サムネがサバンナの夜明けにしか見えないのですが。
ボラだっていつでもライドしているわけじゃない。彼らがビッタンビッタン海上を沸かすのは諸説あるが──
実のところ「ボラに聞かないとわからない」
彼らがいると若干ながら、釣れる気がしてくるのだが。
あの日あの時あの場所で塗装がバリバリ剥がれた──
そんな「チャタビー」を試すのに適している場所を求めて、あえて底がゴリゴリな所を選ぶ鬼畜の所業。
どうせやるなら、塗装が全部剥がれて”素っ裸”になった場所で頑張ってもらうしかない。
寒気も入り気温は低め。──とはいえ、真冬に比べるとまだまだ。
厳寒期に慣れないにわかルアーメンはなりを潜めると思っていたが、人はポツポツと見かける。でも私がいる場所は貸し切り状態だった。
潮目も入り混じり、釣れそうな雰囲気だけは一人前。大潮の下げ始めなので、6~8時内で何か来なければアウトだろうな……と思いつつ浜イン。
ルアーが震え、塗装が剥がれてワイも震える
ボラジャンプを横目に、海の様子からして出るならシーバスじゃないかなと、中層下くらいを通すことにしてみる。
「チャタビー85」は30gあるのでよく飛ぶ(90m前後)。波動が強くて、これはロッドを選ぶだろうなぁ。MLでは張りが負けてしまって底スレスレくらいしか通せない。
水深2mくらいなら丁度いいけれど、ここにはちょっと合わないな。ワンランク上げてゴリゴリ巻いたほうが出てくれそう。
駆け上がりがゴリゴリな所で、20分くらい使って塗装のほうはこんな感じです。
68だったらこの倍以上は剥がれているので、これでも大分強くなりましたね。とはいえ、ここは剥がれないほうがおかしいくらいの場所なんですけど。
──決して批判じゃないですよ。どちらかといえば、最近どこのルアーも塗装がマシになってきた感じはします。
7時頃になって、どうにもこれは出る気がしないぞと思いはじめる。
荒れ後の水温ちょい下がりなので、小型数釣りor大型ワンチャンなタイミングだし、シラスっぽいのはたまに水面で見えるけどボイルしない。反対側を探っていた人が何も持っていなさそうという所からして、ここはお魚さんがボラ以外入ってないっぽい。
砂オンリーの所でちょっと投げてみるかと舞阪へ移動。
釣れないけどやりやすい舞阪
やりやすくテンプレじみた地形だし、いいところなんだけど……魚信すら貰った記憶があったかどうかなんだよなぁ。
足跡からして先行者もほぼ来てないみたいだし、とりあえず怪しいところをポンポンポーンとやってみようと開始。
遠浅でチャタビー使ってみて、やっぱりロッドが負ける……けれど出来ないことはない!と確認した所で、「裂砂」のピンバックで底をネチネチ通してみる。
青っぽいボイルが「ポコッ」と数m横で出た後、ただ巻きでたまにチョンとやっていた所で「ゴツン」と来たけど空振り。
サバか子ブリだろうなぁ。カラーを変えてみたけど通り過ぎてしまったようだ。波間ではボラ軍団がライドオンしているけれど、彼らの触り方じゃない。
というかもう、あいつらを引っ掛けよう(ゲス顔)。
ジグをしゃくっていると、たまに「ゴイン」と来るので、「これだよコレ!」とよくわからない魚信ソムリエっぽいことを呟く。
フローティングでジャンジャカ巻いて探って、気がつけば隣の領域まで足を踏み入れていた。戻るのがメンドイよぅ。行きはよいよい帰りは地獄、それが探り歩きスタイル。
今日の海は、もうひと目で冬っぽく感じるんだけど、水温が噛み合っていない。これでも去年より1度高いかどうかってくらいなんですけどね。木枯らし前と比べると2度近く変化しているので、いる場所が変わっているんだろう。
台風のうねり入る前はこっちが調子良かったので、隣の県か市のほうが上りはじめるんじゃないかな。
夜にそっちへ行くので好都合ですが、せいぜい6時間くらいなので全域は無理そう。どこでやろうかなと考えつつ、考えることを放棄して駿河湾に行っている可能性が微レ存。