはず。なのに釣り人は破っている……!
一般から見える釣り人像は、とんでもないやつに見えても仕方ないでしょう。
釣ったクサフグを倒したところで絶滅はしない
ポチップ
頑張ってクサフグを排除しても、釣れる数程度で絶滅はしません。
いくら地上で倒そうが、無駄な行為といえます。むしろ他人を不快にさせるだけなので、社会的立場を落とす原因になります。
毒を持つ魚なため、食物連鎖で数が減りにくいのも事実。ただし、全てのフグが毒を持つわけじゃありません。
フグがテトロドトキシンを持つのは、それを微量に含む生物を食べて体内に蓄積させるから。
たまーにですが、自然界にも無毒のフグはいます。
つまり、毒にやられたら「当たり!」みたいなもんです。
クサフグは観察するとかわいく愛おしい
フグは水槽に入れて眺めると…………和む。
フグは観賞魚として人気。ヒレをぱたぱた動かし、ホバリングして漂う姿は愛らしい。かわいいヤツほど棘があるとはよくいったもの。
釣れて放置するくらいなら、水くみバケツに入れて、動画を撮っていいねを貰うほうが前向きだと思いませんか?
ポチップ
バケツで活かしておいて、帰る時に海に帰せば、実にエレガント。
隣の老害が何やら喚くかもしれませんが、あなたは正しいことをやったはず。何を動じる必要があるだろうか。

──その善行は、いつか返ってきてくれるでしょう。
ポチップ
クサフグの毒を正しく知る:テトロドトキシンはどこに、どれだけあるのか

クサフグを「ただの邪魔者」として雑に扱う前に、まず相手がどれほど危険な魚なのかを知っておきたいところです。クサフグが持つ毒はテトロドトキシンという神経毒で、これは加熱しても分解されない非常に厄介な性質を持っています。一般的な調理の加熱はもちろん、300度近い高温でもほとんど壊れないと報告されており、「火を通せば大丈夫」という発想はフグにはまったく通用しません。
毒の強さも桁違いです。テトロドトキシンの人への致死量はおよそ1〜2mgと推定されていて、これは青酸カリの1000倍以上ともいわれる猛毒です。耳かき一杯にも満たない量で人の命を奪いかねない、という感覚を持っておくと扱いの慎重さも変わってきます。
そして大切なのが「どの部位に毒があるか」。フグは種類によって毒のある場所が違い、ここを素人が見分けるのはまず不可能です。クサフグについては、行政の食品衛生情報でも毒の分布が整理されています。
| 部位 | クサフグの毒性 |
|---|---|
| 肝臓 | 有毒(食べられない) |
| 卵巣 | 有毒(食べられない) |
| 精巣 | 有毒(食べられない) |
| 皮 | 有毒(食べられない) |
| 腸 | 有毒(食べられない) |
| 筋肉(身) | 食用可とされる部位 |
表のとおり、クサフグは肝臓・卵巣・精巣・皮・腸と、内臓から皮まで広く毒を持つタイプの魚です。食べられるとされるのは筋肉だけ。しかも有毒部位を傷つければ毒が身に移る恐れもあるため、適切な処理ができない人にとっては「ほぼ全身が危険物」だと考えておくのが安全です。
釣れたクサフグの正しい扱い方:素手・歯・針の3つの注意点

外道としてクサフグが掛かったとき、まず知っておきたいのは「皮を素手で触っただけで中毒する魚ではない」という点です。傷のない手で短時間触れた程度なら、皮の毒が経皮吸収されて体に回る心配はまずないとされています。ただし、これは「だから素手で雑に扱っていい」という意味ではありません。注意すべきポイントが3つあります。
1. 触った手で目や口を触らない
皮に毒があるのは事実なので、触った手で目をこすったり、その手でおにぎりを食べたりするのは避けたいところです。粘膜から毒が入る可能性は否定できません。フグに触れたら手を洗う、これを習慣にしておくと安心です。
2. 鋭い歯に絶対に指を近づけない
フグの仲間は貝や甲殻類をバリバリ砕くほど強力な歯(くちばし状の歯板)を持っています。クサフグも例外ではなく、うっかり口元に指を入れると噛まれて大ケガをすることがあります。針を外すときは口の近くを素手で触らず、必ずプライヤーやフィッシュグリップなどの道具を使いましょう。
3. 飲まれた針は無理に外さず糸を切る
クサフグは小さな口でエサを器用についばむため、針を奥まで飲み込まれることがよくあります。無理に引っ張り出そうとすると魚を弱らせるうえ、外そうと手間取って歯で噛まれるリスクも上がります。深く飲まれた場合は、ハリス(糸)をできるだけ短く切ってリリースするのが、釣り人にとっても魚にとっても安全です。飲み込まれた針は時間が経てば錆びて外れたり排出されたりすることが多いと、釣りの世界では知られています。
そして大前提として、毒魚であるフグは無理せずリリースが基本。針を外したら水面近くでそっと放し、泳ぎが弱いようなら水の流れに頭を向けて落ち着くまで支えてやると、生存率が上がります。
フグの素人調理・持ち帰りは絶対NG:免許がなければ捌けない理由

