サクラエビとアキアミとオキアミの違い

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http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20170331/dms1703311130017-n1.htm

中国産の小エビを「駿河湾直送桜エビ」と偽り、販売していた男性に静岡県が措置命令を下しました。

桜も咲こうとしているこの時期に、”よりにもよって”と思えるニュースがぶっこまれた。

サクラエビは日本国内では静岡県のみ水揚げされている。もし今回の偽装問題で売上が下がり、その影響が認められる事態にでもなれば──

「食材に対する知識がザルすぎない?」と、関係者も思うであろうことを代弁しておきます。

このニュースの背景には、「常習だったのか?」という疑問があります。と同時に、「食品偽装できるほどなのか?」とも感じます。

「地元特産品を地元民以外は見抜けるのか?」、そう問われたようなこのニュース。

というわけで、”ややこしいエビ”を見比べてみましょう。

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本物のサクラエビはまさに静岡県の特産品

サクラエビは中深海に生息するエビで、体長は5cmには満たない小型。甲に赤色の色素を有し、ピンク色に見えることからそう呼ばれています。

活きている生体でも薄いピンク色は確認できますが、それは日干しするといっそう彩る。富士山を背景に天日干しされているビビッドな赤い絨毯は、まさに今の時期。

日本では駿河湾と東京湾・相模湾に生息するが、漁獲対象が駿河湾のみ。ですから、サクラエビの生産地は静岡県でなければおかしいわけです。

でも台湾沖にも生息しているから、「中国産」があっても、おかしくはありません(正しくは台湾産になるが)

海産物は地域による水質・潮流・食べている物などで、わずかながら差異が生まれます。

魚介類は家畜よりとりわけ”固有種”が少なく、味もプラシーボ効果に感じてしまい、産地偽装を見抜くには一流芸能人でも難しいことでしょう。

さて、浜松のウナギは何度か偽装されてきましたが、駿河湾のサクラエビは今回が初とのこと。

国内でも産地が唯一しかないので、偽装するとしても産地は「駿河湾産」となります。

愛知のウナギを買い取って静岡で一定期間育てれば、静岡のウナギは生まれますが、サクラエビは駿河湾だけしか操業が認められていないため、そういうわけにもいきません。

静岡県は事態を重くみたのか、偽って販売された「アキアミ」と「サクラエビ」を写真で比べ、明確な違いを人々に解らせようとしたことが伺えます。

写真だけでも”明確な違い”がわかります。

しかし、今回使用された「アキアミ」はどんなエビなのか、知っている人は少ないでしょう。

サクラエビと他の小エビを見分けることは難しいのか?

サクラエビはその名の通り、「サクラエビ科」に属しています。一方アキアミは……実は”サクラエビ科”なんです。

ただし体長がサクラエビより一回り小さく最大3cmほど。赤い色素も薄いため乾燥させても白色が目立つ。

どちらかを知る人であれば、見分けることは難しくありません。

ちなみに釣り人にとって身近な「アミエビ」はアキアミのこと。商品名としての呼び方なので、同種だったりします。

仮にサクラエビを撒き餌としてアミエビと同量使うとすれば、4倍近く値段が膨れ上がります。

中国産を「桜エビ」と偽って販売|NHK NEWS WEB

発覚した流れはこんな感じ。

とある男性は仕入れた中国産のアキアミを、わざわざ静岡県の河津町で2月10日から3月8日にかけ、サクラエビと偽って販売した。後ほど消費者から「あれサクラエビじゃなくね?」と情報提供され、DNA鑑定から別種と判明し、偽装が発覚した。

さすがに本物を知る県民は騙せなかったようだ。

この男性は10年以上も同会場で出店しており、「果たして今回だけだったのか?」という疑問は残ります。

あまり出回らない地域ならば、バレなかった可能性は高いかもしれません。

加工食品には産地を表示する義務があります。

男性の言い訳は、「良いことではないがグレーゾーンだと思ってやっていた」とされています。──お前は何をいっているんだ?

静岡で買い付けた中国のアキアミを、駿河湾産のサクラエビと販売するのは、産地も種も違うからアウトすぎて、失笑してしまいます。

まあ、グレーゾーンで収まる例を考えると……

中国産のサクラエビを産地を伏せて販売し、産地を聞かれた時だけ「中国産」と答えていれば、表示する義務はあるが偽ってはないから、景品表示法ではグレーになります。

しかし偽装サクラエビは、「アキアミをサクラエビとして販売」しているので、優良誤認どころか詐欺ですね。

これがどれほどの罪かをキャラガチャで例えると、「排出率3%のSSRキャラに当選すると70%のRキャラが出てくる」みたいな感じ。

「優良誤認! 返金! 詫び! はよ!」ってなります。

食品の偽装は後を絶ちませんが、食品の知識を備えることで見分けることができます。

魚介類において産地のブランドは強力で、それが拍車をかけています。見ただけで見抜くのは、それをなりわいとして毎日見比べないと難しい。

寿司マンガ「江戸前の旬」を87巻ほど読むと、いい魚を選ぶちょっとしたトリビアが身につきますが、春休みが無くなると思います。

釣り人すらあまり知らないアミエビ(アキアミ)とオキアミの違い

釣り餌として使われるアミエビとオキアミ。知っている人は「大きさが違うんですよね!」くらい違いがわかると思います。

それとは別に、意外と知られていないことがある。

アミエビは”エビ”なのだが、オキアミは”プランクトン”に位置されていることを。

オキアミは蛋白質やビタミン類を多く含み、魚肉ソーセージなど加工食品の原料になり、朝鮮ではキムチの発酵に添加される。しかし風味にクセが強く、また漁獲後すぐ劣化するため、人間の食用としての消費はきわめて少ない。釣りえさ用として販売されているオキアミは鮮度や製造の衛生管理が食品加工法規の適用外であり、また食品に適さない薬品が添加されている可能性もあり、食べないほうがよい。

wikipedia|オキアミ

海の生物の食を支えるオキアミさんが、釣り餌として使われはじめたのが1970年代。

釣りに導入された歴史は意外と浅いものですね。

エサとして販売されている物は、よくわからないけど、ウケを狙った商品名が多い気もします。

柔らかいしエサ持ちが悪いため、投げ釣りには向きませんが、ウキフカセなどチョイ投げでは真価を発揮する。何回か冷凍と解凍を繰り返しても使えるため、常備できる釣り餌としても優秀です。

オキアミを使ってエサ取りすら反応しない時は、もう自ら潜って捕まえにいったほうが早いです。

オキアミに模したソフトルアーもあるけど、似せる必要ないよねって思う。

魚が視認しやすい色と大きさ、そして匂いが”釣れる要素”として重要でしょう。

まあ肉食タイプは釣れにくい難点がありますけどね。

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