野鳥達は公園や庭先だけでなく里山や草原、海、川などあらゆる場所で生活しており、種類によって様々な見た目や特徴があるので観察も楽しいものです。
気付けば可愛らしさや変わった習性からすっかり特定の野鳥の虜になってしまう事だってあります。
そんな中、あまりにもそっくり過ぎてベテランすら間違えてしまう事がある水鳥の仲間がいます。
それが今回皆様にご紹介いたします、「鵜(ウ)」という水鳥の仲間「カワウ」と「ウミウ」です。
この2種類はどちらも水辺付近であれば見付けやすいのですが、姿形が非常によく似ており見分けるには双眼鏡で細部まで観察が必要な種類でもあります。
そんなカワウとウミウについてまとめましたので、是非彼らについて知識を深めていただけたらと思います。
1,カワウ・ウミウが含まれる「鵜」の仲間の特徴について
①ウの仲間全体の翼や羽の特徴
ウの仲間は水鳥であり、同じ水鳥の仲間であるハクチョウと違って水面に浮かぶだけでなく、素早く水中に潜って泳ぐ事ができます。
この水中を泳いで獲物を捕まえるという生態からか、ウの仲間の翼は体に対して小さめになっており、このおかげで水の抵抗をあまり受けずに泳ぐ事ができます。
また、水を弾きやすい水鳥の羽毛の中でもウの仲間の羽毛は「浸水しやすい」という特徴を持っています。
これは羽毛が浸水する事によってウエイトの役割を果たし、より素早く水中に潜りやすくしているのです。
ウの仲間は浸水しやすい羽毛をしているため、潜水し終わると日当たりの良い場所に移動して翼を広げて直立するといった独特のポーズをとります。
これは濡れてしまった羽を乾かす行動であり、大漁。のポーズではありません。
また、日向ぼっこによる羽の乾かしをしていると羽が乾くと共に体温も上がってしまうのですが、その場合は毛細血管が張り巡らされた喉を膨らませて体温を下げています。
潜水に適した羽の維持は意外と大変なようです。
②嘴の特徴について
ウの仲間達の嘴は魚を捕らえやすくするために長くなっており、上嘴の先は鋭く鉤状に尖っています。
また、双眼鏡では確認しにくいですが嘴の側面はノコギリのようにギザギザしており、捕らえた魚を逃がしにくい構造となっています。
他にもウの仲間の頭部の骨には独特な形状をした骨があり、この骨のおかげで上下の嘴をそれぞれ素早く動かす事が可能です。
③潜水の秘密について
ウの仲間は水鳥の中でも全身の筋肉に細かく血管が張り巡らされているため、その分大量の血液が体内をかけ巡っています。
この血管と血液のおかげで体内に大量の酸素を蓄え、筋肉に送り出す事ができるため長時間の潜水を可能にしているのです。
④その他身体的な特徴について
ウの仲間は前述した特殊な体の構造からか脂肪が他の水鳥達より少なくなっており、スマートな体を持っています。
首は長めで普段は緩いS字に曲げており、喉には小さくても袋状に伸びる皮膚があります。
ウの仲間は飛ぶ時は首を伸ばして飛ぶ特徴があり、水面スレスレを飛行する事も可能です。
また、潜水に特化した体つきのため、立派な水かきと脚力がある後ろ脚は胴体のかなり後ろ側にあります。
この特徴的な脚によって、ウの仲間は歩くのがそれほど得意ではなく、時折つまづいてよろけたり転んでしまう事もあります。
2,カワウとウミウのそれぞれの特徴について
先ほどウの仲間全体の大まかな特徴についてご紹介させていただきましたが、ここではいよいよ今回の主役、ウミウとカワウについてご紹介させていただきます。
①ウミウの生態や特徴について
ウミウは名前の通り海岸や河口付近を主な生活場所にし、魚を捕食しています。
繁殖期の際も海岸の岩場や崖などに小枝や枯れ草、干からびた海藻などを集めて皿状の巣を作り、5〜7月は夫婦で仲良く子育てに勤しむ様子も観察できます。
日本では主に九州地方より北の地域に生息しており、繁殖を行う事で知られていますが、越冬のために冬になると九州地方や沖縄方面に渡る個体もいます。
