外洋ショアゲームの革命児、”かっ飛び棒”のポテンシャル

2016329tp11

JUMPRIZEの新ルアーである『かっ飛び棒』が発売されました。

使ってみた感想としては、「テスターの総評通りすぎて特にいうこともないから困る」って感じ。

完成度が高すぎるがゆえに、メーカーが語る言葉以上に、何もいうことがない。

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「これは釣れないほうがおかしいわ」

ルアーのテスト段階では、テスターが良いところだけを盛って取り上げるのが常。なので悪い所はユーザーから見えにくい。

それもそのはず──

テスト段階でこき下ろすくらいなら、進言して改良すればいいだけの話だし、販売するにあたってメリットも何もない。

かっ飛び棒も発売前に色々紹介されていたのだが、それらが「ブラフではない」と、一連の動作をやってみて確信した。

──まあ釣れてはいませんけど。

※後記:「つりました」

ぶっ飛び君でも成し得ないことをできるかっ飛び棒の強み

ルアーをやっていると思うのは、バイトしてくる大半が「フォール中」と「ただ巻き」であること。

それと、この動作は遅ければ遅いほど魚は食ってきやすい。

この遅く巻けるルアーの条件というのが、ウェイトを意図的に重くして飛距離を稼ぐ必要のあるポイントにおいて最も難題になる。

遠くへ飛ばすためにはルアーを重くすればいいが、沈みすぎてしまう。

浮かせるにはルアーを軽くすればいいが、今度は飛ばなくなる。

ルアーを細くすれば向かい風でも飛距離はのびるが、荒れた海では波に負けて泳がなくなる。

外洋キャスティングにおいて、これらの問題は常につきまとう事象。

特に”荒れた状況”で性能をいかんなく発揮するルアーは市場には少ない。

──しかしながら、かなりハードな状況下でも使えるのがJUMPRIZEルアーの強みである

もともと磯場やサーフなど、外洋ショアキャスティングをメインにテストと開発をしているため、おのずと特化した物が生まれてくる。

温床でぬくぬくとした有名メーカーでは、仮に同じコンセプトで作ろうとしても、かなり”平均値”を意識した作りになってしまう。

サーフ用と銘打っても「とりあえずボトムに落とせる重量乗せて、あとは適当にバタバタ泳げばいいだろ?(鼻ホジ)」みたく思っているのが容易に汲み取れる。

というわけで市場には「それならメタルジグでよくね?」と感じているのか、近年はメタルジグが大量発生している。

万人に扱える平均値を捨て、「魚を釣ることに特化されたルアー」が心をうち、コアなファンが多いのがJUMPRIZEだったりする。

シンキングペンシルのカテゴリでも、「小型のわりによく飛び、遅く巻ける」性能を備えて、常に在庫を探すのが困難なルアー(もともと生産少ないですが)である、『ぶっ飛び君』でしょう。

スプールに巻く糸量は?ロッドの強度は?かっ飛び棒で魚を釣る準備はOK?

冒頭でいったように、(いい意味で)特にいうことのない『かっ飛び棒』を、どう伝えればいいか考えた結果──。

「ぶっ飛び君でも獲れない魚を獲るため」というのが、個人的にしっくりくる。

一番の利点は、「130mmのルアーを100m以上投げれて、表層をゆっくりただ巻きで泳がせることができること。

わかる人にはこれがどれほど革命的か理解できると思います。

とにかく飛ぶ──というか飛びすぎる

かっ飛び棒のスペックは「130mm・38g

プラグタイプながら、レオ◯レスの壁をぶち破って2つ隣に「コニチワー」できそうなマグナム弾のように飛ぶ。

100mは余裕で、遠投タックルを扱える人なら、140mもいけるんじゃないかな。

40gくらいのメタルジグでも100mはゆうに飛ぶが、ボールを無理やり投げている感覚が強い。

かっ飛び棒は飛行姿勢の良さから、揚力を得て飛んで行く飛行物体という感覚。

これがプラグならではのキャストの気持ちよさ、そして醍醐味。

ガチガチのロッドではなくとも、空に放ればルアー自体がアシストして飛んでくれる──みたいな考えでもいい。

38gという重量からベストなロッドは限られる

対応重量40gギリギリのロッドだと厳しいが、その中でも”ハイエンドモデル”となれば話は別。

とはいえ、ロッドはモデルによってクセが違うから「これ!」の1本を選ぶのは難しい。

例えばSHIMANO製のロッドでかっ飛び棒全力で投げる場合を考えると──

「AR-C TYPE VR(向いてる)」

「NESSA(向いてない)」

「EXSENCE(モデルによるが向いてる)」

「COLTSNIPER(無難に飛ばせるが操作に向いてない」

「DIALUNA(程度によるがいずれ折れる)」

こんな感じ。各社5万以上のMモデルより上であれば投げるのも操作するにも問題ないレベル。

NESSAは胴調子だから、「ビシッ!」と投げるスイングよりも、「フワッ…」と反動で飛ばせる調子と造り。だから、このタイプのルアーには向いてない(スピンビームTG出るのにモデルチェンジしないのはなんでなんだぜ)。

本気の全力で投げるなら、TYPE VRCOLTSNIPERあたり。

樹脂プラグなのでメタルジグよりは軽い力で遠くへ飛ばしやすい。とにかくぶっ飛ぶので、ガイド経は大きいほうが飛距離は伸びやすい。

リールだと4000番以上が向いていて、飛ばす人ならPE1号以上、200m巻きを推奨。

150m巻きで100m以上投げた時に、着水後でブリがかかると、最初の突っ込みを20m程度の糸量でやり切れる? ドラグ出さないとロッド折れるんじゃない? を考えると200m巻きが無難です。

おすすめのルアーアクションとは?

製品案内のかっ飛び棒の欄を見て貰えればわかるように、単純かつ明快。

「ただ巻きで状況にあわせて早く巻いたり、ちょんちょん動かしたり、止めたり」

──このくらいで十分。

ヒラメとシーバスを狙う場合で有効であろうやり方が、リトリーブを止めた時にロッドを下げてラインを送り込む方法。

この方がかっ飛び棒のアクションであるバックスライドを有効活用できつつも、簡単なリフト&フォールも両立できるし、ヒラ打ちだって誘発できる。

”ただ止める”だけでも弱いローリングで落ちていくしそれでも食うけど、負荷を抜いたほうが不規則な動きをするため、更に余計なアクションが必要ではなくなる。

レバーブレーキのリールと相性が良いと思うけれど、ロッド操作で送り込むほうが楽かな。

とにかくぶん投げて、ゆっくり巻けばそれでいい──。

「(アクションとか飛距離とか釣れるとか)細けぇことはいいんだよ!」という人にはオススメのルアー。

もっと突き詰めたローテーションや状況に合わせた使い方などを知りたいのなら、フィールドテスターの鈴木良幸氏のブログが参考になるかと。

──どうでもいいことですが、

”かっとびぼう”を一括変換すると、”カット美貌”になってちょっとウケる。

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