平成30年台風24号ドキュメント(とある浜松アングラーの場合)

お家ロストも覚悟していた台風24号は、多くの爪痕を残して日本から旅立っていきました。

前記事で「舐めてはいない」アピールをしたわけですが、台風の対策なんて、飛びそうな物を飛ばさないようにするくらいしかないんですよね。

風切り音と雨戸シャッターの合奏がうるさく、一睡もできなかったから、市内の状況を調べることで時間とバッテリーとギガを消費していました。

 

……停電するまでは。

スポンサーリンク

紀伊半島を横断するルートになった時点で死を覚悟する

台風24号のルートは、前日まで徳島から大阪に抜けて、奈良の文化財を壊しにいく感じだった。これなら浜松市には暴風圏がチョッとかかるくらい。安堵感パナイ。

台風が四国沖に来た頃、偏西風の流れからしてその希望は叶わなそうだと感じた。

 

いつのまにやら紀伊半島を横断するルートになり、浜松市は暴風圏でも特にヤバイ箇所が最も多くかかる予想になった。

……この時点で周りから瓦ミサイルやらトタンなど飛んでくることと、屋根が吹き飛ぶかもと、停電は覚悟していた。

 

直前までは「映画のレイトショーで合理的退避」を目論んでいた。それは甘い考えだった。

映画館は昼過ぎの時点で上映中止が決定していた。イオンの食品売場は通常営業だそうなので、23時までは屋根あり建造物に車も退避できる状況だったが、そもそもその時間内で台風が過ぎ去る保証なんてない。

 

暴風圏の直径が約500kmで、移動速度が約60km/hだったから、通過に約6時間かかる計算になる。

圏内に入ったのが20時すぎだったから、危ない時間帯は午前2時くらいまで、てことになる。これは大体合っていた。

 

仮にレイトショーで退避していたなら、23時に放り出されるわけで、ヤバイ3時間をどう過ごすかが鍵。

それをどうしたもんかと、真面目に考えていました。……結果として行かなくて正解だったし、暴風の中、車内で突撃リポートして撮れ高を求めていたら、飛来物にワンパンされていたことでしょう。

そんなわけで、自宅退避をすることになったわけですが……

人生初の長期停電

台風21号は日中に襲来して、TV的に映像の撮れ高は高く、多くの人が決定的瞬間をスマホに収めて、全国に「台風はヤバイ」と認識させたことでしょう。

その意識が植え付けられ、ある意味、万全な対策で国が立ち向かうのが今回の台風かもしれない。

 

ほぼ同勢力の台風24号は、東海地方を通過するため、伊勢湾台風と比較される形で報道されていた。あの時代よりは防災機構も充実しているし、過去と現在を単純に「被害者数」で比べるのは意味がない。

それでも恐ろしいことには変わりないけど、現代の防災が同規模の災害に、どれだけ耐えうるか証明する機会でもあった。

 

【MICS舞阪灯台の風速記録】

2018台風24号舞阪灯台風速

 

44mて。市内の観測所記録では約41m。

だいたい22:30頃に最大風速を記録していて、この時に浜松市ほぼ全域が停電した

この時間帯の風は経験したことのない音で、破壊音も聞こえてきた。直前に2回ほど電圧の変化があったし、断線が続いて切り替えとかうんぬんでどうしようもなくなったから、全域停電になったんだろうと予想。

突風で断線しているなら、夜間の復旧はまずないし、あとは部屋の隅でガタガタ震えるくらいしかできない。

 

電気がなければTVは見れない、通電タイプのラジオは動かない。それはスマホで代用できるが、ギガが減ってしまうのでためらわれる。

こうなると予想して、上陸前にモバイルバッテリーとスマホをフル充電していたし、それは正解だった。だけど、情報を集めるためと気を紛らわせるため電子書籍を見ているとバッテリーが……。

寝ようとしても風はうるさく雨戸は活発なゾンビが常に叩いている感じになっていて、恐怖しか感じなかった。真っ暗だから尚更。

 

停電したのが23時頃。暴風圏が過ぎ去るのがおそらく3時頃。

日が昇るまでの時間帯は、本当に生きた心地がしなかった。

全裸で外を走り回り、ユートピアしても許されるんじゃないかと思っていた(逃避)。

朝に一通り地域を周って思ったこと

4時頃に風は収まり、車内にあるクーラーボックスに冷蔵庫の物を移動したりしていた。そしたらバイクの音が聞こえるじゃありませんか。

新聞やさん。今日くらい遅延しても、誰も文句はいわないと思うよ?(アザッス)

 

対策をしていなかったし、風向から飛んでくると予想はしていたアクリル板が車の近くにあったけど、あたったのかどうか判断しづらいし、仮に車に傷がついていても、それが原因と証明しづらいから面倒やなぁと。

自然の力による剪定で、草木はそこら中に落ちているが、屋根が飛んだりとか家屋の被害は地域で見られなかった。

 

電気がないとPCが動かせなく、商売あがったりなので送金やらなんやらをするため、電気がある場所を求めてでかけた。

暗いうちに湖西市の方角からは光が見えたので、そちらに向かいましたが、道中の信号はもれなく消えている。アジアらしい譲り合いの精神(強引)で、信号があるより交差点で減速するから、事故防止にも役立っている気がしないでもない。道中で事故はなかった。

 

鷲津に入ったくらいから信号が点いており、豊橋まで流したけど、赤岩からは停電していましたね。湖西は自動車系列の工場が多いので、非常電源とか優先されているからなのかなと思っていた。

そんなこんなで被害状況をみつつ、灯りがあるセブンATMで無事終了。ホムセンに寄ったけど、やっぱり停電対策のバッテリーに集中していました。

朝っぱらからもっと食料品やら電池の奪い合いの世紀末かと思ってたけど、そうでもなかった。

地域のビニールハウスの8割は被害にあっているんじゃないか?

目立ったのはビニールの破れたり、潰れかけているビニールハウス。一部が破れていないほうが珍しいくらいだった。

古いトタン屋根は折れていたり飛んだりしているのが多く、小さい据え置きの物置小屋は転がっているのも多数。家の屋根が飛んでいるとか瓦が落ちているとかはなかったけど、ブロック塀が一部壊れているくらいのはそれなりに。

なんにせよ、自分が経験した中では最強の台風でした。

 

それなりに防災意識は持っていると自負しています。

とはいえ台風相手だと、飛びそうな物は飛ばないように、窓は締め切って耐える──くらいしか対策はない。それさえキッチリしておけば被害にあった時にも説明しやすいしね。

 

スマホで情報を集めるのはほどほどに、通信制限よりも従量タイプでギガが減るのは致命的です。

電子書籍もほどほどにしないとバッテリーがアレです。あと暗闇だと目が疲れる。

バッテリー対策で光度を落としてましたが、iPhoneのFaceIDが暗すぎて反応しないのが地味に面倒だった件。

停電で気づいたのは、スマホ(携帯電話)ってスゲー便利だったんだなぁって。停電していても情報が集められたので、その点は助かりました。個人的ハイライトは、どこかの「さわやか」の看板が飛んだことでした。

 

さて次は25号が待ち受けているわけですけど、もうこっち来んなよ?

地域ニュース
スポンサーリンク

にほんブログ村 釣りブログへにほんブログ村 釣りブログ 東海釣行記へ

気に入ったら
「いいね」お願いします!
更新情報はこちらでも

海釣りがメインでたまに淡水も。2019年の目標は月イチ釣行、浜インしつつ遠州サーフを再度マッピングしていきたい。

さししをフォローする
とある浜松アングラーの一生