ウミウの全長は83〜92cm前後、翼を広げると130〜150cm前後という大きさです。
ほぼ全身黒褐色の羽毛に覆われており、喉とお腹側の羽毛は真っ白です。夏になると頭部と太腿辺りに白い羽が生え、腰辺りに白いスポットのように白い羽が生えます。
目の回りと嘴は鮮やかな黄色をしていますが、上嘴はやや黒みがかっています。
また、日本では馴染み深い野鳥でもあり、日本で「鵜飼い」として飼育され、魚を取ってくれるのは基本的にウミウです。
名前の通り主に海岸に生息しているウミウですが、餌を求めて河川にいる事も少なくありません。
しかも、カワウと見た目がそっくりなので簡単に紛れてしまい、バードウォッチングの際は判別が難しくなってしまう要因となっています。
②カワウの生態や特徴について
ウミウと同じように、ほぼ日本全国に生息している野鳥で、夏は北海道、冬は九州地方南部、沖縄方面などでもその姿を見る事ができます。
名前の通り河川を主な生活場所にしていますが、湖や沼地、池なども生活の場所にしている事も多いです。
主な獲物はウグイやオイカワ、カワムツなどですが、特にアユが大好物というグルメな一面もある野鳥となっています。
全長は平均的にウミウより若干小さめで80cm前後、翼を広げると135cm前後とされていますが、かつてビッグサイズのカワウも確認された事があります。
そのビッグなカワウは全長が101cm近くあり、翼を広げると160cmに達したそうです。これでは大きさで2種を判別するのは無理です。
全身がほぼ黒色の羽毛に覆われており、顔の頬っぺた辺りに少しだけ白い羽毛があります。また、若い個体だと羽毛は茶褐色で胸や喉に白い羽毛があります。
嘴は全体的に灰色がかっていますが嘴の根元は鮮やかな山吹色をしています。
ウミウと違い、ほぼオールシーズン繁殖しており、場合によっては数千羽もの大規模なコロニーを形成する事でも知られています。
巣は樹上に作られる事がほとんどですが人工物を利用する事もあり、鉄塔や使われなくなった小屋の屋根などに巣を作ったりもします。また、巣の主な材料は小枝や枯れ葉、苔などです。
夫婦仲良く子育てをし、繁殖期の時だけちょっとお喋りになります。
「グルルルル…」「グワッ」と鳴いたり、雛がいると親鳥に甘えて「ピューイ」「ピー」といった高く可愛らしい鳴き声をあげます。
また、繁殖期には「繁殖羽」が現れ、頭部は白い羽が生え腰の辺りには両側に白い羽がスポットのように現れます。
鵜飼いに飼われる事もありますが、日本よりは中国や東南アジアの方がメジャーだったりします。
前述したウミウも川に来ちゃいますが、カワウも海岸に来る事があります。
こうなってしまうと、もはや川の漁師と海の漁師の交流会。それぞれ群れに溶け込んでしまいウ◯ーリーを探せ状態です。
そんな状態でカワウとウミウは互いに見分けができているのか筆者は不思議でなりません。
3,ウミウとカワウの見分け方について
さて、両者の大体の生態や特徴を前述いたしましたが「違いがサッパリだ!」という方がほとんどだと思います。
そこで、ウミウとカワウの見分け方についてご紹介していきたいと思います。
「恐ろしくよく似た2種。私じゃなかったら見逃しちゃうね!」と観察眼にちょっと自信がつくかも知れません。
〜ウミウとカワウの違いについて〜
・黒褐色の羽毛は日光に当たると緑色の光沢がある。
・上嘴と下嘴の合わさる付け根の辺りの黄色い部分が尖ったようになっている。(←超重要!)
・頭部の白い羽毛の面積が広く、目より斜め上辺りまである。また、白い羽毛と黒褐色の羽の間は淡褐色の羽があり、グラデーションになっている。(←重要)
・白い羽毛が喉まである。
・黒褐色の羽毛は日光を浴びると茶色の光沢がある。
・嘴の付け根の黄色い部分は尖らず、下嘴の顎下辺りまで続く。(←超重要!)
