魚釣りに使う道具の中で、ウェーダーは”最も臭くなりやすいアイテム”ではないだろうか?
通気性は皆無。汗をかきやすく乾きにくい。ブーツに至っては雑菌の温床になりえるし、『ぬか床』クラスに育ったウェーダーも存在するかもしれない……。
──私も対策に悩みましたが、”予防策なら簡単”です。
この記事のまとめ
ウェーダーは釣り道具の中で最も臭くなりやすいアイテムです。その原因は汗と雑菌の繁殖によるもので、特にブーツ部分が問題です。対策としては、ウェーダーを直接履かずにインナーウェアを着用することが有効です。ランニング用のタイツが汗の吸収と動きやすさを提供し、冷感素材で快適さも保てます。ブーツの臭い対策にはネオプレン素材の靴下を使用し、最終手段としてはウェーダーを丸洗いすることが推奨されますが、製品の取り扱いには注意が必要です。
ウェーダーに汗臭さを残さないようにする工夫
ウェーダーはなぜ臭くなるのでしょう?
人間の汗には様々な成分が含まれており、汗が臭いのは、体内から有害物質をデトックスした効果です。
それを微生物がエサにしたりで、ムレムレのウェーダーはくっさいのです。
ではどんな対策をすればいいのか。
答えは簡単! ウェーダーを直接履かなければいいだけです。
汗っかきの自分だからこそ行き着いた対策方法
”ウェーダーを直接履かない”……? 一体どうすれば……。
ウェーダーの難点は選択のし辛さにあります。中の繊維が汗を吸収するのを防ぐことができれば、おのずと新品の香りをキープしてくれることに。
ここで役立つのがインナーウェア!
ズボン(パンツ)を履いたまま装着する人もいるでしょう。それが習慣だと、臭いはそれほど気にならないのではないでしょうか。汗でムレても、ズボンが吸収してくれているから、ウェーダーに移らないおかげなんですよ。
インナーウェアは薄手なので動きやすく履きやすい! 中敷き感覚でいいし、なにより安く冷感素材もあるから、暑さ対策にもなります。
ウェーダーのインナーにオススメなのはランニング向けのタイツ
ランニングだと、タイツ(レギンス)の上に短パンを履き、動きやすいスタイルが主流。
そのタイツが汗の吸収もよく、伸縮性もあって脚を動かしやすいし、冷感素材もあるからおすすめ! ランニングブームもあり、わりとどこでも買えるのも強み。
加圧式タイツなら同時にシェイプアップも望めるんじゃ?
加圧式タイツの役目は、フォーム矯正の効果や、正しく筋肉を動かすことで疲労軽減の効果があったり、擬似的な筋肉の低酸素トレーニングになるところ。
ウェーダーのインナーに用いるのは得策でもないですが、脚が動かしづらく疲れやすくなるので、その軽減に選ぶのはアリだと思います。
最も臭くなるブーツ部分を対策しなきゃ!
ウェーダーで最も臭くなるのがブーツ部分。ブーツ部分を丸洗いしたいのは山々ですが、分離させると浸水どころの騒ぎじゃなくなります。
臭い対策は様々。消臭スプレーで頑張るか、悪臭が出ない靴下を使うとか、諦めて丸洗いするとかしかないですね。足は特に臭くなりやすいので、対策にはあえて通気性が悪いインナー(靴下)を選ぶことが有効。
ネオプレンタイプのインナーソックスがおすすめです。釣具メーカーからも発売されていますが、ダイビング用のソックスを使うのもアリ。
夏はめっちゃ蒸れるけど我慢しましょう。冬は防寒にもなるから快適ですよ!
【終】最後の手段は「丸洗い」
最後の手段は「洗うこと」に尽きます。
とはいえ、防水性が高い製品なので取り扱いは注意が必要。機能維持をするメンテナンス方法が必須になります。……間違っても「熱湯消毒がええやろ!」と煮込んではいけません。
ウェーダーを洗う方法については、別記事に書いています。よければ参考にしてみてください。