原文には「フグは旨いんだぞ」と浜でその場で捌いて差し出してくるおじさんのエピソードがありましたが、これは笑い話では済まされない、極めて危険な行為です。結論から言えば、フグの調理は資格のない人がやってはいけません。
日本では食用にできるフグの種類・漁獲海域・部位が国によって定められており、毒のある肝臓などの内臓は、フグの種類を問わず販売も提供も食品衛生法で禁止されています。さらに東京都をはじめ多くの自治体では、ふぐの取扱いに関する条例を設け、ふぐ取扱責任者の資格制度や施設の認証制度によって、有資格者だけが処理・提供できる仕組みになっています。要するに、フグは「免許や資格を持ったプロが、決められたルールの下で処理する魚」なのです。
クサフグのように毒の分布が広い種類はとくに危険です。有毒部位を少しでも傷つければ毒が身に回る恐れがあり、毒の強さは季節や個体によっても変動するため、見た目や経験則での判断は通用しません。実際、フグ中毒の多くは、家庭での自家調理や、釣り人が自分で持ち帰って捌いたケースで起きています。「もったいないから食べる」が、命と引き換えになりかねないのがフグです。
釣れたクサフグを食べたいなら、自己判断で持ち帰って捌くのではなく、リリースする。これが唯一の正解です。もし持ち帰りたい事情があるとしても、有毒部位を含む内臓を素人が処理することはできないと肝に銘じておきましょう。
叩きつけ・路上放置がダメな本当の理由と、万一中毒したときの対応

クサフグを堤防に叩きつけたり、路上に放置したりする行為は、単に「見た目が悪い」「炎上する」というマナーの問題にとどまりません。安全と公衆衛生の面でも見過ごせない問題をはらんでいます。
放置されたフグが引き起こすリスク
- 人や動物の誤食・接触:原文のエピソードのように、放置されたフグは犬が口にしかけたり、事情を知らない人が拾ったりする恐れがあります。毒のかたまりを公共の場に残すことになりかねません。
- 釣り場の評判低下:死んだ魚や血で汚れた堤防は通行人を不快にさせ、SNSで拡散されれば釣り場が閉鎖される一因にもなります。実際、釣り人のマナーが原因で立入禁止になった場所は全国にあります。
- 命を無駄にする問題:エサ取りであっても生き物です。いくらクサフグを駆除しても釣れる程度では資源は減らず、無駄な殺生は何も生みません。むしろ自分の社会的な立場を落とすだけです。
釣れたフグは、その場で叩きつけるのではなく、針を外してリリースするか、汚れを残さず適切に処理する。これが釣り人としての最低限の作法です。
もしフグ毒で中毒してしまったら
万が一、フグの身や有毒部位を口にして中毒が疑われる症状が出たら、ためらわず救急要請(119番)をしてください。テトロドトキシンには確実な解毒剤や特効薬が存在せず、体内から毒が抜けるまで人工呼吸器などで呼吸を支える対症療法が中心になります。逆にいえば、症状が出ても呼吸を確保し適切な救急治療を受けられれば救命できる可能性が高く、初動の速さが命を分けます。中毒症状は段階的に進むとされ、おおよそ次のような経過をたどります。
| 段階 | 主な症状の例 |
|---|---|
| 初期 | 口唇や舌先、指先のしびれ。頭痛・腹痛をともなうこともある |
| 進行期 | 手足の運動麻痺、嘔吐、言葉が出にくい、血圧低下 |
| 重症期 | 全身の麻痺、著しい血圧低下、呼吸困難 |
| 危険期 | 意識消失、呼吸停止、心停止に至る恐れ |
症状は食後20分から3時間ほどの短時間で現れることが多いとされます。しびれ程度だからと様子見をしているうちに急速に進むこともあるため、「フグを食べた後の体調異変」は迷わず医療機関へ。本人だけでなく、一緒にいる人もこの経過を知っておくと、早い通報につながります。クサフグを安易に扱わないことは、結局のところ自分と周りの安全を守ることにつながるのです。





