バステクニックで「ホバスト」が流行っているらしい。
バスの流行はたいていソルトにも来る。
ホバストとは水面下にワームを漂わせるテクニックのことで、ソルトでも同じことができるんじゃないかと思った。
ベイトフィネス好きなアングラーは考えてみては?
バステクのミドストとホバスト
バステクにはジグヘッドで中層を漂わせて誘う「ミドスト(ミッドストローリング)」があって、「ホバスト(ホバーストローリング)」はそれより上を漂わせるテクニックのこと。
ワームは浮力があるので、それを特別なセッティングのフックを付けて、水面下を漂わせるのがホバストです。
ようは沈めないベイトフィネス、かな。
2020年話題のテクニック「ホバスト」に対応したワーム、PDLスーパーホバリングフィッシュ!
— ティムコ バスフィッシング (@tiemco_bass) August 7, 2020
今期最終出荷は今月末となっていますので、よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/0mHBHd4RJL
……うん? 水面下を通すだけなら、アジングのテクと何が違うのん?
違うのは使うワームの大きさ。
バスは手の平サイズを使いますが、
アジングだと指先サイズのワームになります。アジングは中層上をとろとろ巻くとか、ちゃきちゃき動かすのがメインなので、ミドストの攻め方をしていますね。
ただしアジングのワームは、ジグヘッド込で数グラムの領域。ワームだけの重量で投げることも可能なバスよりも、フィネスするためのタックル制限がキツイ。
一応アジングでフィネスが可能な物もあります。でもバスサイズのワームを扱うソルト専用モデルって……地味にないよね。ロック用は”ワームなら”同じといえるけど、沈める釣りだからロッドが硬いし……。
まてよ、もしかして、チヌトップなら使えるんじゃ?
チヌトップにぷるぷるワームを使えると楽しそう
夏のトップチヌなら、ホバストっぽい釣り方が出来るのでは?
日中はトップ、夜間はボトムがセオリーなので、チヌ用のワームで上を狙う発想自体が地味になかったりする。ザリガニみたいなワームをノーシンカーで投げれば浮くし、ジグヘッドの重量を変化させれば、それでソルトのホバストが完成しそう。
ポッパーでボコボコ派手にするよりも、ステイさせた状態が良いこともある。
ゆるい波紋を出す程度のトップゲームに、ソルトのホバストはアリではなかろうか。
──なんて考えをしながら、猛暑にやられています。