釣りの仕掛けを作るうえで、糸を結ぶ(ノット)作業は多い。
それは釣りでこそ役立つが、生活をするうえで活用することはあまりない。──受験勉強の意義くらいに。
逆に生活で使うであろうノットは、釣りにも役立つことがある。
荷物を括る時や船の係留など、不意に役立つのは「興味本位で覚えたこと」だったりする。
ロープの結び方は3Dで見ながら実践するほうが覚えやすい
ロープの結び方を学ぶうえで難しいのは、どのように通すのかを理解すること。
”結ぶ”ことは立体で説明したほうがよく、平面図で伝えきるのは意外と難しい。
今だと動画なりスマホアプリで、見ながらやるほうが覚えやすい。
ロープを釣り糸で代用すると、摩擦が弱くてやりにくいノットもあるので注意。
練習なら使わない靴紐がオススメ。
書籍やウェブでまったりと覚える
結び方が載っている書籍やウェブを、隙間時間に目を通しておくのもいい。
だいたいが立体図で説明してくれているので、想像で「ここをこーしてあーして」とイメージトレーニング。
ノットを知識で覚えるより、実践でアウトプットするほうが、やはり身につきやすい。
「もやい」と「万力」さえ覚えればだいたい勝てる説
もやい結びは物とロープを繋ぐ基本中の基本。
アミバケツを結ぶ時や、何か荷物をぶら下げたい時などに使える。
万力結びは南京結びとも。トラックの荷台にある物を固定する時に使ったりする。
自家用車のキャリーだとバンド結束が多いけど、荷物の重量が増すほど対応しきれない場合があるので、そんな時に。
あとはリサイクル店とかで大きい家具を買った場合、トラックを借りて「テメーで結びな」と言われた時などに使える。
自治体の祭りだと軽トラの運搬が多かったりするので、使う機会は多い。
ロープの扱い方は災害の備えとして覚えておくといい
地震で倒壊しかけているとか、台風でトタン屋根が飛ぶのを防ぐとか、ロープが活用される機会が絶対ないとは言い切れない。
マンション住まいより、戸建て住みのほうが、使う機会が多いでしょうね。
書籍だと「決定版 ひもとロープの結び方」がオススメ。