コツと合理で選ぶ防寒対策【身体編】

 

冬期のアウトドアに欠かせない「防寒対策」。

こと魚釣りにおいても、メーカーから数多くのアイテムが販売されています。

でも服飾を製造できるわけじゃあないので、専門に比べると値段はお高くなりますね

 

……となれば、「防寒のイロハを知って、自分の好みで”向いた”服を選ぶ」のが賢いかと。

ポイントとなるのは、「体温を逃さずどう活かすか」です。

 

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ダウンジャケットは素肌に直接着るほうが正しいらしい(効率の意味で)

 

かつて「寒波+0度」の夜釣りに、「とりま厚着しとこ」のもこもこスタイルで挑んだことがある。

全身から血の気が引き、ガクガクブルブルで10分も保たずに帰ることになり、いい思い出となりました(戒め)。浜松から駿河湾までの距離を移動し、数投の試し投げ程度で終えた、あの損失感。

それから”特に寒い時期”は敬遠するように。

 

──防寒に関する知識を得たのは今期のこと。

ダウンジャケットは肌に直接着たほうが暖かく感じる」という記事を見たのがキッカケ。

 

ダウンジャケットは「素肌に直接」が暖かい? 「目から鱗」「無理」と話題|JCASTニュース

 

素肌にダウンとかまたまたそんな……」と思いました。

確かに素肌の上に直接のほうが、着込むよりか暖かく感じました。でもそのまま外出すると、どこの国でも捕まりそうです。

記事を読み進めてもらえばわかるでしょうけど、服は「着重ねする=暖かい」わけではないことに気付いたのです。

 

てことは、「暖かさの効率を追求すれば、着込む量を減らしても極寒に立ち向かえるのではないか?」──と考えました。

よろしい、ならば(静岡県民にとっては)極寒の夜釣りに行こうか。

 

なるべく重ね着をせずに夜釣りで戦ってみた

 

以前ギブアップした時の着込みは確かこんな感じ。

 

・Tシャツの上にヒートテック的な長袖 with貼るカイロ

・フリースの上にスウェット

・ウインドブレーカー

 

ようは上着以外に4枚着ていたことになる。いい感じにモコモコ。

むっちりハムみたいになるので、キャストし辛いし、体が動かしにくいから内燃機関からの発熱を促進しにくく、カロリーのバーゲンセールな悪循環(ダイエット思考ではOK!)。

ほぼ無風なのに10分も保たなかった理由はそういうわけです。

 

防寒対策のコツを実行すべく釣りに行ってみたin焼津
2018年の初釣りです。行こうとしたのは3回くらいあります。 わざわざ寒い夜に行くためには、それなりの理由と衝動が必要ですが…… 完全に風邪が治ったぽい──のがひとつ(さししベンチマー...

 

そしてリベンジしにいったのがコチラ。気温は高くて1度の状況、風はあの時よりありました。

今度は1時間余裕で体のほうは大丈夫。指先は死にましたが。

 

今回は”服に保温させる”効率を最優先に考えた結果──。

 

・ヒートテック長袖の上にフリースネックTシャツ(ともにユニクロ)

・パーカーの上にダウンコート

・足の付根と脇に貼るカイロ

 

以前よりも1枚減らして、生地は薄くなりましたが、保温の効率は段違いでした

冷たい向かい風も邪魔なくらい吹いているのに、ここまで(指先以外)寒さを感じない冬の夜釣りもはじめてだなーと。

ちなみにパーカーは”耳あての代わり”みたいなもの。

帽子もかぶっていますが、フードをかぶるだけで首から耳まで顔以外は布が覆ってくれるでしょ? 目出し帽みたいなもんですね。

あれよりは職質回避できると思います。

 

 

防寒のコツは体温を保持して外気を遮断すること

 

ようはダウンジャケット1着でコレを補ってくれます。

押さえるコツ(ポイント)は、「ダウン素材に熱(体温)を届けること!」。なので通気性のいい素材を下に着込むほうが効率はいい。

だからヒートテックの上にフリースを合わせてみました。体感ではパーカーが要らないくらいでしたね。

 

この方法だと体温が重要となり、その補助として「使い捨てカイロ」が重宝されます。

今回は両脇と足の付根に使用しましたが、冷えた手を暖めるための理由もあります。もともと太い血管が通っているところで、手を突っ込んで「おっ…ふ…」とぬくもりを求めれる最適な場所。

