──7/26日のこと。
東から西へ移動する台風が近づいているので、常識は破るためにあると地球は教えてくれました。
何も起きなかった前回を教訓に、新しいルアーをひっさげて俺参上。
釣れそうなルアー1個あれば十分じゃろ?
選んだのはペンシルベイトでした
今回のポイントは、少々のトレッキングを楽しむ必要がある。
「日本の一番暑い夏」をなんとかしてくれそうな台風が近づいているが、接近するのは2日後の話なので、今日も暑いし毎日そうなのは変わらない。
しいていえば、37度を経験した後は、32度を涼しいと感じるようになったこと。
こうして人は亜熱帯に慣れていくのだろうか……。
クロダイのトップで使うのは、何もポッパーだけじゃない。
それは一応持っているので、新たに導入したのはペンシルベイトの「フェイキードッグ」
人気ルアーなのでラインナップは多く、クロダイ向けモデルもある。
でも今回のポイントはそこそこ飛距離が欲しい。
専用モデルは小さくて軽いから、「飛距離が足りなさそう」と思ったし、これなら十分だろうと選んだのはシーバスモデルでした(だった)。
まさかこれがフラグになっていたなんて……。
ひたすら犬の散歩をするマン
開始地点から移動できる限界まで、出そうなところを探して約40分間。
約1ヶ月前にアシナガバチに刺された私は、雑木林にちょっとしたトラウマを抱えていた。
ここで貝拾いを楽しんでいた人によると、「スズメバチが威嚇してた(笑)」と聞かされていたし、いつ裏手からブンシャカ来るか震えつつルアーを投げている。
小刻みなトゥイッチが求められるドッグウォークをひたすら続けると、やっぱり疲れる。
魚がでそうな箇所は離れており、約30mの飛距離のうち、可能性があるのはその半分。
魚影こそは見えないけど、多分いるだろう(適当)。
夏の間はひたすらこうやって、見えないタイが、心優しくアタックしてきてくれるのを待つことになるのだろうか。
TVのように「うおっ出たよ! ウェウェウェーイ!」とかいってみたい。
開始から5分以内くらいに。
そんなこんなで状況を一通り探った後。
投げた先に魚がほぼ確実に居る条件を絞った結果、離れに岩がありつつ、手前も凹凸があるしそれほど深くない場所1点に絞る。
ここでガポッと来なければ、他は航路みたいなもんだし、ちょっと粘ろう。
数回投げて、たまたまルアーの動きを目で追ってなかった時に限り、グンッと重くなる。
トップの醍醐味である「魚が出る瞬間」を見逃してもそこはそれ。
ルアーをひったくるくらいだから、外れはしないだろうと巻き巻き。
よく(姿を)見るサイズに比べれば小さいだろうけど、魚が掛かるのも久しぶりだなぁと、楽しみながらランディング。
ズリ揚げたところで外れて少し焦る。
ルアーより大きいくらいだから20cmあるかどうかのキビレ。
高水温は継続中だから、若い個体だけが元気って証拠にもなるかもしれない。
「これでも出るんだ」と確信を得たところで
もっとチョロく、ガッポガポに出てくるものだと思っていたけど、現実はそう甘くないようで。
「90mmは少し大きいか?」と感じていたけど、これと大して変わらない魚が出てきてくれたし、間違ってはいないんだなの安心感を得ることができた。
ベイトうんぬんより、本能に訴えればいいんだよ! みたいな。
先のキビレくんには、また来年遊びにきて欲しいと別れを告げたところで、釣れたところより逆へキャスト。
今度は水しぶきが上がるのは見えたものの、これはイナッコでもひっかけましたかね。
ルアーと同サイズのセイゴくんでした。
鮎の友釣りみたいだな……。
もっとチョロい場所を探しにいく
ここまでは台風前のこと、これからは台風後のこと。
おそらくトップで狙うには最適だろうと、目をつけていたポイントに早朝のチョイ時間にイン。
……あれ? 思ってたよりタイの姿が少ないゾ。
おまけに朝は大抵満潮付近が重なるので、水位も気持ち高めでうーんどうだろ、て感じ。
台風後の濁りが落ち着いているし、飯を存分に食べるなら今ですよ? と、新しく用意したルアーをひたすら通す。
……1時間が経過。
クロダイはよく見かける場所だし、水深も申し分ないポイント。
釣り人が多く訪れる関係もあるかどうか、見えるヤツも見えないヤツも無反応すぎて困る。
もっとTV番組みたいに、ガッポガポに出てくれるチョロい場所を見つけるまで、地道に模索していくことにします。
それにしても今年は突然の雨も全然ないですね。
この時期は目が覚めると、道路が濡れていることが多いんだけどな。