・頭部の白い羽毛の面積が狭く、白い部分の上限が目とほぼ同じ高さになっている。
基本的には嘴の付け根の黄色い部分の形と頭部の白い羽毛の面積で見分ける事になりますので、ウミウとカワウをウォッチングする場合はこれらの特徴と違いをよく観察してみるのも楽しいと思います。
4,ウミウとカワウの観察の仕方について
彼らの違いが分かってきたら、実際にフィールドに出て自然界でのびのびと生きる様子を観察してみましょう。
ここではウミウとカワウの観察の仕方についてご紹介させていただきます。
・服装は季節に合わせて!対策アイテムも持っていこう!
ウミウとカワウはどちらも水鳥なので河川や湖、あるいは大きな池のある公園や海岸、河口に行くと見付けやすいです。
しかし、水辺の近くという事もあるので冬場は特に着込んでおくと良いと思います。
また、夏場も観察する事ができますが、涼しい格好を心掛けつつ熱中症対策で防止を被ったりドリンクを飲んだり、体を冷やすために保冷剤なども持っていくようにしましょう。
・双眼鏡は必需品!
バードウォッチングに双眼鏡は必需品です。離れた場所から彼らの自然での様子を観察する事ができます。
8〜10倍率の双眼鏡がポピュラーですが、お好きなデザインの双眼鏡を選んで楽しく観察しましょう。
・違いを写すためにもカメラがあると便利!
ウミウとカワウは見た目がそっくりで、時々同じ場所に止まって双方の違いが分かりやすい瞬間に立ち会う事があります。
この決定的瞬間を納めるためにカメラがあると便利です。しっかりおさめて気の合う友人に見せても面白いと思いますし、自分の密やかな楽しみにしても良いと思います。
スマホのカメラでも撮影できますが、ある程度近付かないとズームしても解像度の問題で上手くおさめづらい事もあります。
スマホで撮影したい場合はスマホカメラ用のレンズが市販されている事もあるので、そちらの併用もオススメです。
・ウミウでもカワウでもないヤツが!図鑑があるとすぐ分かる!
今回はウミウとカワウについてご紹介していますが、他にも日本では「ヒメウ」という小さくて可愛らしいウの仲間が生息しており、生息地が被っていればウミウ、カワウに混じって観察する事だってできます。
そんなウ達の違いや突然のニューカマーへの疑問も図鑑があれば解決です。
小さいサイズの図鑑もありますので、気になる方は是非ご検討してみてください。
5,ウミウとカワウを観察する時の注意点について
生息場所に訪れる事ができれば発見はしやすい彼らですが、注意して観察しないと怖い思いをしてしまう事だってあります。
ここでは彼らを観察する時に注意すべきポイントについてご紹介させていただきます。
・絶対に大声で騒がない事!
ウの仲間達に限った事ではありませんが、野鳥は元々臆病で、大きな物音や見慣れない物を見付けると逃げてしまいます。
ひょうきんな見た目の彼らも大声で騒がれるとビックリして飛び立ってしまったり、水中に潜って隠れてしまい観察ができなくなってしまいます。
それに過度なストレスを与えてしまいますし、潜ってしまった個体は本来はしなくてもよかったのに羽を乾かさなくてはいけなくなって可哀想です。
私達人間も急にクラクションを鳴らされたり海やプールに突き落とされたらビックリするのと一緒ですので、静かに観察しましょう。
・絶対に餌を与えない事!
たまにバードウォッチングを趣味にする方の一部の人や特に野生動物に対して何も考えていない人が良い写真を撮るためや面白半分で餌を与える事がありますが、絶対に与えないようにしましょう。
餌をもらった個体は人間から餌をもらえると思い込んでしまい生き抜く力が低くなってしまいます。
また、中には人間から「強奪」する事を覚えてしまう個体もいます。無自覚な行動のせいで誰かが野生動物に襲われる状況を作らないためにも決して餌を与えないように注意しましょう。
・双眼鏡で太陽を見ない事!
