釣り人の清掃活動は思っているより認知されていないとわかる話

 

釣り人が悩み、悩まされるのが水辺のゴミ問題。

「俺らだけじゃないだろ!」という反論はごもっともです。そこにいるからこそ、標的にされるのも事実ですし、解決に向けて運動しているのも事実。

 

港湾を含む海の沿岸、湖沼など河川で、釣り人による清掃活動は地道に行われています。

この”清掃活動”は基本的にボランティアとして行われており、釣り人よりも、市民など地域での活動が一般に認知されています。

 

それは何故だろうか。

 

──だって、釣り人は釣り人同士でコミュニティを作るものでしょう?

 

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「釣り人による清掃活動」が認められた日

 

奇跡を生んだ勇気~淡海の川づくりフォーラム
 2017/2/4(土)。インテックス大阪がフィッシングショーで盛り上がる頃。ある釣り人の挑戦が、静かに始まっていまし

 

記事内でも触れていますが、「環境保護をする側」「環境保護を妨げる側」の出会いかのような、奇妙な構図です。

これを読めば、釣り人主体の清掃活動は、釣り人同士で「よくやった! いいね!」されているだけとわかりやすい。

 

特に河川での清掃活動は盛んです。

散歩やジョギング、河川敷にはグラウンドが整備されたり、市民の場として機能している所がほとんどであるため、道端に落ちているゴミが必然的に市民の目に留まりやすいためです。

ここで発生するゴミは、釣り人のみならず、水辺のアウトドアレジャーやちょっとした休憩の場に使用したり、道すがらポイ捨てしたりなど──ひっくるめて「不法投棄」が原因です

なので、行政主体による清掃活動が活発な場所でもあります。

 

魚釣り業界としては、釣具メーカーや釣具店などが独自に主催する清掃活動が多く、これもまた釣り人への認知度は意外と低い。──目立って宣伝しませんしね。

1人の釣り人が啓蒙活動のように先導して、清掃活動を行うケースも少なからずあります。

これはSNSなどインターネットを介して拡散されていますが、”自分たちの釣り場を守るため”の意味合いが強い。

 

辛辣に聞こえるでしょうけれど、自己保身のために清掃しているのが釣り人といえます。

だって、”釣り場(ポイント)”しか清掃しないじゃないですか。

沿岸の掃除は誰でもできます。けれど……釣り人が汚しているのは、主に「水中」ですからね

 

あらゆる方面から嫌われるアウトドアレジャー組

 

「外にあるゴミは全てアウトドア組のせい」

なんて暴論も挙げられるほど、アウトドアレジャーに関わる人は総じてマナーが悪いと思われている。ゴミになる要因を投げ入れている釣り人は、特に風当たりが強いのも事実。

もちろん全てがそういわれる筋合いもないですが、釣具(ライン・オモリ・ルアーなど)は特定しやすく、目立ちやすいのも確か。

純粋に楽しんでいる人ほど、その環境を大事にしますが、「流行っているから」と安易に足を踏み入れる方々は、総じてマナーが悪いです。

 

自ら出すゴミをそのまま持ち帰れば、ゴミが発生することもないわけで……。

それを怠る人が少なからず存在することで、全体に迷惑がかかっているのが現状でしょう。

 

ゴミを出さない努力なんて、魚を釣ることよりも簡単だと思います。

魚釣りは法律や条例も絡むので、マナーは特にうるさい”遊び”です。

しかしそれは、”魚を釣る”ことに集約されているため、環境への配慮は全くといっていいほどされていないのではないか? とも感じます。

 

 

ひとつの業界を終わらせるのは同業のみ

 

同じ趣味のジャンルとして「鉄道」も、撮り鉄の一部が悪質な行為により全国ニュースになることや、撮影禁止などの締め出しが多い。

夏期にもなればキャンプ場やバーベキューでのゴミ問題が浮上する。

世界遺産やメディアで紹介された観光地では、人が増えて利益があがり一時的に喜ぶが、代わりに騒音やゴミが目立ちはじめ、その対策で損失が勝りはじめる。

 

どれもこれも”マナー”で存続の危機に立つ事柄ばかりです。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」って言葉が存在するくらい、集団心理は増長からのトラブルがよく発生します。

 

港で釣りをすると、必ずといっていいほど見かける、釣りに関係するゴミ。

それが落ちていたからといって、「捨ててもいいだろう」と思ってはいませんか?

注意された時に「だって捨ててあるじゃん」と逃げ道を用意してはいませんか?

そういう考えが積もりに積もって、釣り場が閉鎖されていく事態が起こる現状から目を逸しているのではないでしょうか。

 

ゴミを捨てるのも拾うのも簡単です。だってそれにはお金がかかりませんし。

ただ回収し”処分”するまでの工程は業者が関わるので、金銭的な負担が発生します。ゴミを入れる袋だって無料というわけにはいきません。

清掃活動はボランティアといっても、運営側は全て無償というわけではないですし、参加する人は貴重な時間を使っています。

 

釣った魚をSNSにあげて、「環境に感謝」といっている人は、その環境がどのように維持されているのか、また自身がどれだけ貢献しているのか、解っているのだろうかと疑問に思うことがある。

冒頭で引用した記事にあるように、釣り人は釣り人同士でしか賞賛しあってないから、清掃活動に対する行政や一般への認知度は皆無に等しく、世間からの目は冷たいまま。

一人ひとりがゴミ袋を必ず持っていき、釣行後に目についた人工ゴミを拾い集め、それを持ち帰る途中に誰かの目に留まるくらいが丁度いい。

 

【告知!拡散希望】「釣り人が釣り場のゴミ問題を解決!」 拾ったゴミで「フォトコンテスト!」
こんにちはJOYるです。 この度、皆さんがJOYるアイテムを購入してくれた売上げで!ゴミ袋を製作いたしました!! 本当にありがとうございます。そこで、感謝の気持ちも込めて豪華賞品が貰えるフォトコンテストを開催いたします。

 

釣り大会などでそういう活動は少なからずあるのですが、釣りコミュニティのみでしか知られないので、「でもその時だけでしょう?」感が否めない。

魚が釣れなければ、魚を入れる予定の物にゴミを集めていくだけでもいいじゃないですか。

 

 

釣り場で目についたゴミは毎回拾っていますが、実際問題として、「燃える・燃えない・プラ・缶・PET」など分別がクソ面倒だから、捨てた人を呪いたくなる現実。

分別しやすいから、小さめの袋を数枚用意しておくと、後処理が捗ります。

 

ていうか、魚釣りに限らず、外で出たゴミくらい自分のポケットかバッグに突っ込んでください。

釣りの雑学
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海釣りがメインで、たまに淡水もやります。2018年は身近な浜名湖で、ポイントを転々と釣り歩いてマッピングしたい所存。

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とある浜松アングラーの一生