横に広いサーフでも、アングラーが並べばあら不思議!
一気に釣り堀へと変化して、真正面に投げるだけしか選択肢がなくなる。
そんなわけで閉所恐怖症の私は、広い場所を選び天竜川河口にきました。
とはいえここは広大すぎんよ~。
河口にくるのも久しぶり
視界100m程の霧に包まれた浜名湖を切り抜け、やってきました天竜川。
鳥さんがぷかぷか丸しているくらいで、表層ベイトは一切無し。
パイクがいたら君たち喰われちゃうゾ☆
前日の雨で増水も濁りもなし、よって流れも弱い。──うん、ここでは厳しい。
でもヤル。
一応”落ち鮎”の季節だが、海は”稚鮎”のほうがやりやすい
鮎の産卵期は河川によって変化し、とある調査結果によると、天竜川では11月初頭近辺らしい。
下流域の禁漁期間(No拿捕)はかなり昔に制定された物で、近年では温暖化による高水温の影響で、期間外で産卵を開始するという状況もあったりする。産卵に適した水温は15~18度とされている。
制定を見直すべきという意見もあるわけですが、一度根付いた物を変化させるというのは、難しい問題です。
およそ2週間で孵化した後、稚魚は海や湖に下ります。
遠州灘のこの辺で稚鮎パターンとなるのは12月頃ですかね。それをちょっと見越して河口の大場所を選んだのですが、やっぱりまだ早いよなぁ。
ちなみに旅だった稚鮎が川に戻ってくる時期は、中部地方では3~5月頃。浜名湖では4月頃によく見る気がする。
……釣りの方はというと。
明らかに鯉っぽい、茶色のでかい尾びれがたまに水上に出るくらいで、ボラの主張もあまり無い。
水深2~3mくらいで、足元にかけてゆるい駆け上がり。流れもほぼ無いくらいだし、地形としてはこうなるわな。上げ潮でシーバスが遡上してくることを考えれば、東西どちらかの通り道に私は立っている。それを狙うならもっと河口へ行くべきだろうけど、あそこまで行くにはオフ車が必須くらいになるから、実質メンドイ。
まあ、10~20分くらい砂利と砂が入り交じる歩きにくい道を歩けばいい話なんですけど。
アピール重視で12cm台のミノーを、ファットとスリムを使い分け、レンジをボトム際とトップでローテーション。2時間くらい場所を変えつつやってみたけれど、反応はナッシン。
はぐれマゴチが居るかもと、ジグミノーで遠くまで探ってみたけれど居なかったようで。
雨が降っててくれている方がよかったのに、前日の予想に反して上がっていたのもちょっとマイナス点。降っていれば馬込川か菊川に行くつもりでしたけど。
新しい場所へ行くたびに、使いたいルアーが頭に浮かんでくる。
もっと大人しいローリングするミノーが欲しいな、とか。
どうせなら16cmくらいのを使いたいな、とか。
”こう”攻めたいのに使えるルアーが入ってないというのはもどかしい。
店を巡って面白そうなの探さなきゃ……。
外洋は水温がまだ20度くらいあるので、気合入れれば短パンでもまだイケるレベル。でも川は17度くらいだったので、とにかく冷たかった。
そんなこと考えもしていなかったので、この前の深夜釣行には持っていたウェーディングソックスを忘れていたから、足の冷えがヤバイ。
これ使っていますけど、冬は本当にありがたいぬくさです。