小さいお子様ややんちゃ盛りな年頃だったりすると、双眼鏡でイタズラをしてしまう事があります。
この時太陽を双眼鏡で見てしまうと非常に危険であり、目に炎症が起きたり最悪の場合は失明する場合もありますので、双眼鏡に慣れていない同行者がいる場合は扱い方や、やってはいけない事を教えるようにしましょう。
・繁殖期やコロニーでの観察や撮影は短時間で済ませ、刺激しないようにする事!
ウミウは繁殖場所にクセがあるのでコロニーになかなか辿り着きにくいという面があります。
しかし、カワウは山中や川岸、池の近くの林などにコロニーを築く事があり、比較的訪れやすいです。
タイミングさえ合えば巣から雛がピーピーと鳴いて親鳥に甘える姿や、いつもは寡黙な親鳥が鳴き交わす貴重な様子を観察する事ができます。
この素敵な状況でずっと雛を見ていたい、親鳥を見ていたいという気持ちがあるかも知れませんが、彼らは「子育て中」です。
我が子の前では慈愛を絶やさなくても内心は結構ピリピリしています。コロニーの観察や撮影をする場合はなるべく短時間で済ませるようにしましょう。
また、大声を出したり巣にイタズラをするなど持っての他です。
普段は逃げていく親鳥も、可愛い我が子を守るために勇敢に立ち向かってきます。
80cmもの巨体が長く鋭いギザギザした嘴で本気でつついたり噛み付いたりしてきます。しかもコロニー内の親鳥全体が襲って来たら一溜まりもありませんし、最悪血塗れにされてしまいます。
くだらないイタズラなど決して考えないようにしましょう。
・フラッシュは使わない事
野鳥の中でも魚や小動物を狩るタイプの野鳥は視力がより優れている事が多いです。
撮影の時になるべく美しく撮りたい気持ちは分かりますが、フラッシュされた側はビックリしますしパニックになったり気絶してしまう事もありますので、野鳥を撮影する時はフラッシュを使わないようにしましょう。
6,ウミウ、カワウと人々との関わりについて
水辺で魚を獲る彼らと私達人間の関係性はかなり古くから続いており、新しい関係や問題を抱えながら現在に至ります。
そんな彼らとの関係についていくつかご紹介させていただきます。
・伝統漁法「鵜飼い」!
岐阜県岐阜市の長良川では伝統でありイベントとして鵜飼いが披露される事があり、暗い川で篝火を焚きながら鵜匠が数羽のウを操って川魚を捕まえます。
ウは非常に魚を捕まえるのが上手いため、次々とアユやオイカワなどを捕らえていきます。
ウの首にはヒモが付いていますがゆったりとしており、魚獲りの功労者であるウから全ての魚を奪うのではなく、大きなアユやウグイなどを捕った時にヒモにより喉で丁度つっかえるためそれをウに吐き出させます。
つっかえるほどの大きさではない魚はウの取り分となり、ウィンウィンの関係です。
この鵜飼いの歴史は古く、5世紀末頃には既に鵜飼いはされており、埴輪としてその様子が残り語り継がれています。
また、平安時代では貴族や武士の間で大人気の見世物となっていた記録も残っています。
・鵜飼いが助けた鎌倉幕府
鎌倉幕府と言えば源頼朝によって作られた事で有名ですが、長良川の鵜飼いがいなければ歴史が大きく変わっていたかも知れないのです。
かつて平治の乱で源頼朝と義朝は敗走を喫した事があり、東国に逃げる最中に義朝とはぐれてしまった頼朝は長良川の河畔を彷徨う事になってしまいました。
飢えに苦しみこれまでかと思っていたところ、長良川の鵜飼いの長だった白明という方が頼朝を家に匿い、自慢のウ達に捕らせた新鮮なアユの寿司を振る舞ってくれたそうです。
そのアユ寿司の美味しさと鵜飼い達の優しさによって飢えや疲れから回復した頼朝は右大将に昇進した際にお世話になった鵜飼い・白明の子を呼んで恩に報い、毎年アユ寿司を鎌倉に送るように命じたと伝えられています。
・鵜飼いが見られる場所は他にもある!
