伊豆市にある『天城国際鱒釣場』に行ってきました。行くと決まってから情報を調べようにも、公式HPの案内から何の情報も得られないし、記事にしているブログも古い……。これは最新をまとめるのが、私の使命ではなかろうか。
地味に、2020年の初釣りです。
浄蓮の滝と渓流管理釣り場のよくばりセット
天城国際鱒釣場の特徴は、浄蓮の滝を見てマイナスイオンを感じてから、「あれ? 釣りしている人がいっぱいいる。ねぇちょっとやってみない?」──の流れを手ぶらで可能な管理釣り場です。
観光釣り場として特化しており、渓流ガチ勢は確実に浮くので注意。
伊豆半島のほぼど真ん中にありながらアクセスは良好。沼津方面からは伊豆縦貫道でひとっとび。南端の下田からはR414で快適ワインディング。西と東からは……若干面倒ですが、その選択肢が無いわけでもない。
駐車場から滝(釣り場)まで歩きで結構下るので、濡れた足場にご注意いただきたい。車椅子で下に降りることはできないけど、駐車場の高さから滝を見ることもできるので安心。
使える道具などルール
鱒釣場の遊漁券ルールは以下の通り(2020年7月26日現在)。
- 2時間 3,310円(持ち帰り12匹まで)
- 1時間 1,660円(持ち帰り6匹まで)
- 貸竿 220円(竹竿)
- エサ 160円(ブドウ虫6匹)
- マスクの着用(無しはNG)
2020年7月現在、新型コロナウイルス対策として1日券が中止になっています。その代わり、2時間の持ち帰りが12匹に増大中。釣れんのか? オイ。終息後は1日券が復活し、持ち帰りが12・6・3匹に戻ると思われます。
あと、マスクの着用と手指消毒で釣り場に行けるようになるので、感染対策はしっかりしています。釣り客だけでなく、滝とワサビ畑を見る観光客も多いですしね。
釣れる魚はニジマスとアマゴで開催都度放流。ニジマスは25cm前後、アマゴも同サイズくらいの養殖が放流された個体で、15cm以下は天然モノでレアとのこと。
竿は持参すれば節約に。レンタルの竹竿は仕掛け付きですぐ使えます。初心者にも安心。耐久力もなかなかで、30cm台をぶっこ抜くこともできないこともない。糸が切れてしまった場合は、仕掛けを購入する必要があります。これも持参しておけば節約。
【割引情報】伊豆市で宿泊していれば1,000円割
伊豆市の宿泊施設を利用して、それを証明する何か(領収書とか)を提示すれば、1,000円の割引を受けることができます。まさに観光客向けのサービスですね。
この割引は、あらかじめ知っておかないと準備しづらい。何しろ、ネット予約にカード支払いだと、領収書がオンライン発行になりやすいしね。その場合は予約完了画面なり、領収した旨をスクショしておいて、支払いの時にスマホを見せればいいと思います。
あと、宿泊したホテルでもらった「伊豆市の恩返しクーポン」も使えました。これは静岡県・山梨県在住が大人料金で協賛の宿泊施設を利用することで貰えるもの。条件はキビしめですが、伊豆市内の施設ならどこでも使える強力なモノです。
2020年7月10日~8月9日までの予約順先着10,000名が条件。早いもの勝ちだけど、知っている人のほうが少ないのでは……? このシリアルNoが7000番台だから、もう終わってしまっているのか?
静岡県独自の旅行割があって、さらに静岡含む近隣県の旅行割もあって、なおかつGoToの割引も適用される今だと、2万円台のホテルが1万以下で泊まれますね。
浄蓮の滝から続く渓流が釣り場
前日の通りすがら見た川は泥濁りで増水中。夜から明け方にかけて強い雨が降る予報でしたが、実際は降らずに濁りも抜けて絶賛の釣り日和に。
増水してなければ写真奥にある対岸(BBQゾーン)へ行く橋があるらしい。それにしても、大雨続きで今日も大雨予報なのに、観光客の多さにビビる。滝への下り通路はすれ違いが可能な広さだけど、釣り場とワサビ畑の通路は狭いので、尻ドンで突き落とさないように注意されたし。
深めの落ち込みがここしかなかったし、自分たちが釣り客1番乗りだったので、陣取ってみた。日差しが出てきたと思えば雨が降ってきたり、不安定すぎる天候の中、釣りをはじめまーす。
魚がワラワラいる感じじゃないけど、ずいぶん深いからそこそこ溜まっていると期待しつつ、ブドウ虫を流してみる。目印の位置とか、やりやすい位置を模索しているうちに1匹目がかかる。ぶっこ抜くと竿が折れそうだし、どこか浅いとこに誘導するかと右往左往していたら外れた。うし、魚はいるな。
──で、1時間くらいは釣り場に慣れるまで格闘していました。落ち込みに流して底まで落とせば大体食ってくるので、右方にある浅いところに誘導して取り込みが安定パターンになる。
このサイズのアマゴは2人で1匹ずつ。15cxm以下の小アマゴはむしろエサ取り役。狙おうとすればいくらでも釣れるレベル。エサを追加購入させようとする強い意志を感じる……。まあ、1時間で最初のは尽きたわけですけど──。
釣った魚は帰り際に下処理してくれるし、その場で食べることもできる
私はアマゴ1のニジ6匹。帰り際に捌いてくれて、塩もふってくれたから、あとは焼くだけの状態で終了できます。貸出コンロを使えばその場で食べれるし、観光目的で数時間潰すには、本当に良い環境だと思います。
自宅で捌くと生ゴミが困るしね。本当助かります。
『道の駅 伊豆月ヶ瀬&天城越え』は帰り際の飲食にちょうどよき
浄蓮の滝から沼津なり熱海へ抜ける場合は、「道の駅 伊豆月ヶ瀬」があります。下田なり南伊豆へ向かうなら「道の駅 天城越え」があります。どちらも主要道のルート上にあり、そこそこ規模も大きい。
11時から釣りをはじめて13時あがり。月ヶ瀬に着いたのは14時頃と、いい感じに腹ペコな状態で完璧なランチスケジュール。
前日も立ち寄っていて、地産や土産物を物色している中、特に気になったのは弁当です。これが値段もなかなか安いし、どれも美味しそう。飲食ブースもあって、”ならでは”のメニューが並んでいます。
前日気になっていた「しいたけカツカレー」を注文。
こぶし大のしいたけカツが鎮座し、意味わからん量の福神漬けが盛られていて草。しいたけの味がめっちゃ濃厚で、トマトの酸味が食欲をそそる味。うん、こういうのでいいんだよ──っていう味。メニューも一部を除いて安めなのも助かる。
マスクをしながら観光なり釣りをするのは、地味にしんどいことがわかった旅でしたね。暑い時期だからなおさら。熱中症には気をつけましょう。