最小のカイロでより効率を求めるならば、次の記事が参考になるかと。

 

使い捨てカイロ 温まる仕組み/貼る場所による効果的な使い方|KINCHO

 

要約すると──上半身なら首筋、下半身なら腰が効果的です。

心臓からは遠いけど動脈がある箇所がそれに当たります。

 

魚釣りのウェアでダウンジャケットが採用されない理由

 

動かない状態の防寒ならば最高効率のもこもこダウンですが、釣りのウェアで見かけることはほぼないです。

理由は「針が刺さると終わる」から。

釣具のウェアは基本的に、「防水」が最優先されます。次いで針を通しにくい厚めの表面素材。

まあ”針を通しにくい”素材と防水加工は、目的地が同じようなもの。それに防寒のため体温を溜める内部もこもこ素材を加えると……それなりにお高いジャケットに仕上がるわけです。

 

水を通さない……てことは外気を通しにくい。冷たい空気を遮断してくれるだけで暖かくは感じます。

”外気を遮断する”のは安物のウェアでも機能します。けれど、体温を維持できる防寒を兼ねるのなら、それなりの値段が必要になります。それが内部素材の違いみたいなもの。

釣り用とアウトドア用の値段は若干違います。これはモンベルの防寒ジャケットのラインナップを眺めてもらったほうが早いかと。

 

防寒着(登山用)|mont・bell

 

釣りの大手メーカー製品だと2割増くらいしますが、それは大人の事情で察することはできます。

”魚釣り用”においては、「防寒」と「防水」が曖昧なところが問題です。

 

 

例えばコレで話をすると……透湿防水素材だから、防水はするが通気もします。

いくら寒くとも発汗はするので、透湿するのは悪いことじゃない。でも「魚釣りって運動か? 冬でも汗かくほどか?」と疑問も持ちます。

透湿素材は汗をかく前提の、「歩き回る釣り」には向いてます。ジッとしたり定位置で投げ続ける「待つ釣り」には向いてません。凍えます。

 

なので釣りのウェアは、「動く釣り」か「動かない釣り」かで、向いている素材が真逆になる。

でもメーカーが「動く」ほうを重視しているので、こういうウェアを買うのであれば、ユーザー側でなんらかの防寒インナーを用意すればいいことになります。

 

防水ジャケットの下にダウンを着ればいいんじゃないかな

 

ウルトラライトダウン|UNIQLO

 

防水ウェアは外気を通さない。けれど保温となれば弱すぎる。

なので肌着1枚に「ダウンベスト」やらを下に着て、その上に防水ジャケットを着るほうが防寒の効率は良くなります。

私はユニクロの回し者じゃありませんが、手に入りやすく、素材が薄くても作りがしっかりしているので、けっこう重宝します(ヒートテック年々薄くなってね?)。

 

防寒ウェアも”1着ごとの機能”を理解していれば、古着ショップでも該当する服を探しやすくなります。

メーカーにこだわらず、自分が気に入った服で防寒を求めつつ、コーディネートも楽しむのであれば、そういった知識は備えておくと役にたつかと。

 

釣りのウェアで最強の防寒ズボン「胴長スタイル」

 

漁師スタイルは胴長にレインコートが多い。

これが実は理に叶っていて、「外気を遮断するのと防水を完璧に追求すればこうなる」を体現し、費用対効果も合わせて効率的です。

機能は最高でも、ファッション性が皆無なので受けは悪いですね。

 

多くのズボンは腰までの高さで、羽織るコートはせいぜい股下に差し掛かるかくらいでしょう。

これらが”重なっている部分”って腰から股下くらいなわけで、この隙間が外気を取り込んだりするし、内部の熱を逃がしてしまい、保温の効率を下げてしまいます。

 

なので胴長(チェストハイウェーダー)を着用するほうが、防寒対策で考えると賢い。動きやすかは別ですが。

夏は暑くて恨みたくなるウェーダーですけど、冬は馬鹿にできないぬくさを発揮します。

 

 

釣り用には、腰より高い位置まで覆うズボンもあるので、より暖かさを求めるなら選ぶのもいいかと。

釣具店では上下セットで売っているのも見かけますね。

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海釣りがメインで、たまに淡水もやります。2018年は身近な浜名湖で、ポイントを転々と釣り歩いてマッピングしたい所存。
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