鵜飼いの有名所と聞かれれば岐阜の長良川というイメージが筆者にはありますが、実は他にも鵜飼いを見られる場所がいくつかあります。
富山県富山市の田島川では「売比河鵜飼祭」が開かれますし、山梨県笛吹市の笛吹川では「石和鵜飼」があります。また、京都府宇治市の宇治川、京都市の大堰川でも鵜飼いが行われています。
福岡県朝倉市の筑後川でも鵜飼いが行われていたようで、かつては「隋書」や「倭国伝」にも記され、実際に17世紀あたりまでは「徒鵜(かちう)」として行われていたそうです。
・日本画でも人気の野鳥!
ウが魚を獲る様子は当時の画家に好まれており、様々な作品が世に送り出されました。
熊斐作「ろじ捉魚図」もその1つで、ウが大きな魚を捕らえた様子や水中に潜る様子を繊細に描いています。
また、渓斎英泉は「木曽街道六十九次」という作品の中で「河渡 長柄川鵜飼」というタイトルで鵜飼いがウを使って魚を獲る様子をカラフルに描いています。
・最近は増えすぎて問題に!?
ウミウもカワウも餌を獲るのが上手いため、なかなか飢餓に陥って死んでしまう事はないようです。
その結果、カワウがかなり増えてしまい、養殖したアユや放流したばかりのサケやマスの稚魚を食べてしまう事が問題となっています。
対策としてカワウは狩猟の対象となってしまったようですが、よく似たウミウに誤射がないよう祈りたいものです。
・ウミウの繁殖地は天然記念物!
たくさん増えているカワウと違い、ウミウは一定の数を保っているようです。
ウミウの繁殖地として山口県にある「壁島」、福島県にある「照島」、新潟県にある「粟島」が重要な場所となっています。
それぞれ「壁島ウ渡来地」「照島ウ渡来地」「粟島のオオミズナギドリおよびウミウ繁殖地」として国の天然記念物に定められています。
・とうとうポケモンにも登場!
こんなにも古くから親しまれてきた野鳥でありながら何故実装されなかったのかと思っていましたが、とうとうウはポケモンとしてゲームに登場するようになりました。
その名も「ウッウ」です。ウッウはモデルとなったウ達とは違い、鮮やかな水色の羽とちょっととぼけた表情が可愛い鳥ポケモンの1種です。
その能力はバリバリ戦うタイプではないものの、持ち物や技を上手く組み合わせれば戦いにくい相手となります。
ウッウの特性は「ダイビング」という1ターンほぼ無敵となり、2ターン目で相手に攻撃をする技を使うと必ず獲物を咥えて戻ってくるという特徴があり、実際のウの生態をよく表しています。
しかもこの状態で攻撃を受けると相手に向かって獲物を発射!大ダメージを与える事ができるのです。
他にも相手の攻撃を堪えたり食い縛ったりしながらダイビングを連発していると何故か水中にはいないはずのピカチュウを咥えて戻ってくるという謎演出まであり、ピカチュウをウッウにぶつけられるとダメージ+マヒという厄介な状態に持っていかれる事だってあります。
今後もウッウが実装される事があれば、鳥好きポケモントレーナーさんは是非手持ちに咥えてみてください。
まとめ
今回はよく似た2種・ウミウとカワウ、そしてウの特徴や見分け方などについて皆様にご紹介させていただきました。
彼らは水辺に行けば比較的見付けやすく観察もしやすいため、バードウォッチング初心者の方にもオススメの野鳥です。
見分け方は慣れないと難しいかも知れませんが、ウのひょうきんな姿を見れば、きっと気になって仕方なくなるはずです。
また、ウは古くから私達と歴史を歩んできた隣人のように親しみ深い野鳥でもあります。現在まで鵜飼いの伝統技術が残っている事や様々な日本画の作品がそれを私達に教えてくれています。
泳ぎと魚獲りが得意なウの仲間達、その鮮やかなる漁の様子を観察したり、伝統文化に触れてみてはいかがでしょうか。